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震災対策も津波対策も何もかもうっちゃった末に強行された泊原発再稼動の暴挙

まるで、あの人類史的に破滅的な事故がなかったかのようだ。
可愛いわが子を被曝させた、あるいは、被曝させ続けているかもしれない、そんな親たちの不安や戦(おのの)きなど、「知ったこっちゃない」とでも思っているのだろうか。

そんな下々の者どもの苦悩に、つきあっている余裕はないと言いたげに、経済産業省や電力会社や「原発ムラ」の住人たちは原発再稼動に突っ走り、ついには強引に北海道・泊原発を再稼動させてしまった。、

「このまま、一基も原発が稼動しなければ、『脱原発』が既成事実化されてしまう」ことへの焦りは、まず先鞭をつけたかった九州・玄海原発での「大失敗」によって、ますます拍車がかかったようだ。

九州のように悠長に住民とのコンセンサスを得る「フリ」をする余裕は、もはや、なかったのか。「まず再稼動ありき」で暴走するサマは、彼らの危機感の大きさを示して、余りあるものだ。脱原発への大いなる流れに、髪振り乱して抗する姿の浅ましさには、言語に絶する思いを禁じえない。

高橋はるみ北海道知事は、一度は経済産業省に「盾つくフリ」をしてみせたが、そこは佐賀県知事や玄海町長がやったのと同じように、出来レースのパフォーマンスでしかなかったのは明白だ。

(第一、知事の後援会長は、北電の元取締役だというではないか。自身も経産省の官僚出身だし。九電の社員で、玄海原発PR館の館長だった父親を持つ古川佐賀県知事が想起される。所詮、知事なんてものは、こんなヤカラどもばかりなんだ)

高橋知事が稼動容認の根拠として「最終検査に経済産業省原子力安全・保安院だけでなく、原子力安全委員会を関与させた政府対応に関し『二重チェックは評価できる』」と述べたらしいが、原子力安全委員長の出鱈目、違った、斑目氏によると、「自分らはやってないよ、保安院にチェックを丸投げしただけだよ」とうそぶいている。

それは、以下の映像で、はっきりと証明されている。「二重チェック」などということは虚構に過ぎないということがわかる。



北海道電力の泊原発3号機の営業運転再開に関し、内閣府の原子力安全委員会は11日、「法的に判断する立場にはない」として、事実上承認した。
 
泊原発3号機は、今年の1月に定期点検に入った原子炉で、福島第一原子力発電所の事故直前の3月7日から、定期点検の最終行程にあたる調整運転を続けていた。
 
今回の営業運転再開は、経済産業省の意向を受けたもので、8月8日、北海道電力が保安院に対して申請を行い、8月9日と10日の2日間、経済産業省原子力安全・保安院によ­る総合負荷性能検査が行われた。
 
11日の安全委員会では、保安院から「技術上の問題はない」とする報告を受けた後、10分程度の質疑が行われただけで、事実上、営業運転を承認。班目委員長が、「定期点検­については、規制機関である保安院が行うもの」として、安全委員会として独自の見解は示さなかったことから、会場は騒然。傍聴していた市民らからは「安全委員会には二重の­チェックを行わないのか」「きちんと審議して、独自の見解を示すべき」といった怒号が飛び、班目委員長は途中退席。予定していた審議を残したまま終了した。泊原発3号機は­、他の原子炉の運転再開の要件となっているストレステストは行われていない。
 
福島老朽原発を考える会や美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会など3団体は、原子力安全に委員会の姿勢に対し、「原子力安全委員会の二重チェックは嘘だった」として泊­原発の本格稼働再開は許されないとの声明を発表した。
 
泊原発の営業運転再開に関しては、今後、北海道の高橋はるみ知事が承認するかどうかが焦点となった。
 
※通常、原子炉は、営業運転を開始してから13ヶ月で定期点検を行うことが定められている。定期点検は通常、約2ヶ月程度の点検の後、最終段階である1ヶ月程度の調整運転­を行い、地元への理解を得た上で、2日にわたる保安院の最終点検(総合不負荷性能検査)を実施。営業運転に入る。しかし、泊原発3号機は、福島原発事故の影響で、5ヶ月間­もの間、調整運転を行っていた。)
  
映像:西中誠一郎



上の映像を見て、心底、怒りにふるえたので、ちょっと本題からはずれるが、原子力安全委員会について。
結局、肝心のときに何の役にも立たなかったわけだが、フクシマ事故の肝心のときに、安全委員会が何をやってたかは、以下の掲示板の記事に詳しい。

