「保守」を名乗り、「市民団体」を装った反動似非右翼が、言いがかりのような「刑事告発」をし、あらかじめ打ち合わせていたように、検察当局が受理する。あらたな「民衆弾圧」の「ひな型」として、この形式が定着していくような気がする。それは、小沢一郎氏にかけられた理不尽な検察審査会による強制起訴攻撃から始まったと言っていいだろう。
小沢氏は、いうまでもなく「政権交代」の最大の功労者にして、その象徴だった。今、「反原発運動」の象徴といっていい、ひとりの俳優が、同じ形式で「刑事被告人」にされかかっている。象徴を罰することで、後に続く者への「見せしめ」とする。全国的な盛り上がりを見せてきた反原発運動に対する権力の「恐怖」は、相当なものがあるのではないか。
山本太郎、佐賀県庁侵入容疑で告発される!「何があっても覚悟している」収入は以前の10分の1…覚悟の闘い
俳優の山本太郎が、佐賀県庁への建造物侵入容疑で京都市在住の行政書士に告発された件に関し、ツイッターでコメントを発表した。
このたび山本を告発したのは、京都市に住む27歳の行政書士の男性。7月11日に玄海原発の再稼働に反対する抗議活動の中で、佐賀県庁に突入し嘆願書を手渡した山本の行動に対し、告発状を郵送したことを、自身のブログで告白していた。ブログには、告発文も掲載されており、「被告発人のような過激なものを野放しにせず、厳重な処罰が行われるよう、速やかに捜査に着手することを求める……(中略)」という内容となっている。この男性は、今月21日付のブログで佐賀地検から告発状を正式に受理したという連絡を受けたことを発表。一部報道でも、「山本太郎が、佐賀県庁への建造物侵入容疑で告発」という一報が駆け巡った。
報道を受け、山本は、自身のツイッターで「告発なう?(笑)何があっても覚悟してるよ。それが闘うって事でしょ。僕の事は自分で決着つけるから心配しないで。皆は不条理を押し付けられている人々に引き続き手を差し伸べて下さい。そしていまだ甘い汁を吸い続ける権力への監視も!m(_ _)m(原文ママ)」と、真正面から闘う姿勢をみせた。山本は、3月11日に起きた東日本大震災による福島第一原発での事故以来、反原発運動に精力的に参加。今月19日に行われた脱原発パレードにも参加し、東京・代々木公園で「いま、生き延びるためには原発を一斉停止するしかない」と語りかけた山本は、「本当のことはテレビ、新聞で流れない、そのために声を上げましたが、収入は今、十分の一です」と事務所を辞めたあとの現状を語りながら、「いま立ち上がる大人、本気の大人、そういう人たちがひとつになる必要があると思う」と訴えた。彼に賛同している人に与えたショックは大きかったようで、ネットでは「見せしめ告発としか思えない」「山本太郎を救え!」というツイートが早くも拡散され始めている。告発文を受理した佐賀地検が、山本を起訴するかどうかはまだ分からないが、これからの動きに注目したい。(
山本太郎氏らを佐賀地検に告発しました(ブログ京都党をまじめに考える会)
7月11日に反原発団体が佐賀県庁に「突入」(マスコミの表現)した事件がありましたが、ご記憶にございますでしょうか?「突入」した人物の中に俳優の山本太郎氏がいたことで、大きく報道されました。
このニュースを見て、私は大変な怒りを覚えました。少し前に同じようなことをやった在特会が摘発されたのは記憶に新しいところですが、本事件では捜査機関が捜査を着手したという報道もなされていないことから、7月14日に佐賀地検に告発状を郵送しました(7月22日に一部訂正した告発状と証拠も補充して再送しました)。
「告発状を速やかに受理し、同封致しました告発状副本に受理印を押印して、告発人住所地まで遅滞なくご返送頂きたくお願い申し上げます」という添え状を付けたのですが、未だに受理印を押印した副本は私のもとに届いておりませんので、告発状が受理されたかどうか不明です。
佐賀地検から一度電話がありましたが「あなたが告発状を提出されたことに間違いありませんか」「告発状は警察など他の捜査機関にも提出されていませんか」という事実確認のみで、「受理するかどうか検討中」とのことでした(ちなみに告発状は検察のみにしか提出していません)。
佐賀地検から電話があった日から既に約1ヶ月経ちましたが、未だに捜査が開始されたという報道はなされていません。やはり、私は腰が重い検察を動かすためには「地域政党京都党 代表村山祥栄」の名前で告発するのが一番ではないかと思料します。京都市とは一切関係ない事件ですが、わが党の代表に告発への協力を要請したいと思います。
以下、告発状に記載した告発事実の全文です。
反原発団体の構成員・支持者である被告発人は平成23年7月11日、佐賀県庁前で玄海原発2・3号機の再稼働に反対する抗議活動を展開した。
被告発人は原発再開反対の請願書を佐賀県知事に渡すために佐賀県庁に立ち入ろうとしたが、管理権者である佐賀県は「庁舎管理の面から制限せざるを得ない」として県庁の正面玄関を含む多くの出入り口を封鎖する措置をとり、被告発人の県庁立ち入りを明白に拒否した。
こうした県庁の対応に反発した被告発人は県職員と押し問答の末、被告発人は管理権者の意思に反して県庁に侵入した。
県職員はバリケードを築いて被告発人の侵入を必死に防いだ。被告発人の中には警備員を羽交い絞めにする者もいた。
結局、被告発人は知事との面会はかなわず、県民ホールで原子力安全対策課の職員に請願書を手渡し、立ち去ることとなった。
このような被告発人の所為は憲法が保障する表現の自由から著しく逸脱するものであり、法治国家として是認できるものではない。県職員(とくに女性職員)の中には被告発人の本件所為に畏怖したであろうことは想像に難くない。
本件事件が発生してから相当な期間が経過しているが、未だに被告発人を被疑者とする捜査が行われているという報道はなされていない。従って、被告発人のような過激な者を野放しせず、厳重な処罰が行われるよう、速やかに捜査に着手することを求めるため、敢えて告発に踏み切った次第である。
2011-09-21 19:34:07
告発状受理の件
俳優の山本太郎氏を含む反原発団体の構成員・支持者を佐賀地検に告発した件について、先日、佐賀地検から電話があり、告発状を正式に受理した旨の連絡を頂きました。
これを受けて、マスコミ各社に情報を流したところ、共同通信、朝日新聞、読売新聞から電話にて取材を受けました。
尚、マスコミ報道をご覧になられた方から多数のコメントを頂いておりますが、今回の告発は「地域政党京都党」は一切無関係です(告発について党への協力要請は行いませんでした)。または私は「地域政党京都党」の末端の党員です。本ブログも個人的に開設したものです。このことをよくご理解して頂きたいと思います。