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相撲スピンで延命を図る菅政権

ひさしぶりに、カフェ”Her Majesty”に行った。
まるで何世紀もそうしているかのように、カウンターの中の丸椅子に腰掛け、新書のハヤカワ・ミステリを読んでいたマスターは、僕の顔を見るや「2日ぶりの客が君か」と面白くなさそうに言った。

しかし、内心は人恋しかったのか(笑)堰を切ったように、政治の話をはじめる。
菅政権の体たらく、小沢「強制起訴」への憤りなどをひとしきり話したあと、話題は相撲の八百長事件に移った。
「あ、それなら、こんな記事を東スポがネットにアップしてましたよ」
そう言って僕は、記事の内容のあらましを、マスターに伝えた。

八百長メール「民主リーク」説

八百長メール問題がこのタイミングで明るみに出たことについて、角界関係者は「裏に何か意図的なものを感じる。民主党の力が働いている可能性も十分あり得ると考えられる」と指摘をした。
 国会では連日、衆議院の予算委員会が紛糾するなど民主党、菅政権は完全に行き詰まっている。解散総選挙もささやかれるなか、世間の批判の矛先をそらすため、マスコミにリークしたというわけだ。
「確かに菅内閣の意図的なものを感じるよね。国債の格付けがランクダウンしたときに“疎いですから、また後で”とやって物議を醸したけど、今回の八百長問題は早かった。まるで前もって準備していたかのような受け答えだったもの」とは、ある自民党関係者。矛先を相撲に向ける狙いは「十分あり得る」との見解だ。だが、狙いはそれだけではないとも。
「相撲協会は今、税金を優遇されている。当然、今後もそうしたいのはミエミエ。でも薬物問題を起こしたり、賭博だったり人気はガタ落ち。ならいっそ仕分けじゃないけど、優遇されなくすれば“よくやった”と国民の支持が得られると考えていてもおかしくない」(前出の自民党関係者)
 つまり、民主党が「目くらましと人気回復」を狙ってリークしたというのだ。確かにあってもおかしくない話かも。(東京スポーツ 2011年02月05日)


「それが事実なら、菅政権がめでたく旧体制公認の政権として認められ、自民党は捨てられたということではないか」と、マスターは即座に言った。
「と、言いますと?」
「これまでの自民党以上に、官僚や財界やアメリカの利益を守る姿勢を見せている菅政権ほど都合のいい政権はない。自民党には、それなりに独自の地力を持った幾人かの『強い政治家』が、ときには自分達の操縦どおりには動かない時もあったが、小沢抜きの今の民主党には、『クリーン』のみが売り物の、スカスカと風通しがいいだけの非力な政治家しか残っていない」
「おっしゃるとおりです」
「『相撲醜聞ネタ』なんてのは、今まで何度も、折に触れて、小出しに出されてきた。不当なバッシングを受け、トラップめいた暴行事件で角界を追放された元横綱など、その格好のキャラだった」
「朝●●ですね」
「そうだ。そもそも八百長なんて、昔からある『公然の秘密』に決まっている。十両から転落して幕下になると、100万以上あった給料がゼロになるそうじゃないか。カド番にいる力士が星を買うなど、それは人情というものだ」
「なるほど」
「マスコミ関係者も含め、誰もが知っていた事実を、さも新事実が発覚したように大騒ぎを演じてみせている白々しさに、オレはあきれかえってしまったよ」

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「たしかに、なんとなく白々しい空気を感じますね」
「朝日など大新聞が全面的に菅支持にまわったことははっきりしているが、そのメディアの誰彼となくが、菅に入れ知恵したのではないか。『野党の追及を受けている総理の映像やその内容を、私たちは報道しないわけにはいきません。しかし、政局を扱った紙面や放送枠を、なるべく小さいものにすることはできます。大きなニュースを連日、報道して覆い隠すんです。そのネタとして小沢”強制起訴”は、逆に総理の側に火の粉がかかってきそうです。ここはひとつ、いつもの”相撲ネタ”でいくべきでしょう。そろそろあの八百長の件、出してもいいころじゃないですか?』なんてな」
「相変わらず、見てきたような・・」
「オレは、メディアの方から持ちかけたとみている。奴らは、八百長の物証を警察が握っていること自体は知ってたんだ。大々的に報道してやるから、警察が押収した携帯の通話記録を詳細に知らせてくれとかなんとか、持ちかけたんじゃないのか。今回は、八百長をした力士の名前や、携帯の通話記録が、やけに早い段階で公表された。オレは絶対に怪しいと睨んでた。そうやって・・」

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そこに玄関の戸を開ける音がして、マスターの奥さんが入ってきた。
「あらあ、珍しくお客さんだと思ったら、秦さんじゃないの。おひさしぶりね」
「ご無沙汰してます!」
殺風景な店内に花が咲いたようだった。
僕は、藤あや子そっくりの奥さんにしばし魅入られてしまい、なおも喋りまくるマスターの陰謀論は、右の耳から左の耳へと、むなしく通り抜けるのみだった。



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大鳴門親方・著「八百長」の目次

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未分類 | コメント(0) | 20110206005501 | 編集
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