ヒドすぎる原子力安全委員会の会議内容

投稿者:世一良幸 投稿日:2011年 4月 8日(金)01時29分40秒

こんばんは。
原子力安全委員会がどんな議論をしていたんだろうと思って、ホームページで議事録を読んでみたのですが、これってヒドすぎますね。
ちょっとご紹介しましょう。

http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/index.htm

3月11日 第16回臨時会議
5分で終了 !! 地震当日なのに、恐ろしいことが起こる予想はしなかった?!

http://www.nsc.go.jp/anzen/soki/soki2011/genan_so16.pdf

3月14日 第17回臨時会議
またしても5分で終了 !! おいおい、12日と14日に「水素爆発」というのが起こったと推定したんでしょ !!

http://www.nsc.go.jp/anzen/soki/soki2011/genan_so17.pdf

3月17日 第18回臨時会議
え゛~!! またまた5分で終了 !! 15日は2号機と4号機も爆発したんですよ~!!
しかも、前回と同じ議題~?? 線量限度の告示? またまた配布資料なしで議論か?

http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan018/index.html

3月25日 第19回臨時会議
やっと安全問題を考える気になったか !!
でも26分だけか?!
何々読んでみると、こんな議論~!!
「定期中」は「大気中」のワープロミス。
「空間線量率葉」は「空間線量率は」のワープロミス。
「よって行う」は「によって行う」のミス。
「EXEL」は「EXCEL」のミス。     ← 議論の継続中です !!
資料3で、「今後、当面の間、原則毎日原子力安全委員会から公表することとする。」という文書を決定したのに、議論の半分以上は、ワープロミスの指摘か~!!

http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan019/index.html

3月28日 第20回臨時会議
議題「福島第一発電所2号機タービン建屋地下1階の滞留水について(助言)」
うん。やっとそれらしき議題だ !!
でも、え゛~。9分で終わり~ !!

http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan020/index.html

4月4日 第21回定例会議
定例会議だから、今度はいろいろ議題がありますね。
3号機で「ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料」を許可するという話も資料にあります(資料3の15ページ)。
でも、この大変な時期に、定例会議?
米国の原子力規制委員会のアドバイスを受けたりとかしているのに、恥ずかしくないの??

http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan021/index.html

まあ、ひどい委員会だろうとは予想していましたが、議事録を読んでみると、もっともっとヒドかったです。
国民をなめきってますね。

こんなものは即刻廃止です !!
http://park.geocities.jp/astroecology/


3~4日ごとに、平均10分くらいの「会議」をやるだけで、委員の年収は1650万円だ。
原子力安全委員会には下記のような予算が計上されている。

http://www.nsc.go.jp/annai/seisaku.htm

糞の役にも立たないこんな委員会に貴重な国民の税金を使うことはない。
何が「事業仕分け」だったのかと思う。
こんな穀つぶしどもを一掃するのが、「政権交代」に賭けるわれわれ庶民の最大の「想い」だったというのに。

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ともあれ、話を戻すが、北海道知事が稼動再開容認の根拠とした「原子力安全・保安院と原子力安全委員会の二重のチェック」が、虚構であることがこれでわかった。
ということは、原子力安全・保安院だけの「安全」判断で泊原発は再開されたのだ。
保安院と「オレオレ詐欺」の犯人のどちらの言うことを信ずるかと問われれば、頭を抱えて悩む人が少なくないかもしれない事態のなかで、そんなヤツラのお墨付きで再開される泊原発の「危険性」はいかばかりか。

泊沖に活断層 改めて存在指摘 東洋大教授
2011年08月07日

 北海道電力泊原発(泊村)の沖合に長大な活断層があると指摘している東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)が6日夜、札幌市内で講演した。泊周辺の海岸段丘などの地形写真を示して、「近くに海底活断層があることを示す地震性の隆起だ」と改めて指摘。この地域での活断層の存在を否定している北電に対し、「この特徴的地形を考慮しないのはなぜなのか」と疑問をなげかけた。

 渡辺教授はさらに、原発立地にあたっての「活断層評価のずさんさ」とともに、地震や津波の「予測研究の限界」も指摘。「原発災害という人災で、想定外という言葉が使われているのは責任逃れ。確率が低いからと想定しなかっただけで、最大規模のものが起きることを前提に安全審査をすべきだ」と主張した。

 講演は、市民団体「泊原発の廃炉をめざす会」(共同代表=小野有五・北大名誉教授ら)が主催した


あのフクシマ事故から何も学ばない、謙虚に教訓を引き出すということをしない為政者どもに、この国は牛耳られている。
事故から、まだ5ヶ月しか経っていないのに、震災対策も、津波対策も、何も明らかにしないまま、「ともかく、早いとこ再稼動を既成事実化せんとヤバイ」とばかり、バタバタとコトをすすめる。

僕ら庶民の命は、彼らにとっては、「鴻毛」よりも軽いらしい。
国土が汚染されていく「痛み」などは、微塵も感じないらしい。

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