ブックマーク
プロフィール


秦映児です

秦映児の私的ブログ 
平らかなるまどろみ

秦映児の他ブログ
検索フォーム
「評論家」立花隆は死んだ

昨日、ちょこっと触れたんだけど、「恥の虚人」じゃなかった、「知の巨人」立花隆氏について、今日はメインで書いていくことにします。
ここ2ヶ月あまり、このお方も、筆者と同じように小沢一郎幹事長の政治資金の問題で頭がいっぱいだったようで、(立ち位置は正反対ですが)あちこちに、関連する駄文、じゃなかった、文章を発表しまくってきたようです。
しかし、その内容がことごとく支離滅裂で、とくに「G2web」に載った3回にわたる「論文」など、ひどいものだったようです。
一回目で、その冒頭に「小沢は生きのびられるのか?小沢は基本的に終わった! あと一日、二日は生きのびるかもしれないが、小沢の政治生命はすでに終っている、と私は思っている。」と高らかに書いてあります。この時点は小沢氏が不起訴になるまえ、2回目の事情聴取を受けたと、自ら記者会見で明かした直後です。
「小沢逮捕か起訴は間違いない」と小躍りしている立花氏の姿が目に浮かぶようですが、それもつかの間、「不起訴」でそれが見事に、大はずれにはずれてしまいます。(笑)
なのに、それに対する謝罪もことわりも一切、示さないまま、なし崩し的に二回目にすすみ、三回目に至っては、最後に「小沢の政治生命安泰、検察の組織安泰という日々がつづくのではないか。」と、一回目の冒頭の「小沢は基本的に終わった!」とはまるで逆の結論を持ってくるという、長年、文章でメシを食ってきた人としてはとても信じられない矛盾を爆発させてくれちゃっているのです。
それがさすがにマズイと思ったのか、なんと、この文章を全面削除!G2編集部としては、いろいろもっともらしい理由を後付けしてますが、ネット上でこのようなアホな論文を放置したままでは、あとあと面倒、ということだったのではないでしょうか。とにかく、「知の巨人」の称号に傷がつきますからね(笑)(このブログからのリンク先はキャッシュとして残ったものです。いずれ、消えるでしょう。二回目はすでに消えています)
立花隆 緊急寄稿」について←紙媒体より、電子媒体のほうが拡散しやすいから削除・・なんとも卑怯な感じが拭えません。

そこで仕切りなおしということでしょうか、新たにドキュメント小沢一郎問題という連載をはじめたようです。
しかし、どうして、同じようなことを繰り返すのでしょうね??前の連載の矛盾を糊塗したかったのではないかと勘ぐりたくなるような展開です(笑)
けれども、この「新稿」の内容も、まあ、だらだら、だらだら、予断と偏見に満ち溢れた、「とにかく小沢が嫌いだから」という個人的好き嫌いを大前提とした、はっきり言います、「駄文」にほかなりません。
とくに、次に掲げる部分なんですが、故・いかりや長介みたいに、「ダメだこりゃ!」と言いたくなります。

私のところに月刊の「文藝春秋」から、この件について執筆依頼があった。何をどのように書くという具体性をもった依頼ではなく、とにかく何かやってくれということだった。(中略)しかし、今回は、近未来の動きが急すぎて、月刊誌のペースではとても事態をフォローできそうになかった。「文藝春秋」の場合、締め切りから雑誌が刊行されるまで、二週間もかかるというハンデがある。
小沢に関して二週間寝かせても腐らない原稿を書くにはどうすればいいか。いろいろ考えあぐねているうちに、急に「いまさら小沢でもないだろう」という考えが浮かんできた。事件の帰趨がどうあれ、近未来に小沢の時代は確実に終る。であればいちはやくポスト小沢時代の政治を考えるべきではないのか。「ポスト小沢時代の構想」ではどうか、と編集部に逆提案した。たまたま、東大教養学部で開いている私のゼミが最終日を迎えようとしていたので、その講義を利用して、二十歳前後の若い学生が、この事件をどう見ているのか、小沢や鳩山をどう見ているのか、民主党と自民党という二大政党を中心とするいまの政治の枠組みをどう見ているのか、数十年後にやってくるであろう彼らの時代の政治の枠組みはどうあるべきだと考えているのか、そのあたりを聞いてみて、それを書きたいといって、了承を得た。
その結果が「文藝春秋」三月号にのった「『政治家』小沢一郎は死んだ」である。ここではその内容を詳しく紹介しないが、これは一連のアンケート調査によって彼ら若い世代の政治意識を調べたものだが、その結果は私のような旧世代の人間にとって、驚くほかないものだった。彼らにとっては小沢も鳩山もほとんど死んだも同然というより、はじめから生きた存在となっていないのだった。小沢は「マンガみたいな政治家」であり、「きちゃない顔したおっさん」でしかない。「何をやっているのか、わからない人」なのである。この事件に対する関心はほぼゼロである。事件の輪郭を説明してやっても、なにそれ? とあきれるだけで、詳しく知りたいとも思わないようだった。小沢は田中角栄、金丸信ら自民党腐敗時代の直系の子孫といっても、彼らにとって角栄も金丸も、歴史のはるかかなたの名前さえ知らない人だから、何のイメージもわいてこないのである。若い世代にとっては、角栄も金丸も小沢も、有史以前の存在になりつつあるのだ。タイトルの「『政治家』小沢一郎は死んだ」は、こういう意味で死んでいるということだ。この事件で起訴されようとされまいと関係なく、すでに小沢は死んでいるのだ。


