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旧自由党の組織活動費15億円が使途不明らしいがそれを追及する自民党は200億円が使途不明という話

7日に初公判が予定されている、石川知祐議員の裁判で、あの水谷建設会長が証人申請されたそうだ。

この男を「証人」として法廷に引っ張り出せれば、たしかに「小沢無罪」は決定的になる。

来週7日に初公判がある石川知裕衆院議員(37)の弁護団が、小沢事件の鍵を握る「水谷建設」の水谷功元会長(65)について、証人申請を検討していることが分かった。3日までに最終判断する

小沢事件は、要するに「水谷建設から小沢に裏献金1億円が渡ったかどうか」に尽きる。すべては水谷功元会長が、検察に「1億円を渡した」と供述したことから始まった。検察が小沢事件に血道を上げたのも、1億円が渡っていたと思い込んでいたからである。

ところが、水谷功元会長は、本紙のインタビューに (1億円裏金証言は) 「分かりません。石川(議員)のイの字も知りません」と答えたように、資金提供を完全に否定し始めている。石川議員側の証人として出廷し「小沢事務所に1億円を渡したことは一切ありません」と証言したら、検察側の主張は崩れ、事件は成り立たない。

表に出たがらない水谷功元会長のことだ
たとえ証人申請されても逃げる可能性が高いが、その時は国会に呼び出して「証人喚問」するしかない。
いったい小沢事件はなんだったのか。真相を明らかにするためにも水谷功元会長の国会喚問は絶対に必要だ。岡田幹事長は 小沢一郎に国会での説明を迫るよりも、水谷功元会長の喚問実現に全力を尽くすべきだ。

(日刊ゲンダイ 2/2)


このゲンダイの記事に多少突っ込むけれど、確かに水谷建設会長のほうを喚問するべきだというのが正論だとしても、岡田幹事長以下、与党執行部、野党の連中も含めて、ほぼ100%そういうことはしないだろう。彼らは、真相などというものはどうでも良く、ただ、小沢氏のこの件を、どうしたら自分達の権力維持や権力奪取に利用できるかということで頭が一杯なのだから。
わがニッポン国住民の富を平気で他国に差し出し、ネオリベ政策で夥しい自殺者を生み出した、本来喚問されなければならない筈の、竹中平蔵とか、小泉純一郎とかの奸物どもが大手を振って天下を闊歩しているのだ。真っ先に喚問されるべき者どもを見逃して、無実が明らかな議員の喚問をしつこくもとめ続ける。小沢氏が喚問されなければならないのなら、議員の大半に喚問が必要となってくる。そろそろ、証人喚問を「政争の具」とするのは、終わりにしなければならない。そんなことをやっている場合ではないのだ。

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水谷会長の証人申請の話に戻るが、そもそも、この人物は検察が引っ張ってきたはずなのだから、普通ならば検察側証人となるべきだ。最初、検察側が小沢氏を巨額の裏ガネを受けた悪徳政治家として訴追する「決め手」としていたこの人物が、今では弁護側が「小沢無罪」を立証する「決め手」になっているという事実は、なんとも皮肉な話と言わざるを得ない。いかに「水谷証言」というものが信憑さを欠いているかを物語っている。

こんな信用できない「証言」から、石川氏ら秘書3人が逮捕されたのだが、当時、マスメディアの小沢攻撃の枕言葉は「秘書を3人も逮捕された」だった。検察が逮捕するぐらいだから限りなくクロだ、という検察無謬神話が、まだ、説得力があった頃だ。しかし、村木さん冤罪事件における、「証拠捏造」が公にされた今では、その「神話」も揺らいできて、その枕言葉も効力を失ってきた。今、「水谷建設」がどーの、こーのというメディアは、「しんぶん赤旗」くらいのものだ(笑)しかし、検察権力と言説を一にする「共産党」なんて前代未聞だ。あの世でマルクスが「共産党という呼称を返上しろ」と怒っていることだろう。

