ブックマーク
プロフィール


秦映児です

秦映児の私的ブログ 
平らかなるまどろみ

秦映児の他ブログ
検索フォーム
【死の町】毎日記者が鉢呂大臣をトラップにひっかけた【放射能つける】

 鉢呂経産大臣の「死の町」発言が問題になっている・・ていうか、無理やり問題にされてしまっている。全マスコミこぞって、「死の町」を恰も「死の町ではない」かのように強弁したいらしいが、日夜、人を死に至らしめる放射能を放ち続ける「破れ原発」がある地域を、「死の町」と言わずしてなんと呼べばいいんだ。「綺麗ごと」はいい加減にしろってんだ。てめえらもそう認識している筈の「死の町」を、なにゆえ、そうではないかのように繕うのか。

 きっと、そこに住んでいた人々の中にも、故郷が「死の町」になってしまったと思っている人が多いはずだ。もう帰れないだろうと、怒りと諦念の混じった複雑な気持ちで、思い定めている人も多いはずだ。そこをきちんと、現実に即した論調で、冷静に報道するのが、ジャーナリズムのつとめではないか。あそこを「死の町」にしてしまった者は誰か。電力会社や官僚や国家、そしてマスコミ自身ではないか。そのことをボカすために、鉢呂大臣個人の資質の問題にスリカエている。まさに腐れマスコミの面目躍如といったところだろう。

 想像するに、「原発ゼロ指向」「TPP慎重派」である鉢呂氏を、既得権益死守グループの一員である腐れマスコミは、何か隙あれば追い落としてしまおうと手ぐすねひいて待っていた。そこに、この「失言」だ。当たり前の言動を「問題になりそうだ」と「問題化」するのは、腐れマスコミの常套手段だ。官の意を汲んだこいつらは、政治家の発言の揚げ足を取り、ときには挑発さえしながら、「失言」を引き出し、次から次へと辞任に追い込んできて、政治を停頓させてきた。腐れマスコミこそ、「亡国の徒」であると断言して間違いはないだろう。

 しかし、「死の町」だけではさすがに無理があると思ったのか、腐れマスコミは、鉢呂氏が防災服を毎日新聞記者なすりつけて、「放射能つけた」と言ったということを、各紙一面トップで報じた。わがニッポン国「ジャーナリズム」の、この眩暈がしそうなほどのレベルの低さはどうだろう。小学校の学級新聞並だと言ってしまえば、小学校の学級新聞に失礼だが、金を取って読ませるレベルのものでないことだけは確かだ。

tsuketa.jpg

 しかも、本当に、鉢呂氏がこのようなことを言ったかどうかさえ、怪しい。各紙の「表現の違い」を明示してくださったツイートを見かけたので、ここに紹介しよう。

@kaori_sakai 毛ば部 とる子
こんな短い言葉の失言なのに、各社でこうも違う。⇒NHK「放射能うつった」朝日「放射能つけちゃうぞ」読売「ほら放射能」産経「放射能うつしてやる」毎日「放射能つけた」東京「放射能うつしてやる」日経「放射能つけようか」

http://twitter.com/#!/kaori_sakai/status/112222657042333696kebabu.jpg

 
これは明らかに「伝言ゲーム」だ。元になる記者の体験が、口から口へ、こういうように広まっていったとみて間違いはなかろう。そしておそらく、鉢呂氏はトラップに引っかかったと僕は見ている。「死の町」発言を問題化しようとして共同通信が報じたが、ネットその他で「それの何が問題なの?」という声が大きくなったため、あわてて、毎日の記者が鉢呂氏に挑発して「失言」を引き出したということではないか。

 @568568568 ボウハチ
記者「大臣(作業服)着替えてないんですか」⇒大臣「今福島から戻ったばかりだ、そんな暇ないよ」⇒記者「じゃ福島の放射能ついたままですか」⇒大臣やや怒って、一歩近づいて「それがどうした? 放射能つけてやろうか?」

http://twitter.com/#!/568568568/status/112300909110894592
trap.jpg


 ま、上のツイートはソースが明示されていないので、真偽のほどは定かではないが、こういうことがあって不思議ではないと思う。政治家や閣僚を批判するのはいい。しかし、軽んじることはどうなのか。政治家と一般民衆は、実は、一体不可分のものだ。政治家は有権者の代表だからだ。それを恰も対立するかのような構図をつくりあげ、民衆を政治不信のアリ地獄へ導いてきたマスコミの罪は重い。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
今日も一票、お願いします。

 そして、情けないのは、そのマスコミの尻馬に乗り、自分で自分の首を絞める政治家の存在だ。野党自民党はもとより、与党民主党のなかにもその手のヤカラは存在する。政治家は、ここは一致してマスコミと対峙すべきだ。「政治家を軽んじるのもいい加減にしろ」と強く主張すべきだ。いつまでも「『失言』→辞任」のくりかえしで、政治を停頓させ、その結果一番バチをかぶるのは、ニッポン国民である。

mascomi.jpg



【送料無料】リアルタイムメディアが動かす社会


リアルタイムメディアが動かす社会


TwitterやSNS、動画中継サイトなど、リアルタイムメディアの第一線で活躍する講師陣による、「市民運動」「検察」「震災」「原発事故」「ジャーナリズム」「民主主義」をめぐる今、一番濃い講義録。

はじめに(江下雅之)/第1講 市民運動とリアルタイムメディア(八木啓代)/第2講 戦場とリアルタイムメディア(常岡浩介)/第3講 原発事故報道と「記者クラブ」問題(上杉隆)/第4講 リアルタイムメディアが拓くジャーナリズムの新たな可能性(岩上安身)/第5講 メディアとしてのネットワーク(すがやみつる)/第6講 若者とリアルタイムメディア(渋井哲也)/第7講 検察問題、震災・原発問題とメディア(郷原信郎)/第8講 リアルタイム報道とメディア(津田大介)







関連記事 [未分類]
未分類 | コメント(-) | 20110910155243 | 編集
     © 2017 世に噛む日日  Designed by 意地天