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ドロボー電力会社よ、カネ返せ!



 お恥ずかしい話、「残高不足」ということで、再度の引き落としをするので口座に入金するよう要請する九州電力からの文書が届いた。すぐ、銀行に行って入金を済ませたが、目の玉が飛び出るほどの額。大汗をかいて得た昨日一日分の稼ぎが、藻屑となって消え去ってしまった。

 我が家には4台のエアコンがあり、真夏ともなると子供たちの部屋の2台はいつもフル稼働、リビングの1台も節約しつつ、暑さに我慢できなくなって、結局はつけてしまう。熱帯夜が続く毎日、寝室のエアコンも2時間のタイマーをかけて運転させ眠るが、切れると暑さに眼が覚め、また2時間のタイマーをかけて運転させるくりかえし。

 高い電気代を払わねばならないのは、そういう、暑さに耐え切れない自身のだらしなさのせいだと、今まで、なんとなく思わされてきた。しかし、福島第一原発事故が、今まで隠され、晦まされてきた「電気」にかんする真実を、われわれに可視化するきっかけとなった今、以下のニュースなどに触れると、腹立たしい思いでいっぱいになる。

東電の料金、高めに原価設定か 経営・財務調査委が指摘
東京電力の資産の実態などを調べる政府の経営・財務調査委員会(委員長・下河辺和彦弁護士)の6日の会合で、同社の電気料金の原価を過去10年分調べた結果、見積額が実績を常に上回り続けている項目があったことが報告された。調査委は、電気料金を必要以上に押し上げていた可能性があるとみて詳細を調べる。

 調べたのは、家庭向けの電気料金を算定する際の「総括原価方式」。人件費や燃料費、修繕費など1年間にかかると想定する原価に、必要な利益を上乗せして料金を決める方法だ。

 下河辺委員長は会合後の記者会見で、「見積もったコストより実際はかかっていないものが多い。10年間分を累積すれば、(その差は)看過できないものになっている」と指摘。原価算定が妥当だったかを、さらに検証する考えを示した。

 
電気事業法によると、電力各社は、電気料金を決定する際に、コストに一定の利益率を上乗せする優遇措置を与えられている。コストをかければかけるほど、儲けが大きくなっていくという仕組みだ。つまり、利益率を3.5%とすると、経費に一兆円かけたら、350億円儲けても良いということになる。

 一般の企業ならば、コストを削減することで利益をあげようとするわけだが、電力会社は、コストをかけることで利益をあげようとするわけだ。だから、巨額なコストを必要とする原発を、次から次へつくってきたというわけだ。

 宣伝・広報に巨額の経費をかけられるのも、その仕組みがあるからだ。原発のCMなどに駆り出された文化人やタレントに支払うギャラが、一説によると500万であるということもうなずけるというものだ。この「総括原価方式」が、大々的な「原発安全キャンペーン」を支えたと言って良いだろう。

 つまり、収奪されてきた、僕らが泣く泣く払う電気代の一部が、さらにコストの原資とされ、新たな利益を生み、また、電気代に跳ね返ってくるというわけだ。電力各社にとって、僕ら消費者は、尻尾を振りながらカネをくわえて走り寄ってくる、頭の悪い番犬のようなものだ。鵜飼の鵜のようなものだ。

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 その結果、世界でも類を見ないほど、馬鹿高い電気料金を払わされ、挙句の果てに、爆発した原発から飛散する放射能によって、命を損なう可能性の只中に置かされているのだ。これほど、コケにされた存在など、人類史上でも稀なのではないか。

 僕らはもっと、怒ったほうがいい。電力会社の独占は、絶対に許してはならない。解体させなければならない。子ら、孫らの未来のために。

 
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山奥の渓谷に人知れず造られる揚水発電ダム。それは広大な土地を水没させ、貴重な動植物の生息地を奪う。ダムは川の流れを分断し、水質汚染や地震など多くの問題を引き起こす。大きな犠牲を払って造られる揚水発電というシステムは本当に必要なのだろうか?素朴な疑問を出発点に、推進する側の論拠を丁寧に検証してゆくと、そこから日本の電気料金全体のからくりが見えてくる。著者は、現在進行中の世界全体のエネルギー業界の変化を踏まえつつ、新しい潮流である自然エネルギーの可能性を提示する。



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