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デマと断定すること自体がデマだったりすることもあるだろう。

昨夜から、京都大学原子炉実験所・小出裕章氏の「原発のウソ」(扶桑社新書)を読んでいる
半分ほど読んだところだが、あらためて戦慄し、また、怒りを抑えきれないでいる。

 原発事故の直後、テレビ番組の解説者は1時間あたりの放射線量をレントゲン写真やCTスキャン、東京・ニューヨーク間を航空機で往復した場合の被曝線量と比較して「(放射能汚染は)それほど心配するレベルではない」などと説明していましたが、これは比較する基準がまったく違います。
 例えばレントゲン写真は1日24時間撮影するわけではありません。放射能物質を体内に取り込めば1日24時間、何日もずっと内部被曝し続けるわけで、外部被曝と単純に比較できるものではないのです。(63P)


このように、事故直後、政府や御用学者、マスコミが事故をできるだけ小さく見せることに腐心していた姿を思い出す。
このころの時点では、「この程度の事故」で放射能汚染に怯える者は、無知で愚かであるかのような雰囲気が醸成されていたような気がする。
twitterでそのようなことを呟くと、「デマを拡散するな」「人心を惑わすな」と「したり顔」で「注意」する者が、必ず現れた。

「安全な被曝」は存在しない

(前略)日本政府やマスコミは放射能物質が検出されるたびに、「ただちに健康に影響を及ぼすものではありません」「ただちに避難の必要はありません」と繰り返してきました。
 「ただちに」というのは「急性障害は起きない」という意味です。被曝することによって死んでしまったり、髪の毛が抜けたり、やけどをしたり、下痢になったり、吐き気がしたりすることを「急性障害」といいます。政府やマスコミは「すぐにそういう症状が出ることはありませんよ」と説明しているわけです。
 それでは急性障害が出なかったらよいのでしょうか。
 実はそうではありません。たとえば被曝量がそんなに多くなかったとしても、後々で被害が出ることがあります。5年経ってから、20年経ってから、あるいは50年経ってから被曝が原因でがんになってしまう人たちが出てくることを、広島、長崎の被曝者が教えてくれました。私たちはそれを「晩発性障害」と呼んでいます。晩になってから発生する、つまり後になって発生する障害があるということです。
 当たり前ですよね。「被曝」とは、私たちの体を作っている分子結合の何万倍、何十万倍ものエネルギーの塊が体内に飛び込んできて、遺伝情報を傷つけることです。被曝量が多ければ、火傷、嘔吐、脱毛、著しい場合は死などの「急性障害」が現れます。
 しかし、ちょっとDNAに傷がついた程度でも、その傷が細胞分裂で増やされていくわけですから「全く影響がない」なんてことは絶対に言えません。「人体に影響のない程度の被曝」などというのは完全なウソで、どんなにわずかな被曝でも、放射線がDNAを含めた分子結合を切断、破壊するという現象は起こるのです。(68~69P)


受けた放射線量と健康被害の度合いが、必ずしも正比例しない、それが「被曝」の怖いところだ。
それを「大したことがない」かのように強弁してきた者どもの罪は、万死に値する。
つい、この間も、テレ朝の番組で、よくわからない学者が出てきて、「(鼻血を出す子供たちが大量に出ていることについて)それは、放射能による被曝とは、まったく関係がありません。ストレスによるものです」と「断言」していた。
朝日も、同じような記事を載せていた。


 〔放射能〕朝日新聞が「多発する子供の鼻血」に関して不可解な記事 (はなゆー氏のブログより)

458 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(愛知県)[sage]
投稿日:2011/06/19(日) 17:34:59.43 ID:N5BpL6kvP [2/2]

これなんなんすか?朝日大丈夫ですか?

