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プロパガンダとしての「刑事告発」

ひとりの人物の行動というものは、「善意」にとるか「悪意」にとるかで、180度様相が変わってくるものだ。
たとえば坂本龍馬。
「維新の英傑」という評価は定まっているが、意地悪く見れば、実は戦争で儲けた「死の商人」だったのではないかということも言えなくはない。
徳川家康にしたって、司馬遼太郎が悪謀に長けた狸爺として描けば、山岡荘八は戦乱の世を終わらせ太平の楚を築いた偉人として描く。

小沢一郎という政治家が持つ、「カネを集めて運用し、それを効果的に使う」という能力が、政界随一のものだということは、衆目の一致するところだ。
悲願であった政権交代を成し遂げるためには、莫大な政治資金が必要である。
その、厳然とした事実を、徹底的なリアリストである小沢氏は、常に腹の真ん中に据え、「来るべき時」に備えてきたのだ。

そのことを、悪意や敵意で意地悪く捉えれば、「自分の権力拡大のための私兵を養う」ことが目的だったということになるのだろう。
逆に、善意や好意で捉えれば、「本来の政治が主導する国民生活第一の政権をつくる」ことが目的だということにもなるのだ。

もちろん僕は、「革命的小沢主義者」であるから、後者の見方をとるわけだけれども、「そんな小沢の腹の中など、わかるわけがないだろう」と言われれば、そうとしか言いようがない。ここは、信じるしかないのだ。「小沢信者」と批判的に言われることがあるが、「信じる者」としての信者という意味なら、そのとおりだろう。
逆に、「反小沢」の人間だって「反小沢信者」ということになる。人というものは、誰もが何かの信者なのだ。、

小沢信者も反小沢信者も、実のところ、小沢一郎がどういう考えで、あらゆる手段を駆使してカネを集め、人を集めて、それなりの政治勢力を築いてきたか、その腹の中はわからない。人の心を読める超能力者ではないからだ。だとしたら、なんで判断するか。法律だ。やっていることが合法か違法か、そこで判断するしかない。違法な行為が明らかだというのなら、即、指弾しなければならない。しかし、合法なら何も文句がいえた筋合いではない。

本日ふたたび、その小沢一郎氏に対して、何が違法かわからない「刑事告発」がなされた。


小沢元代表らを告発=「寄付の上限逃れ」と市民団体-大阪
 

小沢一郎民主党元代表の関連政治団体「改革フォーラム21」が2009年7月の衆院解散時、3億7000万円を民主党支部に寄付し、同支部が翌日に元代表の資金管理団体「陸山会」に同額を寄付したのは、寄付の上限規制を逃れるための迂回(うかい)献金だったとして、市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)が4日、小沢元代表らを政治資金規正法違反容疑で東京地検に告発した。
 ほかに告発されたのは、改革フォーラムの会計責任者だった平野貞夫元参院議員。
 告発状によると、改革フォーラムから寄付を受けたのは、小沢元代表が代表の民主党岩手県第4区総支部。同支部は衆院解散当日の09年7月21日に寄付を受け、陸山会は翌22日に同支部から同額を寄付された。一方、陸山会は21日、衆院選の同党候補者87人に500万円ずつを寄付した。
 オンブズマンは、元代表側には、政党支部を経由させることで、政党や政治資金団体以外の政治団体間の寄付を年間5000万円に制限した同法の規定を逃れる意図があったとしている。
 改革フォーラムは、小沢元代表が代表幹事を務めた新生党が解散した1994年、同党本部などから資金が移された。
 オンブズマンの上脇博之神戸学院大教授は、記者会見で「小沢元代表は党の金を私物化して、党内での影響力を形成、維持するために使った」と批判した。(時事2011/02/04-18:22)


これは違法ではないだろう。
間に「民主党岩手県第4区総支部」という政党組織が入っているので、合法である。
上脇博之という、おそらく共産党シンパだと思われる大学教授の「小沢元代表は党の金を私物化して、党内での影響力を形成、維持するために使った」という言葉は、それはこのセンセイの主観に過ぎず、小沢氏がどういうつもりだったかは、小沢氏本人しかわからない。問題なのは、これが違法かどうかということであり、どう考えてもこれは合法としか思えず、何のためにこんな告発をしなければならないのか。

違法だろうが合法だろうが関係なく、小沢一郎という男はこんなにカネに汚い権力主義者だということを世間に広めることが目的の、単なるプロパガンダなのだろうか。
もし、このセンセイの背後に「共産党」の力が働いていたらの話だが、いくら、統一地方選が近づいているからとはいえ、こんなことをやったところで、共産党の党勢は拡大しないだろう。小沢氏を追い落としたい既得権力者どもを喜ばせるだけだ。共産党はいつから、アンシャンレジーム部隊の優秀な将校のひとりとなったのか。一昨年、オバマにラブレターを出し、返事が来たと狂喜したあのときからか?

