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立証責任がありながら立証できない検察が被告人に立証を求めるという「本末転倒」

しばらく、原発問題オンリーの記事だったが、ひさびさに「陸山会事件」について、少し触れる。
というのは、20日に検察側の論告求刑があったからだ。
そのことについて、マス・メディアが決して触れない部分が、以下に紹介する「THE JOURNAL」で暴露されていた。
いや、本当に、ニッポンの検察の劣化は救いがたい。

陸山会事件:検察が石川議員に禁錮2年を求刑するも、調書不採用で論告は精彩を欠く

小沢一郎民主党元代表の政治資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、石川知裕氏ら元秘書3人が政治資金収支報告書の虚偽記載で政治資金規正法に問われている事件で、検察側は20日、東京地裁で論告求刑を行い、石川氏に禁錮2年、大久保隆規氏に同3年6ヶ月、池田光智氏に同1年を求刑した。

 検察側は、「『政治とカネ』をめぐって国民に政治への不信感を蔓延させた」などと被告人を強く批判。水谷建設の裏金疑惑についても「石川氏はアリバイを立証できていない」と、虚偽記載の背景事情について5000万円のヤミ献金があったとあらためて主張した。
(略)

──検察側の論告で気になったところは

驚いたのは、私への論告の半分ぐらいが水谷建設の裏献金に関わることだったこと。特に、水谷建設の裏金5000万円の受け渡しについて、検察が「石川氏はアリバイの立証も何らできていない」と語ったことには驚きました。架空の話をデッチあげてるんだから、(証明できないのは)当たり前。じゃあ、あなた方は「5年前の何月何日の何時何分に何をしていたのか」ということを立証できるのかと。これにはビックリしました。(石川議員へのインタビュー)


「やっていないことを立証する」というのは、何人といえど、ほぼ不可能である。
たとえば、僕自身が、水谷建設から5000万円を受け取っていないことを立証しろと言われたら、途方に暮れざるを得ない。
そのアリバイを立証しろと言われて、容易に立証できないのは、石川議員も僕も、ニッポン、否、全世界の人間が、同レベルで同じである。

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立証するのが商売であるはずの検察のレベルの低さはどうだろうか。
一万歩くらい譲って、検察の「国策」に沿った恣意的な動きを認めたとしても、この「悪魔の証明」の概念すら持たない稚拙さには、言葉を失うしかない。

Q.立証責任とは何ですか。

A.「疑わしきは罰せず」とか「疑わしきは被告人の利益に」という言葉は聞いたことがあると思いますが,刑事裁判では,被告人の有罪を確実な証拠で,合理的な疑いを入れない程度にまで立証することについては,検察官がその責任を負います。これが立証責任です。そして,検察官の方で立証を尽くしても,被告人を有罪とするために必要なある事実が存在するかどうかが立証できなかった場合には,その事実は存在しなかったものとして,被告人に有利な判断をしなければなりません。つまり,「疑わしきは罰せず」の原則により,無罪の判決を言い渡すことになります。

「裁判所」裁判手続 刑事事件より引用


犯罪を検断するより、犯罪者を製造することが本分となっていることが問題である検察が、それ以前に、それをやるだけの論理力や構成力さえ著しく劣化している状況は、思わず五体投地したくなるほどの憂いを感じざるを得ない。

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