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「職業」としてのジャーナリズム

先日、上杉隆氏を批判したら、かなりな反響があった。
僕自身は、取りたてて、このひとがどういう言動をされようが、さしたる興味はなく、たんに「失望した」に留まっていたのだが、ご本人とそのファンから、いかにも「捏造者」のごとく言われては、黙っていられない。
「汚名は雪がなければならない」というのは、もしかしたらこの国独特の風土からくるものなのかもしれないが、どうも僕はそのユングが言うところの「集合的無意識」から自由でないのかもしれず、妙にこだわってしまうところがある。
そもそも、上杉氏を誹謗し、あらぬ話で陥れなければならない理由は、僕のなかでは皆無であり、そうしなければならない事情も必然性もない。
純粋に、皮肉げに(見えました)鳩山政権を批判し、番組の流れに沿ってこきおろす氏の言葉に不快を覚え、その感想をtwitterで述べたに過ぎない。
そういう一庶民による「感想」を著名人が訂正要求してくるのには驚いたが、そう来るのならばこちらも、取るに足らない、拙い自分のblogで反論するしかない。
そういう意味で書いたのが一昨日の自分のエントリだ。
ただひたすら、「僕はデマゴーグではない」と言いたいための、個人的理由によるエントリと決め付けていただいても、何の差支えもないものだ。

それに対して、いろいろな意見があり、もちろん、賛同してくださった方のほうが多かったが、なかには上杉氏擁護のものもかなり、あった。
中でも、このポッドキャストを聴いて、誤解を解いてくれというものが、少なからずあったので、ここにリンクしてみる。

生方議員復権について「こうなることは予想されていたこと」上杉隆

聴いてみて、まず思ったのは、「この内容を、ワイスクで言って欲しかったな」ということだ。
それならば、僕が不快も反発も覚えることなく、依然として上杉氏のことを高評価していたに違いないだろう。
バイアスがかかっていることはわかるが、たとえば郷原氏は「サンプロ」のような番組で、番組の流れを断ち切るかのように、検察の欺瞞を暴いた。
まあ、マスコミの片隅にでもメシの種を見出さなければ生きていけないフリージャーナリストとヤメ検弁護士を比較するのも、酷というものなのかもしれないが。

意見をいただいた人の中に「与党やマスコミに肉迫して、嘘のない情報をゲットできる上杉氏のような存在は貴重だ」ということを言う人がいた。
僕も、そうだな、と思う。 全否定してしまえば、せっかくの貴重な情報も、引用すらできなくなってしまうだろう。
だから、上杉氏個人への評価と、彼が提供する情報とは、区別することにした。
その言動が、いったい、どういうスタンスから繰り出されるものなのか、忖度することはやめようと思う。
重要な問題は彼個人にではなく、彼が齎す(であろう)情報そのものにあるのだから。

しかし、このポッドキャストを聴くかぎり、上杉氏と自分との大きな隔たりを感じずにはおれない。
このひとは、あきらかに、「ニュース」を面白がっている。
しかし、その反対に僕は、「ニュース」を憂えている。
この違いは大きいだろう。

「職業」として、取材や記事執筆するひとの限界を、ここで容易に確認できるのだ。

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未分類 | コメント(2) | 20100325023900 | 編集
152|-|20100325194536

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153|bamboocchi|20100325205450

はじめまして。いつも更新を楽しみにしています。私も昨日世に噛む日々さんにTBSラジオの様子をお送りしようななと思ったのですが、コメント欄に既に貼りつけた方がいらっしゃったのでやめました。どのようにご自身の中に落とされるかなぁと思っていましたが、早速の更新ブログを読ませていただき、とても私に近いものを感じてホッとしました。それで、早速ですがメールさせていただいています。私はそのネタを23日のゲンダイ的考察日記で知りましたが、実際に聞いてみて、あまりの悪質な内容に吐き気を催したのです。そこで思ったこととは、つまり、私たちはテレビの番組を見ていると思っているが、実は見ている私達を番組制作者達が向こう側から見て楽しんでいるホラー番組みたいなものだったんだ、そんなことを思ったのです。そうでなければ、こんな茶番はありえないし、私達の貴重な時間を無駄にするし、私達の怒りや、憤懣を見て明らかに楽ほくそ笑んでいないかと。私たちは新聞とテレビのおもちゃになってしまっったのではないでしょうか?ハッキリと言えることは、私達が今すべきことは、ひとりでも多くの人に新聞をとることをやめさせること、ひとりでも多くの人にテレビのニュースやワイドショー的番組や政治番組を見せないこと。大手配信のインターネットのニュースを信じさせないこと。それしかないんだと思います。全ては虚構なんだと、訴えることからからしか始まらない気がします。初めてで、お気に障る点がありましたらお許し下さい。
これからも頑張って下さい。陰ながら応援させていただきます。
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