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朝日や共産党が旗振りする「カネを集める=悪」という一方的な「倫理観」のおしつけが、わがニッポン国の政治を窮屈なものにしている。
政治家に手枷、足枷をつけて、一番喜ぶのは、誰か。

政治家に十分な政治活動費がないと自分で情報を集める事が出来なくなる。
無料で情報を提供してくれるのは官僚だけだから、カネのない政治家は官僚に頼るようになる。
その結果、官僚に都合良く洗脳される。
自分でカネを集める能力のない政治家も官僚に頼るようになる。
官僚には企業や団体の許認可権があり、官僚が口を利けば企業や団体はパーティ券を買ってくれる。
一方で自分でカネを集める政治家は官僚の思い通りにならない。
官僚にとって好ましからざる政治家と言う事になる。
そうした政治家がこれまで検察とメディアによって血祭りに上げられてきた。

田中良紹”国会探検”「『成熟政治』と『未熟政治』」 


今回のこの「政治資金オンブズマン」とやらが「告発」したことは、実は、去年の12月1日に一部マスメディアによって報道されている。
この件にかんしては、当ブログ12月1日の記事で、僕の言いたいことすべてを語っているので、最後に全掲しておく。

総務省が30日に、2009年分の収支報告書を公表しましたが、各メディアは、突出した小沢氏の資金力について批判的に報道しているようです。
とくに毎日やテレビ朝日は、政権交代に備えてプールしてあった小沢氏の資金の流れが、いかにも不透明であるかのような表現をしています。

政治資金報告書:小沢氏団体「迂回」寄付 89候補に分配

民主党の小沢一郎元代表が実質的に運営する政治団体「改革フォーラム21」が昨年7月21日の衆院解散日に、小沢氏が代表の「民主党岩手県第4区総支部」に3億7000万円を寄付し、同支部は翌22日に同額を小沢氏の資金管理団体「陸山会」に寄付していたことが分かった。政治資金規正法では、政治団体間の寄付には年間5000万円の上限があるが、上限のない政党支部を「迂回(うかい)」することで、脱法的に資金を移動させた疑いが浮かんだ。

毎日新聞 2010年11月30日 22時17分


「資金を移動させた疑い」とありますが、「疑い」でもなんでもなく、それは政治資金収支報告書で明らかにさせていますので「事実」なのではないでしょうか。
「疑い」と書けば、いかにも違法行為がなされたかのような印象が湧出します。
同じことを報じたテレ朝「報ステ」では、正直に「これらの行為に違法性はない」とつけくわえているだけ、マシでありました。

昨年7月~9月は、民主党にとって「天下獲り」を狙う「一世一代」の「勝負の時」だったでしょう。
そのときに備えて準備していた政治資金を、小沢氏が惜しげもなく投入したことについては、「勝つための戦術」であり、それを、「法の範囲内」で行使したことに、何の問題があるのか。
泡沫に近かった、名もなく貧しい民主党の新人候補者が、自民現職議員を打ち破ることができたのは、この小沢氏の資金によることが大きい。
「国民の生活が第一」という理想の実現に、手持ちの資金を投入することは、当然すぎるほど当然な行為です。

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政治家は清廉潔白な君子たれと強要する、朝日新聞的な価値観の押し付けは、もう真っ平です。
政治家は道徳の模範として存在しているわけではありません。
このニッポン国の地上で生活するすべての人間のために、より良い世界を構築するために存在しているんです。
そのために必要なモノは、できるだけたくさん集め、最大の効果をあげるように運用する。
それを、圧倒的な行動力で推し進めることができるのが、本物の政治家です。
清く正しい聖人君子は、神仏のご宣託だけをのたまっておけよ、と思います。



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