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若林切り-青木不問に加担する「天声人語」氏

与謝野離党ー平沼新党合流をきっかけとして、いよいよ、自民党の液状化が本格化してくる。
ものごころついたときから、この国の与党として君臨し、支配してきた政党が臨終のときを迎えようとしていることに、さすがに感慨深いものがある。
それは昭和を彩った芸能人が逝去したときに抱く感慨に似ていなくもない。
確実に、「昭和」が遠のいていくという意味において。

もともと「与党であること」のみが唯一の結集軸だった党が、与党でなくなった場合、目的も方向性も見出せず、ただ与党の敵失に乗じながら漂流している今の姿は、昨年夏の「下野」の時点で予想できていたことだ。
細川政権のときでさえ、あれだけの離党者を出したくらいだ。
あの当時の勢力とは比べ物にならないほどに微弱な今の自民党が、衰微ー消滅の坂を転げ落ちていくのは、水が高いところから低いところに流れるように自然なことだろう。

若林議員の「偽装投票」事件も、そのような自民党の現状から導き出された一現象と見るべきかもしれない。
こういう重大な違反を気軽に行ってしまうところに、展望を見失ってしまっている党の、「投げやり」さを感じてしまうのは、僕だけだろうか。

この「事件」について朝日の天声人語には、このように書かれている。

(前略)この緊張感のなさにはあきれる。(略)参院の定数242で全国の有権者を割れば、一つのボタンは約43万人の民意を乗せている厳粛な装置である。隣には同じ自民党の青木氏の席がある。青木氏は途中退席したが、高校無償化の法案など10件について、代わりにボタンを押した。青木氏はあずかり知らぬことで、若林氏いわく「魔がさした」のだそうだ。


どうも、この文章は腑に落ちない。
いや、この天声人語氏に限らず、このことを報じているマスコミぜんたいにも思うのだが、若林氏だけを責めて、青木氏に追及が向かわないのはどうしてなんだろう?
採決のボタンを「約43万人の民意を乗せている厳粛な装置」とするならば、その採決時に退席する青木氏の、「民意」をないがしろにしたような態度を、「天声人語」氏は批判しないばかりか「青木氏はあずかり知らぬこと」と庇っているともとれる表現をするのはなぜか?

若林は「魔が差したとしか言いようがない」などと言い訳していたが、納得いかないのは、採決直前に議場を離れ、隣席の若林に「偽装投票」の“スキを与えた”青木幹雄前参院議員会長(75)が、不問に付されていることだ。
若林氏は環境相、農相などを歴任。夏の参院選で改選を迎えるが、公認会計士で長男の健太氏(46)に地盤を譲り、すでに今期限りでの引退を表明していた。
「要するに、クビを切りやすかったのです。任期満了まで6カ月を切り、公選法の規定で辞めても補選は行われません。同じく改選を迎える青木氏は、民主党新人で地元民放の元アナウンサー・岩田浩岳氏(34)との厳しい選挙戦が予想されています。問題が長引けば、相手候補に攻撃材料を与え、青木氏にもトバッチリが及びかねません。問題発覚の翌日に議員辞職させた執行部のスピード決着には、かつての“参院のドン”への配慮が見え隠れします」(自民党関係者)

青木幹雄よ お前も辞めろ!ゲンダイネット


かつての”参院のドン”への配慮が見え隠れしているのは、自民党執行部だけではなく、「天声人語」氏もそうだろう。
もし、小沢一郎氏が青木氏のように途中退席している間、隣の議員が「偽装投票」を行ったら、こんな「配慮」どころか、どんな徹底的な叩き方をするか想像できるというものだ。
落ちてゆく一方の政党の意向を、同じく落ちていく一方の大新聞が忖度し有利に持っていこうとする。
そういうタッグマッチを見せられることには、もう、うんざりだ。

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未分類 | コメント(2) | 20100404023950 | 編集
166|エクリヴァン|20100404101119

おっしゃる通りですね。新聞もテレビも児戯に等しい若林「代理投票」に批判を集中させていますが、本会議の採決直前に議場を出て行った青木幹雄氏の行動を不問に付している(退席の理由は喫煙のためだとか、友人に会うためだとか、いろいろ言われているが、どちらにしても議員として不届きな行為であり、議員失格、辞職にも値する行為であることに間違いはないでしょう)。
もっと青木議員の行動を問題にして当然と思うが、私の知る限り、このことを明確に指摘したのは、なんと「報道ステーション」の古館キャスターだけであった(これにはびっくり)。
167|新聞|20100404230435

いまや落ち目e-270の朝日新聞ごときv-31の存在なのに、まだ偉そうに「天声人語」と名乗って、「トホホe-447」なコメントとは・・・。

「夕刊紙ごとき」と言われたこともあった日刊ゲンダイ。そのインターネット版の「ゲンダイネット」が「正論i-206」を吐くとは・・・。
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