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原発を推進してきたヤカラどもの意識下にある「大衆蔑視」が許せない

日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は、たとえば「陸山会事件」などで、検察がでっちあげた「ストーリー」を丸呑みし、また、言動怪しい水谷建設関係者に「証言」をもとに、水谷建設側から陸山会に5千万円の「裏献金」があったと大々的にキャンペーンして、小沢氏を抹殺したい既得権益者どもを喜ばせてきた。
そういう、大誤報をやってのけるかと思いきや、マスコミが知っていながら知らないフリをしている情報を、独自の取材でスッパ抜くこともあり、どう捉えて良いのかわからぬ新聞である。
しかし、政党の機関紙というのは、そのようなものであるのかもしれず、党利党略でデマゴギーすれすれの報じ方もし、党にとって都合がよければ、ときには真実を暴き出すこともある。
だから、報じる内容を鵜呑みにするのは危険だが、まったく無視もできない存在ではあるだろう。

今から紹介する記事は、日本原子力文化振興財団という財団法人による、国民大衆をスピンするマニュアルが存在していたというまったくの事実である。
原子力発電所を推進してきた者どもが、いかに国民大衆を見下げ、馬鹿にしているか、その「生のホンネ」を裏付ける資料を提示してくれたことは評価したいと思っている。

以下、日本原子力文化振興財団が「指南」する大衆スピンの具体的な「方策」を列挙した部分を引用する。


原発推進マニュアル明記の主な「方策」

国民向け


★繰り返せば刷り込み効果

・人気タレントが「原子力は必要だ」、「私は安心しています」といえば、人々が納得すると思うのは甘い。やはり専門家の発言の方が信頼性がある

・繰り返し繰り返し広報が必要である。新聞記事も、読者は三日すれば忘れる。繰り返し書くことによって、刷り込み効果が出る。いいこと、大事なことほど繰り返す必要がある。

・政府が原子力を支持しているという姿勢を国民に見せることは大事だ。信頼感を国民に植え付けることの支えになる。

・夏でも冬でも電力消費量のピーク時は話題になる。必要性広報の絶好機である。広告のタイミングは事故時だけではない。

・不美人でも長所をほめ続ければ、美人になる。原子力はもともと美人なのだから、その美しさ、よさを嫌味なく引き立てる努力がいる。

★文科系は数字をありがたがる

・泥遊びをすれば手が汚れるが、洗えばきれいになる。危険や安全は程度問題であることをわれわれはもっと常識化する必要がある

・戦争でも状況判断ができれば、あわてなくてすむと聞く。軽重の判断をするには基礎知識が欠かせない。文科系の人は数字をみるとむやみに有難がる

原子力がなければどんなことになるか、例をあげて説明するのがよい。

・停電は困るが、原子力はいやだ、という虫のいいことをいっているのが、大衆であることを忘れないように。

・ドラマの中に、抵抗の少ない形で原子力を織り込んでいく。原子力関連企業で働く人間が登場するといったものでもよい。原子力をハイテクの一つとして、技術問題として取り上げてはどうか。

マスメディア対策

★良識的コメンテーターの養成

原子力に好意的な文化人を常に抱えていて、何かの時にコメンテーターとしてマスコミに推薦出来るようにしておく(ロビーの設置)。
・数名からなるロビーをつくり、コメンテーターの養成に努める。役所でレクをするときに、意識的に良識的コメンテーターの名前やそのコメントを出す。

・ロビーづくりは無理にしなくとも、記者クラブや論説委員との懇談会を利用したらよい。常設せずとも、必要があれば主婦連の人を集めて意見を聞くなど、臨機応変に対応したらよい。

・いいスポークスマンは役所のプラスイメージになる。新聞記者が積極的に彼の意見を求め、記事の中に引用するようになる。そうすると、スポークスマンの考え方が新聞記者間に浸透するようになる。一種のマスコミ操作法だが、合法的世論操作だ

★テレビディレクターに知恵を注入

・マスコミ関係者は原子力の情報に疎い。まじめで硬い情報をどんどん送りつけるとよい。接触とは会って一緒に食事をしたりすることばかりではない。

・関係者の原子力施設見学会を行う。見ると親しみがわく。理解も深まる。

・テレビ局と科学技術庁のむすびつきは弱い。テレビディレクターに少し知恵を注入する必要がある。

人気キャスターをターゲットにした広報を考える。事件のない時でも、時折会合をもち、原子力について話し合い、情報提供をする。

・人気キャスターを集めて理解を求めることが出来るなら、これが最も効果的で、いい方法である。うまくやれば可能だ。それを重視させ得る知恵者を日頃からつかんでおく必要がある。

学校教育

★厳しくチェック

・教科書(例えば中学校の理科)に原子力のことがスペースは小さいが取り上げてある。この記述を注意深く読むと、原子力発電や放射線は危険であり、できることなら存在してもらいたくないといった感じが表れている。書き手が自信がなく腰の引けた状態で書いている。これではだめだ。厳しくチェックし、文部省の検定に反映させるべきである。さらに、その存在意義をもっと高く評価してもらえるように働きかけるべきだ。

・教師が対象の場合、大事なのは教科書に取り上げることだ。文部省に働きかけて原子力を含むエネルギー情報を教科書に入れてもらうことだ。

原発反対派対策

★つながりをもって

・反対派リーダーと何らかの形でつながりをもったらどうか(討論会の開催など)。


これを読めば、現在、政府やマスコミがいかに忠実に、このマニュアルに従っているかがよくわかる。
御用学者、専門家を動員して、フクシマ以後も事故を過小評価させ、周辺住民の被曝を拡大してきた。
執拗に「節電キャンペーン」を繰り広げ、大停電になるとどうなるかということを、たとえばフジテレビが、パニックドラマ仕立てで煽ったこともあった。
底には、こういうスピンで国民大衆などコロリと騙されるという大衆蔑視があり、それを露骨に表現しているのが、以下の言葉だ。

停電は困るが、原子力はいやだ、という虫のいいことをいっているのが、大衆であることを忘れないように

どうにも、憤怒を抑えきれない。
原発というカネの成る木にたかって、さんざんに「虫のいい」ことをやってきたヤカラどもが強弁してきた「安全神話」が崩壊した結果、被曝したのは、こいつらが見下げ、馬鹿にしてきた大衆である。
フクシマ以前は、事故を危惧する人々を嘲笑し、事故が起れば「想定外」だと逃げをうつ。
「虫のいい」のは、お前らの方ではないのかと言いたい。

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「戦犯」ともいうべきこれらのヤカラどもの責任を有耶無耶にしてはならない。
徹底的にその犯罪を糾明し、処断されなければならない。
それを断行できる政権こそが、未来を託すに足る政権である。
然るに、今の政権では・・。

さておき、この記事を読んで思ったのだが、原発政策に限らず、いろんなことで権力が民衆を世論操作する「マニュアル」の雛形が、ここにあらわれていると思う。
スピン・ドクター(世論操作の専門家)の手によるものだと思われるが、それが生な形で「資料」として存在したことがはっきりしたのは、画期的ではないだろうか。

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原発安全神話を捏造してきたのは誰か。政官財、メディアと御用学者とタレント文化人-原発翼賛体制のすべてを暴き、フクシマの惨事を招いた者たちを怒りをこめて告発する。



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