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六ヶ所村の村民所得年1364万円・・それで幸せになったのかい?

牛たちにとって牧場は極楽でしょう。
広い草原で、一日中、のんびりと草を食んで、幸福に暮らしていける。
大事に、大事に、育ててくれる。
ある日突然、屠場に連れていかれるその日までは。

核燃料再処理工場を誘致した六ヶ所村の村民所得は年1364万円

使用済み核燃料に再処理を施し、再び原発で使えるようにする「核燃料サイクル」。そのための再処理工場を誘致した六ヶ所村は原発マネーで潤う。かつて激烈な誘致反対運動があった地の事情をジャーナリストの出井康博氏が報告する。

 * * *
 1人当たりの村民所得が全国平均の5倍にも相当する年1364万円(2008年度)――。日本でも有数の豊かな自治体が本州最北端の下北半島にある。大阪市よりも広い面積に約1万1000人が暮らす六ヶ所村だ。
 
 かつての六ヶ所村は「日本の満州」と揶揄されるほど貧しかった。畜産や漁業を除けば産業もなく、冬場には東京への出稼ぎで溢れた。そんな村が1980年代半ば、核燃料の再処理工場を誘致して生まれ変わった。

 冒頭で紹介した1人当たり所得には企業所得も含まれ、自治体の経済力の指標とされる。六ヶ所村の経済力は、全国にわずか75しかない地方交付税の不交付団体の1つであることからも明らかだ。村の年間予算は約130億円と、同規模の自治体の2倍以上にも達する。確かに、村内を車で少し走るだけで、その豊かさが実感できる。

 牧場の間を高速道路並みの道路が通り、中心部には4階建ての立派な村役場、700人収容のコンサートホール、さらには縄文時代の竪穴式住居を再現した郷土館まである。23億円を投じて全戸に設置されたテレビ電話も自慢だ。

 これらのインフラ整備も、再処理工場の誘致なしにはあり得なかった。村の歳入の半分近い約60億円は、再処理工場や関連施設に関係している。その中心が、工場の運営のため、東京電力など電力10社の出資で92年に設立された日本原燃という企業である。

 昨年、“反原燃”候補を大差で破って3選を果たした古川健治村長(77歳)が言う。

「貧しい村の代名詞だった六ヶ所村が発展を遂げた基盤が日本原燃と関連企業。将来も大きな柱と位置づけている」

 政府は、使用済みの核燃料に再処理を施し、再び原発で使えるようにする「核燃料サイクル」の実現を国策に掲げてきた。その要となるのが再処理工場だ。ただし、工場では原発同様、放射能漏れの危険がつきまとう。再処理工場の誘致を巡っては、激烈な反対運動が村ではあった。だが、そんな過去が嘘のように、今では古川村長を始め、定数18の村議会にも工場の存在に反対する者は1人もいない。

 単に税収を見込めるからではない。日本原燃本社だけで300人近い村民を雇用。下請け企業を含めれば「家族の1人は原燃関係の仕事に就いている」と言われるほど、同社丸抱えの村なのだ。村議も多くが建設業などを営み、原燃とは持ちつ持たれつの関係にある。原燃側も、年に一度は社員がタオル持参で全戸訪問するなどして気を配る。村民からは「こんな田舎で、しかも格安の値段で小林幸子や八代亜紀のコンサートが見られるのも、原燃さんが補助してくれるお陰」(50代の女性)といった感謝の声も聞かれた。

※SAPIO2011年8月3日号


よく、原発マネーの恩恵を蒙ってきた利害共同体を「原発ムラ」という言い方をしますが、ここは文字どおりの「原発ムラ」ですね。
電源三法による巨額の交付金は、村や村民にとって、当面の、見せかけだけの「幸福」を齎してくれますが、それは将来、大きな不幸を呼び込む可能性のあるリスクを伴っています。
福島第一原発の事故を見聞した今となっては、日本全国の原発が生み出した使用済み核燃料の中からウランとプルトニウムを抽出する六ヶ所村の再処理工場というものが、怖気をふるうほどのキケンを内包していることが肌身で感じるように想像できます。
地元村民は、その恐怖を感じたところで、すでに、雇用面などの「恩恵」に縛られていて今さら身動きできない。

人は札束で容易に転ぶものだという「哲学」を持つ者によって、この国は牛耳られてきました。
国の未来や人の命などどうでもいいこんな連中から、この国を奪い取ることが「政権交代」だと思っていました。
しかし、そんな連中に今の政府がとって替わっただけだという現状・・。
根底から覆す「革命」が、今ほど求められているときはないと思います。

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いくらブタ箱の 
臭いまずいメシが 
うまくなったところで
うまくなったところで

それで自由になったのかい
それで自由になれたのかよ 

あんたの言ってる自由なんて 
ブタ箱の中の自由さ
俺達が欲しいのは 
ブタ箱の中での
より良い生活なんかじゃないのさ
新しい世界さ 
新しい世界さ  

(それで自由になったのかい by 岡林信康)







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