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ところで・・「強制起訴」から、マスメディアのすさまじい「小沢叩き」がまた再開されるのかと思っていたら、なんだかおとなしいような気がする。社説も、「まあ、これくらいのことは言うだろう」という程度。石川さんらの裁判が、どうも検察側に旗色が悪い状勢を見て、「これは、さすがにマズイ」と思いはじめたのだろうか。そういえば、本日、夕刊フジにこのような記事が載った。

小沢“旧悪”で「政治とカネ」急展開 15億円使途不明 (夕刊フジ) 

民主党の小沢一郎元代表(68)の「政治とカネ」問題が急展開だ。自民党は、強制起訴となった土地取引事件だけでなく、小沢氏が党首を務めた旧自由党の組織活動(対策)費も追及対象に加えたのだ。億単位のカネを領収書1枚で使える「政党の機密費」。小沢氏をさらに窮地に追い込むのか-。

 「知らない。私はお金を受け取っていない」「私が(領収書を)書いたかどうか分からない」「(領収書の)文字は認識がない」

 藤井裕久官房副長官は1日の衆院予算委員会でこう釈明し、関与を否定した。野党席からは「筆跡鑑定しろ」「参考人招致だ!」とのヤジが飛んだ。藤井氏は困惑と憤慨が入り交じったような表情を浮かべた。

 自民党の柴山昌彦議員が領収書のコピーを手に追及したのは、旧自由党の2002年の組織活動費。当時幹事長だった藤井氏あてに約15億円が支出され、使途不明になっているのだ。

 柴山氏は、小沢氏の関連政治団体の口座に04年ごろ、収支報告書に記載のない約15億円の入金があったとの新聞報道をもとに「あなたが15億円の使い途をご存じないというなら、誰が知っているのか?」と藤井氏に詰め寄り、当時の自由党職員(現在は民主党職員)2人の参考人招致を求めた。

 組織活動費は、受け取った議員の領収書さえあれば使途を公表せずに使える。選挙や組織対策などの表に出せない部分で使われているとみられ、「政党の機密費」とも呼ばれる。

 旧自由党時代だけでなく、小沢氏が民主党代表時代の2006-08年にも、当時の財務委員長2人に計約22億円が支出されている。昨年9月の民主党代表選の最中には、夕刊フジに匿名で、党の経理帳簿から抜粋・コピーしたとみられる組織活動費の資料8枚が届けられたこともある。

 政治資金規正法は、会計責任者が署名・捺印したうえ、収支報告書の記載が事実であると宣誓するよう義務づけている。藤井氏がこの義務を果たしていたかとともに、億単位の不透明なカネの流れが注目されそうだ。

 こうしたなか、民主党執行部は、小沢氏の処分について検討する緊急役員会を3日午後に招集する方針を固めた。役員会とは別に執行部は近く、小沢氏から進退に関する意向を改めて確認する。

 小沢氏は離党も議員辞職もしないことを表明しているが、ここにきて“別件”が急浮上したことで、執行部の対応が注目されそうだ。

[ 2011年2月2日17時00分 ]


これは、変な記事だ。
いかにも、小沢一郎の大悪事を暴いたかのような興奮ぶりが伝わってくるが、記事中に「組織活動費は、受け取った議員の領収書さえあれば使途を公表せずに使える」と書いておきながら、その使途が不明であることの、どこがおかしいとしているのか。
また、それを「問題」として追及する自民党も、どうかしている。自分達だって、やっていたことではないか

そもそもこのネタは、何も昨日今日、突然、湧いて出てきたものではない。一年前には、自民党の谷垣総裁がぶら下がりでこの件に関して発言している。また、6年も前に、今は亡き松岡利勝議員が、国会で質問をしているのだ。
それは、以下のブログ「永田町異聞」の記事に詳しい。

(前略)
こんな話をメディアが騒ぎ立てると、心おだやかならぬ幹事長経験者が自民党内にもいることくらい承知のはずだ。
05年2月2日の予算委で、松岡は麻生総務大臣にこう質問した。

