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普通のことが絶賛されなければならないこの国の不幸

昨日は途中で中断させたために、誤解を受けたようだ。
昨日のエントリは、ただ小沢氏を例として挙げただけで、決して小沢一郎氏を批判したものではない。
たとえば日々坦々様の、労作ともいえる素晴らしい このエントリに明らかな小沢氏の言動に対して、大変深く同意している。
言いたかったのは、ひとりの人物を極端に称揚して、あまりいい結果を生み出していない歴史上のいくつかの事例を、常に教訓として胸のなかに置いておかなければならないということだ。
小沢氏の言っていることは、実に当たり前のこと、普通のことなのだ。
ところが、半世紀にわたる一党独裁体制のせいで、この国には、さまざまな「普通でないこと」が「普通」とされてきた。「普通」のことをしようとする政治家が「普通でない」とされる転倒した社会になってしまった。
「普通」のことをしようとする政治家が「稀有」であり「奇跡」であることを考えると、この国を蝕んでいた病がどれほど深いものであったか、ため息をつく思いだ。
ともあれ、政治家にしろ、ジャーナリストにしろ、その「人」を称揚しすぎることのなかに、真実を見誤る因子が隠れていることは、常に肝に銘じておかなければならないと思う。
「人」には厳しい視線を注ぐべきだろう。

★赤旗の思い出★

親父の職場の組合関係で、小学校高学年から高校にかけて、実家は赤旗の日曜版のみをとっていた。
しかし、もっぱら読むのは僕だけで、親父が赤旗を広げているところを、ついぞ見たことはなかった。
親父に言わせると、「あれが良くなかった」ということだ。
感受性の強い、なんでも影響の受けやすい年頃だったので、このことによって後年の僕の思想傾向が決定してしまったことは、自分でも認めざるを得ない。

反自民や反権力、反戦意識は、この赤旗日曜版を読むことによって培われたと言っていいだろう。
折りしも世の中は学生運動の嵐が吹き荒れていた。
10・8羽田闘争、10・21新宿騒乱、そして東大安田講堂での攻防戦・・。
日本共産党は彼らを「トロツキスト暴力集団」であると、口を極めて罵っていたが、中学生の頭では、どうして同じ反戦勢力が非難しあうのかということまではわからなかった。
だから、その答えを見つけるためにいろんな本を読み漁った。
そして、新左翼運動に関わっていくことになるのだが・・。
ともあれ、赤旗がなければ、潜在意識下に強いナショナリズム傾向を持つ自分のこと、ガチガチの右翼になっていたかもしれないなどと思うことがある。
良くも悪くも、プロパガンダの最大の武器として、新聞の持つ威力というものを感じざるを得ない。


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未分類 | コメント(4) | 20100328001704 | 編集
158|はら|20100328010023

もしも私のコメントを読んで「誤解を受けた」と感じたのでしたら違うと思います。

ブログの文章を「小沢批判」とは受け取ってはいませんので。

何でも「小沢は正しい」と言うスタンスで「盲目的」に信じているように感じられる文章を発信しているように見える方々が沢山いるように感じるので「小沢教」と表現したのです。

完全無欠の人間なんているはずはないのに「崇拝」している?と感じられる方々、「そうだそうだ」と賛同してはかりのブログやコメントを書く方々がたくさん目につくのです。

是々非々で考えるのが間違いなさそうだと考えています。

長文失礼しました。
では。
159|SS|20100328215610

はじめまして。数々の小沢語録を見ていましたが本当に真っ当で当たり前の事を言っています。これを理解できない人達がそもそも不思議ですし、政・官・民・マス、全てから真っ当な対案が出てこないのも不思議です。今まで出てきたのは陰口と文句だけですね。議論に耐えうる対案を出せないなら発言する意味すらないと思います。それが出ないことが日本の「不幸」だと感じました。
160|eiji008|20100328232343

>はら様

あ、いえ、数通の小沢批判派からのメールが来ましたもので・・・。
はら様のお考えは、基本的に私と同一だと思います。
161|はら|20100329005544

実は先程すべてのブログを読み終えたところです。

感想は「自らの環境や思想遍歴を乗り越えて自分自身の頭で物事を考える事の出来る方の文章だな」と言うものでした。

なかなか出来ない事だと思います。

私は「自分の頭で考えたい」と思うのですが自分も所詮、時代の子であり時代の影響から逃れて自分自身の頭で考えるのは大変難しいなあと感じています。

マスコミは国民に判断材料だけ提供してくれたらいいのに「本当に知っておくべき事は伝えずに情報操作が目立つ」ように感じています。

ですので貴殿のブログ等のネット情報が貴重な情報源となっているのがこの国の現状なのだと思います。

またまた長文にて失礼します。

繁忙期でお疲れのところにブログ更新は大変ですね。
では。
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