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権力はわれわれの予断をはるかに超える「悪逆の行い」を断行するものである

指定弁護士による、小沢一郎氏への検審起訴(いわゆる「強制起訴」)がなかなか行われない。
昨年9月に議決、10月に指定弁護士が選任されてから、すでに3ヶ月以上、経っている。
たしか、検察審査会法では、議決後、指定弁護士が「速やか」に公訴提起しなければならないとあったように思うのだが、どうなっているのか。
筆者だけではなく、さまざまな人が疑問に思い、いろいろな観測、憶測がなされている。

ひとつには、「政治資金規正法」違反で起訴された、石川知祐氏ら3人の公判が始まるということがあるだろう。
言うまでもなくこの裁判は、予定されている小沢氏の検審起訴後の裁判と、密接な関連性を持ってくる。
いずれの裁判でも、被告たちの供述調書が最大の争点となることは、確実だ。
とりわけ、第二回めの「検審議決」は、「石川供述」を主な根拠にしているため、この信用性が石川被告の裁判で否定されると、その屋台骨そのものが壊れてしまうことになるのだ。

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それで、その「石川調書」の信用性だが・・。
周知のごとく、第一回目の議決の後に行われた、石川知祐氏に対する東京地検特捜部の5時間に及ぶ聴取が、石川氏が忍ばせていたICレコーダーにすべて録音され、そのテープが東京地裁に証拠採用されてしまった。
そこには、「勾留中の調書と供述を変えることは、小沢さんの検察審査会の処理に悪影響を及ぼす。この点については、検察と小沢さんの利害は共通だ。前と同じにした方がいい」と供述を誘導する検事の声が、余すことなく録音されているという。

ここで、すっかり、「石川供述」は信用性をなくしてしまった、大久保秘書の調書も、「村木さん冤罪事件」の当事者、前田恒彦検事によるものなので、検察側が証拠申請から外してしまった、証拠そのものが消失してしまったのだから、「検審起訴」ができなくなった、と喜ぶ人も、少なからず、見かけた。
しかし、検察審査会法では、起訴相当議決が二回なされた後には、必ず起訴されなければならない。どういう状勢であれ、起訴はおこなわれるだろう。

ここに、「改正・検察審査会法」の重大な瑕疵があるような気がする。
今回の、小沢氏を対象にした事例が示すように、公判維持に耐えうる信用性のある証拠がまったくない場合でも、11人の素人が「起訴すべき」とすれば、絶対に起訴しなければならない。普通、証拠もないのに告訴しても、受理はされない。しかし、唯一、それが可能なのは、この検審起訴ということになるのだ。下手をしたら裁判の結果如何で、検察官役の指定弁護士は、誣告罪に問われないともかぎらない。

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そのへんで、指定弁護士が二の足を踏んでいる、と見たほうがいいのだろうか。
しかし、油断はできないだろう。
権力が、われわれの予断をはるかに超える「悪逆の行い」を断行するものであることは、歴史上の数多の例で証明されている。ここ一年半の、小沢一郎氏にかけられた、検察・マスコミの「悪行」が、まさか、これほどとは思わなかった人が大半ではないだろうか。

あらゆる「楽観」は禁物だろう。


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未分類 | コメント(0) | 20110127034845 | 編集
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