ブックマーク
プロフィール


秦映児です

秦映児の私的ブログ 
平らかなるまどろみ

秦映児の他ブログ
検索フォーム
ペテン師以下の権力亡者はその存在すら許せない

めでたく政権の延命をかちとった菅直人氏にとって、今日という日ほど、四方八方から悪罵を浴びた日はないだろう。
うまく欺かれた鳩山兄氏をはじめとして、ありとあらゆる人が彼に対して「ペテン師」と規定したのだ。

しかし僕は、そのあまりに見事なペテン師ぶりに、ある種の感動すら覚えた。
政治家とペテン師に要求される資質は、共通するものがかなりあるのではないかと、常々、思ってきたからだ。

そういえば、朝日がとうとう、菅を見限ったそうだが・・。

「新代表 速やかに選べ」朝日新聞まで菅首相を見限る
http://news.livedoor.com/article/detail/5608317/

朝日の偽善的なスタンスには、今回示した菅のあまりにあけすけな権力依存体質が合わなくなってきたのだろう。
何しろ、「政治家は聖人君子たれ」ということを、しつこく、しつこく、強要してきた新聞だ。

長い間、ともに戦ってきた盟友、同志を、自らの延命のために平気で欺くような生臭い権力亡者をこれ以上擁護するには、今まで自紙が堅持してきたスタンスと、甚だしく矛盾するわけだから、ここは決別宣言する以外にないと思ったのかもしれない。

その「朝日ジャーナリズム」の拙劣な認識とは違って、、僕は、真の「力ある政治家」には、権力闘争を阿修羅のように敢行できる資質がなければならないと思っている。
実はこれは、尊敬するジャーナリスト、田中良紹氏に教わったのだが。

私は「政治とカネ」の話を聞く度にこの国の民主主義の幼児性を痛感させられる。私が知る限り先進民主主義国で政治家に求められているのは「悪人であること」である。何故なら国家の富を狙う他国から国家と国民を守るため、「騙し」や「脅し」が出来ないようでは安心して政治を任せられないからである。国民の暮らしを守り、外国と渡り合える力を持つ政治家なら、多少のスキャンダルなど問題にしない。それが「成熟」した国の考え方である。(『成熟政治と未熟政治』)

この国では「民主主義」をまともに教えていないから、民主政治について国民の多くはとんでもない勘違いをしている。「政局はけしからん」とか「権力闘争ばかりしてなんだ」と言うが、民主主義政治とは国民を守るために権力闘争をする事を言うのである(『菅政権の最期』)


そういう意味で、解散総選挙をちらつかせたり、除名、除籍などの処分で議員に足枷をはめるなどの『脅し』を駆使し、また、鳩山兄に対してやったような『騙し』を駆使する菅直人は、「力ある政治家」だということが言えると思う
なかなかどうして、相手に罠をかけるための周到な準備と詐欺的な駆け引きは、きわめて高度なものだったと思わずにはおれない。

しかし、菅の欠点は、そのレベルの高い「脅し術」や「騙し術」を、民主党内だけ、すなわち、「内向き」だけにしか使えないところにある。
自らの権力維持のためだけにしか、その高い能力が発揮されないのだ。
政治家にもとめられるもうひとつの大きな資質、政策の立案と遂行という能力が、哀れなほど欠如しているからだといっていいだろう。

国家国民のためなら、政敵に対する「脅し」「騙し」は、いくらでも使うべきだ。
しかし、それを、自らの延命の為にのみ使う、これは、すでに政治家ではない。

ペテン師以下の、権力亡者と断ぜざるをえない


関連記事 [未分類]
未分類 | コメント(-) | 20110604031830 | 編集
     © 2017 世に噛む日日  Designed by 意地天