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相変わらず「人気者」を担ぎたがる薄っぺら政党

今日の朝日新聞の中に、思わず脱力してしまった記事がある。

自民の顔に舛添氏待望論

自民党は7日、都内で全国幹事長・政調会長会議を開き、夏の参院選を控え、意見交換した。出席者によると、党執行部への苦言のほか、舛添要一前厚生労働相を「党の顔」とするよう求める声が相次いだという。

 非公開の会合では、都道府県連の幹部から「現在の執行部はまじめ。アピールが足りない。舛添氏は圧倒的支持を得ている。選挙で活用しない手はなく、副総裁という手もある」(石川県連)などの意見が複数出たという。

 党執行部も当初、舛添氏の選対幹部への起用を検討したが、舛添氏は「役職は受けない」と拒否している。谷垣禎一総裁は会合で舛添氏を念頭に「(執行部入りを)呼びかけたが、回答のない方もいる。ただ、狭い気持ちでやっているわけではない」と述べ、舛添氏に対する期待感をにじませたという。


相も変わらぬ「人気者を党の顔に」という「運動律」が、地方下部組織に脈々と現存していることに、呆れるほかはない。
「郵政選挙」の成功体験が、そんなに忘れられないのか。

今までも、某宮崎県知事を引っ張り出そうとしたり、小泉組を襲名した4代目を頻繁にTVカメラに露出させたり・・。
そして極めつけは「麻生太郎」だ。
麻生太郎がマスコミに「国民的人気がある」ともてはやされたその実態がどうだったのか。

こんな例がある。かつての「麻生人気」報道である。麻生太郎氏は2008年9月に自民党総裁、そして首相に就任する前後、新聞、テレビが頻繁に行なった「次の総裁(首相)にふさわしい人」調査で、自民党や民主党の有力者を抑えてトップに立った。漫画好きであることなどから、特に若者や無党派層の間で人気が高いという報道が繰り返し行なわれた。

「世論は麻生を支持している」というこうしたマスコミ報道に引きずられ、麻生氏が小派閥の長にすぎなかったにもかかわらず、「選挙に勝てる総裁」として自民党内に麻生支持が広まり、実際の総裁選では与謝野馨氏ら他の4人の候補を圧倒した。

 だが、発足当初50%程度あった内閣支持率はあっという間に低下し、翌年2月には10%台前半という、いわゆる「危険水域」をも下回るほど低水準に落ちた。そして、8月の総選挙では自民党は大惨敗を喫した。

 世論調査の結果に基づき、これが世論だとしてマスコミが盛んに報道した「麻生人気」。自民党は結局、世論調査に完敗したのである。

どこにも存在しない「世論」を乱発する新聞・テレビ「世論調査」報道の欺瞞(SAPIO 2010年3月10日号掲載)


そもそも、「舛添要一が国民的人気がある」とされていることの根拠はどこにあるのか?
検索してみたら、どうやら、以下の記事中にある、先月10日に行われた共同通信の「世論調査」に依拠しているらしい。

「舛添首相」期待感断トツ! 凋落自民希望の星

何のことはない、マスコミの得意技である「世論調査」自体を新たな世論形成の武器にするいつものマジックで、自らの既得権益を脅かす民主党を潰してくれそうな人物を、なりふり構わずプッシュしているだけの話だ。
「総理にふさわしい人物は?」という設問があったのかどうかさえ、僕は疑わしいと思っている。

当の舛添氏は「党の役職には一切つかない」などとうそぶき、野党の責任者として汗をかくことを拒否している。
こんな、薄情な人物に「党の顔に」なんて要請する地方幹部のアホさかげんに、本当にあきれてしまう。
マスコミのデッチあげた虚像に頼らなければならないほど、いつかの時点から、急速に内実が劣化していった結果なのだろうが。

さすがに温厚な谷垣テイイチ総裁でさえ、怒っているではないか。

谷垣氏、舛添氏に不満表明 自民県連などの待望論に

一部県連から、人気の高い舛添要一前厚生労働相の執行部起用を求める声が出たのに対し、谷垣禎一総裁は登用を検討したことを示唆した上で「電話をしてもつながらず、(事務所を通じ)『瞑想中なので会わない』と返答するような人に仕事を任せるつもりはない。おとこ気の問題だ」と不満を表明、理解を求めた。

瞑想中って、あんたは麻原彰晃かっ!と突っ込みたくなる。
このひとは、陽の当たる場所にしか出て行かない冷血漢である。
どうか、マスコミのヨイショや本人のパフォーマンスに騙されず、本当に総理にふさわしい人物かどうか、見極めてほしい。
ニッポン国民よ、賢明であれ!

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妻へのリスペクト

一緒にテレビを見ていると思ったのに、問いかけに返事がないのでふと見ると、ソファで寝入っていた。
タオルケットをかけてやろうとすると、腕に刻印された無数の内出血の青ジミが我が目を射る。
子供たちにひっかかれたり、掴まれたりした跡だろう。

出会ったときは、すでに保育士になって1年だった。
S学園は視覚障害児の施設。
彼女はそこで日々、奮闘していた。
僕は彼女と、闘争の場で知り合った。

熊本の在日韓国人青年が、留学先の母国、韓国でスパイ容疑で逮捕された。
1975年、朴軍事独裁政権下で起きた事件だった。
留学生に下された判決が、死刑。
すぐに日本で支援団体が結成され、僕と彼女が加わったのだ。

以来、三十数年、僕は彼女と人生を共に過ごしてきた。
いつも妻としての顔しか見て来なかった僕が、あるとき、彼女の職場へ行く機会があった。
そこで、十人ほどの自閉症児を相手に、一生懸命、遊戯を教える彼女の姿を見ることになった。

子供たちの誰ひとりとして、言うことをきかない。
あっちをウロウロ、こっちをウロウロ・・。
とても、収拾できる状態ではないところを、彼女は懸命にまとめ、集中させようとしている。

僕は、感心した。
とてもあんなことは、できない。
このときほど、妻を尊敬したことは、なかった。
そこにあるのは、今まで自分が知らなかった、職業人としての妻だった。

腕の青ジミをさすってやって、タオルケットをかけた。
「お疲れさま」
そう声をかけても、彼女は寝息をたてるだけだった。



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未分類 | コメント(1) | 20100409041449 | 編集
172|N_navi|20100410002001

死刑囚のお仲間か。クワバラクワバラ
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