「02年の7月と12月の2回で合計15億2090万円が組織活動費として藤井氏個人に支出されているが、その後どう使用されたのかわからない。何に使用したのかということを明確にすべきではないか」

麻生大臣は次のように答弁した。

「政党助成法で報告が求められているのは、政党から政党交付金を受けた者までであって、受領した者が資金をどのようなものに用いたかについては、報告を求められないことになっております」

松岡議員は自由党が民主党と合併する前年の不透明な資金の流れを問題にしたのだが、当時の小泉政権には、そこに深入りしたくない事情があった。
同じ問題で、2001年2月6日、当時の首相、森喜朗が市民団体から政治資金規正法違反で告発されていたからだ。

告発の対象になったのは、自民党の政党助成金から支出された1998年と99年分の組織活動費。森が幹事長だった時期である。

告発状によると、98年には、組織活動費70億1387万円のうち、58億5070万円が国会議員に配られ、大口では加藤紘一に45回計9億3710万円、森喜朗に23回計4億1210万円が支出されている。

99年には、組織活動費62億5641万円のうち48億470万円が国会議員に配られ、森喜朗は50回計7億1420万円を受け取っている。
しかし、この巨額資金を何に使ったかは、政治家個人の資金管理団体の報告書や申告書に、いっさい記載されていない。

告発したグループは「これでは国会議員が自民党から受領した組織活動費を何に使ったか、誰からもチェックを受けないということが許されることになる。そのような特別な法律は存在しない」と指摘した。

これに対し、2001年11月21日、東京地検は「嫌疑なし」という理由で不起訴を決定している。
つまり、東京地検は政党助成金の使途を報告する必要はないと認めたことになる。前掲の麻生答弁は地検の判断に沿ったものといえる。

であるならば、藤井氏が自由党幹事長時代に、組織活動費として受け取った15億2000万円の使途を報告していないことは何ら問題ないことになり、谷垣氏がいまさらこの問題を蒸し返す発言をするのは甚だ不可解である。(後略)

「永田町異聞」2010年1月7日の記事より


この問題については、自民党にかんするかぎり、他党のことを言えた義理ではない。
以下の記事も参考にしてほしい。

自民党に200億円の使途不明金 [週刊ポストドットコム]

驚くのは、自民党は国民の税金から各政党に支払われる政党交付金と献金などで収入がざっと1000億円、その5分の1の約200億円が“使途不明金”であることだ。正確には「政策活動費」の費目だが、小泉首相をはじめ、党幹部たちにつかみ金同然に支出されていた。小泉改革には一番大事な政治改革が抜け落ちているが、その根源をたどると、「政治とカネ」の腐敗の温床に小泉首相自らどっぷりつかっていることが浮かび上がる。

全文はこちら


自由党の「15億円」どころの騒ぎではない。自民党の場合は、一桁違うのだ。しかし、使途の報告の義務がないということで、市民が告発した一例以外は、問題にされることはなかったのだ。
もちろん筆者は、この状態がいいとは思っていない。国民の税金で支出される政党交付金である。その使途は透明であるべきだと思っている。

むしろ問題はそこにこそあるのであり、与野党共同して改善の道を目指すのがスジである。藤井氏が閣僚の席にいることを奇貨として、過去のことを蒸し返し、政争の具としてしまうのは、あまりに愚かしい行為と思うほかはない。

そして、いかにも小沢一郎氏の「大悪事」のように書き立てている夕刊フジであるが、この件を扱っているのは、今のところ、産経グループしか見当たらない。そもそも法律で「使途不明で良い」とされているものが使途不明であることを騒ぐことに、さすがの捏造メディアも躊躇しているということなのだろうか(笑)

今日もとりとめもなく終わってしまうことをお詫びする。


●本日の「別冊 世に噛む日日」の記事です●

4億円所得隠し・・朝日の社長を証人喚問せよ! 


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