文藝春秋から執筆依頼を受けたのはいいものの、何を書いていいのかわからない(笑)
現在進行中の事態を、月刊誌という発表媒体では、追いきれない、ということで、まず立花氏は懊悩したようです。
だったら、断ればいいじゃん!と筆者などは思うのですが、そんなことをしたら、「知の巨人」としての存在意義が危ぶまれる(笑)
で、苦し紛れに、自分のゼミの東大生にアンケートしよう、となったわけでしょう。(そんな内輪ばなしから「知の巨人」が書くなよ、と思いましたが)
しかし、「『政治家』小沢一郎は死んだ」というタイトルの論文を読み進めてきた読者にとって、「今さら小沢一郎でもないだろう」なんて唐突な文言を目にして、かなり混乱したのではないでしょうか?
こういうところに、氏の「支離滅裂さ」「いい加減さ」があらわれていますね。こんなひとの著作など、金を出して読む気にはなれません。どうしても読めというならば、逆に金を払ってもらいたいくらいです。

そして行った、自分のゼミのたかだか数十人に行った、きわめて対象が限定的なアンケートの結果が惨憺たるものでした(笑)
東大生ということで期待したのでしょうが、対象がまったく政治に関心のないB層といってもいい集団にものを問い、答えを引き出したところで、それにいったい、どういう価値を見出せるというのでしょうか?
「若い世代にとっては、角栄も金丸も小沢も、有史以前の存在になりつつあるのだ。」って、それは違うでしょう。
調査の対象たる「政治に無知で無関心な東大生」と「若い世代」を一緒くたにするべきではない。
「若い世代」にも、日本国の行く末を思い、政治に一言でも物申したい方がたくさん、おられるはずです。
その方たちにとっては、小沢幹事長は、良きにつけ、悪しきにつけ、今、いちばん、その一挙手、一投足を注視すべき人物です。
自分の半径数メートルで得た認識を、そのすべてと規定する、このひとは、本当にジャーナリストだったのでしょうか?
こんな人物の駄文をありがたがって載せる雑誌など、金を払って読む価値はありません。
権威のみで存在する「虚妄」な雑誌やジャーナリストは、新しい世の中にとっては無用の長物というほかはないでしょう。

関連記事 [未分類]
未分類 | コメント(5) | 20100309025014 | 編集
92|ミッシー|20100309120648

東大生にも色々いると思いますが、ただ、著名な立花隆さんのゼミだから受けてみよう、ということで、ゼミをとった人たちなのでしょう。
鳩山、小沢が、どんな人たちなのか、どのような信念で政治を行っているのかなど露ほども知らずにアンケートに答えた学生がほとんどなのでしょう。
今の若者も、世界の風潮にもれず、確実に二つに分けられていると思います。 自分で物事の本質をしっかり見極められる人と、世論をそのまま信じ、今でも学歴・お金が全てだと思っている人。 東大生くらい知識を詰め込んだ人達は、さらに顕著に二つに分かれるのだと思います。
立花氏のゼミの学生は、後者に当たるのではないかしら。

それにしても、このような駄文を載せる文芸春秋、どうしようもないですね。

お忙しい中、ブログの更新ご苦労様です。
いつも楽しみに読ませていただいています。
93|ピタゴラス|20100309193134

立花さんて本当にCIAのエージェントなんですか。そんな記事何回か見ましたが。
もしエージェントだとすると、カネですかそれとも何か哲学でもあるんですかね。
94|-|20100310010346

このコメントは管理人のみ閲覧できます
96|単純な者|20100310224828

こんにちは。

、「きちゃない顔したおっさん」。ご紹介のままであるならば、もの凄く客観性のない物言い、人のことは言えないだろうにと、呆れました。

人気を博したので、忘れられたくないお年寄りの駄売文家。CIAの件は故無しとは言えないと思います。現代史が進行していけばいくほど米国の介在がはっきりしていくと予想しています。
キッシンジャー発言を取り上げるまでもなく、最近の中曽根主犯の資料発見もそうです。

でも立花は協力者なの?と訊ねられてもエヘラ嗤いしているだけでしょうが。

では。

99|cherry|20100311212915

若い頃立花氏のこと関心を持ってみていたことがあったけど、あの頃でさえなんだか不潔で、自分の書斎だか事務所だか知らないけどめちゃくちゃ、髪もぐしゃぐしゃ、物言いが人を馬鹿にしたような人だったが、やはり私の直感は外れてなかったと思った。あんなののどこが「知の巨人」だって・・・・・
笑わせないでくれ、ってとこですかね。秘書にもあきれられていたようですね。
     © 2017 世に噛む日日  Designed by 意地天