しかし、まあ、いろいろと痛いニュースが目白押しの一日だったね。
いちばん、痛いのは、リビアのカダフィがとうとう自国民を虐殺しはじめたことだ。
しかも、反体制派が制圧した都市にミサイル攻撃という、おそらく、前人未到の蛮行をやってのけたらしい。
カダフィは、反体制派を明確に「アルカイダのテロリスト」と規定することによって、「自国民殺し」の正当化をはかった。
虐殺は「テロリストとの戦い」というわけだ。
権力者は政敵を潰すときに必ずこういう「レッテル貼り」をして自己の悪行の「大義名分化」を目論む。
菅一派が小沢氏に為した暴挙でも、同じことが行われたと思う。
今日も一票、お願いします。
あとは、ウンザリするようなNZ地震におけるマスコミの報道合戦。
NZ地震の「被災者」か「被災者家族」から、「談話をとる」ことが、当面の彼らの最大目標だったようで、突然、降りかかった不幸に不安と悲しみの只中にいる彼らに、テレビ亡者どもが襲い掛かった。
NHKは被災者宅のインターホンを大写しにした映像を流し、ニュージーランドに赴いたTBSは、助け出されたばかりの女子学生に、「いまだ10人不明」と事実を告げ、ショックで泣き出す彼女を克明に映す。
そして、極めつけがこれだ。
![]()
@moriyukogiin 森ゆうこ
酷い。NHKnewsウオッチ9。救助される時に足を切断せざるを得なかった男子学生にインタビュー。足を切ると言われた時どう思いましたか?って。なぜ今そんなことを聞く必要があるのか!
小沢氏は生き埋めみたい…麻生氏また不穏当発言
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110224-OYT1T00888.htm
自民党の麻生元首相は24日の麻生派総会で、民主党の小沢一郎元代表の党員資格停止処分に関し、「党内の一部の人を生き埋めにしようというみたいな話だ」と述べ、ニュージーランド地震での日本人被災者と、元代表を重ね合わせるかのような発言をした。
発言は、地震発生当日の22日、首相が元代表の処分を決めた民主党常任幹事会に出席したことを「優先順位の付け方が違う」と批判する文脈だったが、自民党内からも「不謹慎だ」との指摘が出た。
(2011年2月24日21時02分 読売新聞)
民主、「学級崩壊」の様相=代議士会で内輪もめ
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011022400681
「もう少し言い方を気をつけたらどうだね。そんな言い方あるのかね」。民主党が24日に国会内で開いた代議士会で、執行部が配布した政策ビラの内容をめぐってやじが飛び交い、岡田克也幹事長が激高する場面があった。小沢一郎元代表に近い議員の会派離脱表明などで混乱する中での内輪もめで、党内対立の深刻さが浮き彫りとなった。
代議士会では、小沢氏に近い大谷啓氏が、機関誌「プレス民主」の政策ビラにかみついた。ビラには菅直人首相夫人の伸子さんが漫画で登場し、民主党政権の「実績」を紹介しているが、大谷氏は「地方議員からすると、票を落とすというか、逆効果じゃないか。われわれは菅伸子さんを広告塔にすると決めた覚えはない」などと発言した。
高山智司広報委員長代理が説明に立ち、「ご活用いただければ…」などと理解を求めたが、場内には「もういい」「何を言ってるんだ」と罵声が飛び交った。
たまりかねた岡田氏が「今しゃべった人、立ってください!」。激しくやじった若手議員3人を前列に呼び出すなど、代議士会はさながら「学級崩壊」の様相。ある議員は「恥ずかしい」と苦笑していた。 (2011/02/24-16:54)