朝日新聞医療サイト「アピタル」
http://twitter.com/#!/asahi_apital/status/81195963057831937「子どもが鼻血!まさか放射線の影響?」と心配される方がいらっしゃるようですが、現在の放射線量ではそのようなことはあり得ません。こちらでそのデマについて菊池誠@kikumaco)さんが解説しておられます。
http://togetter.com/li/149654

497 名前:名無しさん@お腹いっぱい。(チベット自治区)[sage]
投稿日:2011/06/20(月) 00:48:44.83 ID:yxz7Yuq00 [1/3]

メルトダウンなんてありえない、なーんていってた
あの菊池誠さんですねw

http://twitter.com/kikumaco/status/46602299476418560@MayaYamamoto どういう意味の熔融? 核反応の暴走という意味でのメルトダウンは起きてないし、万が一のために、海水といっしょにホウ酸を注入中だから、大丈夫なのでは? 崩壊熱のほうは海水でいいのではないのかなあ

どうして原発推進御用学者ってのは「鼻血なんてデマ」とか「メルトダウンはありえない」とか、断定、もしくは全否定するのかなあ。

恐怖に対する反応は二通りあって、ある懸念される事態に対し、すべて真に受けるタイプと、それを全部否定して自らの不安を払拭しようとするタイプがあると思うのだが、この菊池なんたらいう学者は後者なんだろうか。

しかし僕は、最悪のことを想定して、それに備えようとする前者の方が、結果的には賢明だと思う。
原発反対派と推進派の相克を、「政治イデオロギーの対立」などと捻じ曲げて解説する「識者」がいるが、果たしてそうだろうか。
「原発は絶対安全だ」「メルトダウンなんて起る筈がない」と断定して、反対派を馬鹿にしてきた推進派の方が、100%間違っていたことは、冷徹なる現実が証明しているではないか。反対派とは「常に最悪のことを想定する」人たちだったのだ。サヨクなどという、そんな狭いカテゴリに入れようとする「作為」に誤魔化されてはならないと思う。

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しかし、人間の体に激烈な打撃を与える「被曝」が、生体防御反応のひとつである「鼻血」を引き起こすことは、有り得ないことではないと思うのだが、どうして「デマ」などと決め付けるのだろう。事故直後、原子炉がメルトダウンしているという主張に対し、デマと攻撃した者の言動自体が「デマ」であったということは、メルトダウンの現実が証明していると思うのだが。

デマかどうかは、まず、調べてから言えばいい。
過去に起った二度の原発事故により、被曝した人たちの中で、「鼻血」という症状があったのかどうか。
ネットの検索では確たる証明になならないと言われれば、それまでだが、下記のような記述が存在するることは、確かである。

中鬼と大鬼のふたりごと
『原子力が答えではない』要点翻訳(2) 鼻血・下痢・発疹は被曝症状、スリーマイルでも隠ぺいされたα線・β線核種、IAEAとWHOの癒着で世界はおかしくなった

ヘレン・カルディコット医師『原子力が答えではない』(2006年出版)【Helen Caldicott, Nuclear Power Is Not The Answer】の要点和訳の第二弾です。

第1弾の要点は、原子力というものは事故がなくても労働者・住民・地球生命全体に多大な犠牲を強いるものだということでした(第一弾はこちらです)。第2弾は事故(1979年スリーマイルと1986年チェルノブイリ)の際に情報操作がされてきた事実の告発が中心です。特に米国スリーマイル島原発事故については、カルディコット医師自身が現地で医療活動にたずさわった経験から、御用学者の「想定」に基づく「理論」とは比べものにならないほど説得力のある臨床現場での事実が語られています。

カルディコット氏は小児科医です。1977年にハーバード医科大学で教え、1979年のスリーマイル事故をきっかけに脱原発を目指して活動をはじめ、1985年にノーベル平和賞を受賞した核戦争防止国際医師会議(IPPNW)にかかわり、自身もノーベル平和賞に個人ノミネートされています。(Wikipedia)

(略)

5 鼻血、下痢、吐き気、赤い発疹などは大量被曝の症状
→ 事故発生後州知事から避難命令がでる以前に8km圏内の5%から6%の住民は自主避難をした。二日後の3月30日に当時のソーンバーグ知事 (Thornburgh) は8km圏内にいる子どもと妊婦に避難命令を出し、約14万人の人達が避難をした。
→  事故の1週間後にカルディコット医師はペンシルバニアのハリスバーグ(スリーマイル原発から一番近い都市)に行き、避難してきた人達に講演をしたりや質問を受けたりしていた。そこで、避難してきた人達がみせていた体調の状態は、チェルノブイリ事故10年後にプリペットという町の住民が訴えていた症状ととてもよく似ていた。これらの症状は、めまい、嘔吐、下痢、鼻血、口の中に金属の味、脱毛、皮膚の赤い発疹で、これは典型的な急性放射線障害の兆候である。






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