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「保守」に身を置く政治屋に共通する「想像力の欠如」

自民党の高市早苗政調会長が、「原発事故で死者は出ていない」発言を撤回、謝罪したそうだ。
「福島県の皆さんが私の発言によって大変つらい思いをされ、怒りを覚えられたとしたら、申し訳ないことだった」とのこと。
この、「何々だったとしたら」という言い回しが、果たして撤回となるのかどうか。
「自分は今でも間違ったことは言ってないと思うけれども、党の要職にある立場や、選挙前というタイミングや、福島県連など党の内部からの抗議などは無視できず、不本意ながら撤回するということにしておく」みたいな本音を嗅ぎ取っているのは自分だけではないだろう。

一ヶ月ほど前にも、この女は、村山談話を批判し、安倍政権の慰安婦問題への認識は、河野談話を踏襲するものではないとかなんとか、勝手な理屈を並び立てて、党内外からの批判を浴びていたっけ。
「支持率の高さ」を、勝手に追い風と捉え、言いたい放題が許されるという驕りに、真っ先にとらわれる愚かな政治屋。
こういうヤカラに、故郷を追われた人々の無念さや、苦しみ、悲しみ、怒りはわかるまい。
「想像力」というものが、最初から、致命的なほど欠如しているのだろう。
「保守」という立場に身を置く者どもには、この「想像力」が欠如している者が多いような気がする。
それは、その人間の持って生まれた資質による場合もあるのかもしれない。

前都知事の石原某を見ればわかるではないか。
自分は、ずっと以前から、この人物の持つ、ゾッとするほどの、人間に対する「冷淡さ」に、肝を冷やさずにおれなかった。
この男が発してきた数え切れないほどの差別発言の底には、「人間」全般に対する、絶望的なほどの「冷たい眼差し」がある。
そうは、思わないか。

●「ああいう人ってのは人格あるのかね」「ああいう問題って安楽死なんかにつながるんじゃないかという気がする」
(9月17日、重い障害のある人たちの治療にあたる病院を視察したあとの記者会見で)

●(空港に見送りにきた三宅村議11人に対して)「お前ら、都が推薦した人事をよく否決したな」
「おまえらバカかって。三宅島っていうのは本当にまとまりのない島だ」 (2000年9月2日、三宅島を視察後)
(注)都が推薦した村の助役候補者を9月1日の臨時村議会で否決ことに怒った石原が発言した。背景には噴火災害への東京都の鈍い対応に対する村議らの反発もあったと見られる。

●「責任は話し合いをけった反対派にある。(私は)こうした人を正当な地権者とは認めない」
「環境問題にかまけて、住民でもない人が、ちゃちな反対のための反対をしたって世間が許さない。」
(2000年10月11日の日の出町・一般廃棄物最終処分場強制収用をめぐって)
(注1)発端は八年前に近くの谷戸沢処分場で汚水漏れが見つかり、井戸水検査で汚染が判明したことに住民が不信を募らせたこと。しかし広域処分組合が汚水漏れを認めるまでに四年以上かかり、その後も住民のデータ公開要求を拒み続けた。問題をこじらせた責任は場所選定の妥当性、漏水対策等に住民が納得できるだけの情報を提供してこなかった行政側にあると言える。
(注2)都知事は定例記者会見で「住民側との話し合いが不十分だったのでは?」との記者の質問にブチ切れ、記者の質問をさえぎり途中で退席した。

●(国家・民族としての自覚を促すために)「だから、私は半分以上本気で北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のミサイルが1発落ちてくれたらいいと思う。」
(週刊ポスト2000年12月29日号)
「北朝鮮のミサイルが日本に当たれば、長い目で見て良いことだろうと思った。日本は外界から刺激を受けない限り、目覚めない国だからだ。特に北朝鮮のミサイルが核、生物弾頭を搭載するとなれば、日本がいかに無防備か理解するだろう」
(米紙ロサンゼルス・タイムズ2001年3月12日に掲載されたダボスでのインタビュー)

●(2001年5月25日の定例会見で、東京電力柏崎刈羽原発のブルサーマル計画への賛否をめぐり、新渇県刈羽村で5月27日に行われる住民投票で否定的な結果が出ることへの懸念を表明して)
「国家の存否にかかわる」
「投票にさらされることで計画が挫折すると、日本の産業経済は瓦解する」
(2001年5月28日、反対が過半数を占めた住民投票の結果を受けて)
「一部の反体制の人たちがたきつけて、日本をぶっこわしちゃおうということだ」
(プルサーマル計画に反対する声が出ていることについて)「わけの分からない理屈だ」
「日本の原子力発電所の管理体制は世界で一番」「東京湾に造ったっていいくらい日本の原発は安全だ」

●1960年10月の右翼少年による浅沼稲次郎・元社会党委員長の刺殺事件に対して
「こんな軽率浅はかな政治家はその内天誅が下るのではないかと密かに思っていたら、果たせるかな、ああしたことにあいなった」 (「文芸春秋」誌・2001年5月号に掲載された連載「わが人生の時の人々」にて)

●(報道陣から公費でのヨットレース参加の是非を尋ねる質問が出たことに対して)
「どこにそんな声があるの。県の依頼を受けて公務で来ている。ついでにヨットに乗って仕事を終えるんだ。がたがた言われる筋合いはない」などとまくしたてたあと「ぜひ宮崎へ来てくれと言うから、わざわざ来てやったのに。君ら(報道陣)が悪い。これは君らのせいだぞ。帰る」。「帰る、帰る」と大声で繰り返し会場をあとにした。残りの日程はすべてキャンセル。
(2001年7月8日、シーガイア視察を主目的とした出張中、「みやざき臨海公園」完成記念行事のヨットレース前夜祭の後)

ま、数え上げればキリがない。他の実例はここを参照していただくとして、この我儘で、未成熟で、単細胞で、ひとりよがり、傲岸不遜な男の貧しい精神の底流には、やはり、他者への不信、冷たい眼差しが確実にある。そして、こういう想像力が先天的に欠如した人物がいちばん惹かれるのは、「わが国家、民族だけが絶対的に正しい」とする、偏狭なナショナリズムなのだろう。

某大阪市長も、この某前都知事も、そういう意味では、非常によく似ていると言っていい。同じメンタリティを持つ者どうしが、磁石のN極とS極のようにくっつきあうのは、これは自然なことで、「日本維新の会」とやらのトンデモ政党の誕生に結びついたわけだが、ここにきて、分裂の危機を迎えているようだ。

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