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「そもそも、尖閣衝突事件なるものは、日中両国がでっちあげた、壮大なヤラセである」

一週間に2回か3回ほど、僕は近所のスーパーの駐車場に車を置いて、裏の丘陵地帯に造成されているやや大きめな住宅団地の、メインストリートに足を踏み入れる。
どういう由来だかわからないが、「梨の木坂」と呼ばれるその坂道を登りきったところに、高級な住宅群に挟まれるような形で、カフェ「Her Majesty」がある。
昨年、僕が事故で大怪我をした際に入院した病院で同室だったのがここのマスターだったという縁で、なんとなく足を向けはじめて、もう一年が経過した。

今日も、チョイ仕事を終わらせて、ふと、マスターの、いつもの無責任な放言が聞きたくなった。
マスターは、なかなかに無愛想な、60過ぎのおじさんだが、全共闘の生き残りだけあって、政治にかんすることに対しては、いつも、何かしら一家言、持っている。
小沢一郎を革命家として評価している点で気が合うので、退屈なときは、マスターの店に行って、話をきくことが多い。

日曜日、昼の3時過ぎという時間帯でも、店内のカウンター、3つあるボックス席のすべてに、客はいなかった。
数十度となく、この店に来たが、2名以上の客がいたことは、今までに一度もなかった。
よく、やっていけるもんだと思うが、気になる経営状態については、マスターに直接、その詳細を問う勇気はない。

カウンターの内側で、丸椅子に座って本を読んでいたマスターは、いらっしゃいとも言わずに立ち上がり、目の前にいる僕の前に、冷たい水が入ったグラスを、とん、と置いた。
豊かな髪は四分六の割合で白と黒。
その下にあるふくよかな顔面は、「シリアスな西田敏行」といった感じだ。
いつもの紅茶が運ばれてくる間、僕は店内に流れている楽曲ににかんする感想を口にした。
「三上寛の歌なんかかけるカフェなんて、空前絶後じゃないですかね、マスター。『小便だらけの湖』って、こんな曲を聴いたら、女性客は、確実に逃げますよ」
「昔、コンサートで三上が歌ったら、女性の大半が、途中で席を立ったもんだ。しかし、しっかり残って、彼の歌を最後まで聴く女性に、俺は魅力を感じた」いつもの無愛想な声で、マスターが答えた。
「そのひとりが、今の奥さんというわけですか?」
「まあ、そうだ」マスターはそう言って、はじめてニヤリと笑い、僕の前に、タージリン・ティーを置いた。

ときおり店に姿を見せるマスターの奥さんは、演歌歌手の藤あや子にそっくりな、信じられないくらいの別嬪さんで、年齢は僕と同じということだが、10は若く見える。
うわさによれば、資産家の令嬢で、なにか事業をやっているという話だが、詳細は、よくわからない。
ただ、その美人の奥さんの甲斐性で、マスターが、半ば道楽のようなカフェを続けていられるということは、言えそうだ。

紅茶をすすりながら、いつものように、政治にかんする話をしていたら、話題は、例の「尖閣衝突問題」に及んだ。
マスターは、いつも、極端な、陰謀論めいたことを口にする。
今日も、それは変わりなかった。

「なんだ、あの衝突事件なんて、単なるヤラセだろう」とマスター。
「ヤ、ヤラセなんですか?」
「そうだよ。あの流出したビデオとやらを仔細に見たが、海保の連中にしても、中国漁船の乗組員にしても、なんか、緊張感に欠けると思って、ピンときたね。この衝突事件は、日中両国の仕掛けた、壮大なヤラセに過ぎない。そうに決まっている」
「その根拠は??」
「考えてもみろ。あの中国船の船長、どうして、あそこで、日本の巡視船に、自ら体当たりする必要がある?」
「まあ、それは、自分も腑に落ちない点ですが」
「だろう?普通、運転をしていて、パトカーに追いかけられたからといって、自分の大事な車が傷つくのもかまわず、体当たりするやつがいるか?」
「まったく、皆無とはいえませんけどね。中には、理解不能な行動をとる人もいます」
「ま、車ではそうだろうけど、船を操ることによって、生活の糧を得ている者が、安易に、あんな暴挙に出るとは思えない」
「個人タクシーの運転手が、違反を重ねたあげく、パトカーに突っ込むようなものですかね」
「第一、体当たりをする理由、必然性が、まったくない。どう考えてもおかしい。これは、絶対にヤラセだ」
「でも、ヤラセだとして、日中両国に、どんな得があるんですか?」
「ガス抜きに決まっているじゃないか。どちらも、国内にさまざまな問題を抱えている。中国の反日デモは、豊かな沿岸部ではなく、貧しい内陸部で起きている。住民の間に大きな格差が存する国は、必ず、外に紛争をでっちあげて、不平・不満を、人間が依拠しがちな『愛国心』を煽って逸らせようとする」
「確かに、古今東西の歴史上、そういう例は、枚挙にいとまがない、いわば『常識』ですが」
「為政者にとって『領土問題』は、内憂回避のための、なくてはならないアイテムなんだ。尖閣における中国、竹島における韓国、北方領土におけるロシア、いずれも、領土問題を、内政に利用してきた」

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「はい、それはよくわかりますが、尖閣衝突が、日中両国、示しあわせてでっちあげた事件かどうかとなると・・」
「ビデオ流出にかんして、あのサッサ(佐々淳行)みたいなやつがしゃしゃり出てきて、『船長釈放を憤った海保か検察内部の人間の正義感に基づいた義挙』とかのたまっている。まるで2・26の青年将校を称える皇道派の軍務官僚みたいだ。俺はな、秦君、国内にこういう空気が醸成されるのが、一番、危険なことと思っているんだ。なんだかそういう安っぽい『正義』が、情動的な支持を受けて、法や規則や真理を枉げてもまかり通ってしまうという事態がな」
「はいはい。中国の反日デモのスローガンである『愛国無罪』みたいなことですね」
「第五検察審査会の議決もそうだ。検察とメディアがスクラムを組んでつくりあげてきた『政治家は金に汚い虞犯者』というイメージが、安っぽいだけではない、まったく間違った『正義感』を煽り、『政治家は疑惑をもたれるだけでも不徳』という理不尽な暴論が大手を振ってまかり通る異常な事態を招来させ、結果がこのような魔女狩りを正当化させるようなことになっている」

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「まったく、その通りです。で、さっきの『ヤラセ』の根拠なんですが」
「今の日本は、大きな変革期の只中にある。国民が真に自立するか、権力の意のままに操られるようになるか、今が正念場だ。外患を煽ったり、邪魔な政治家を抹殺することで国論を統一しようとする権力の攻勢に対して・・」

最初に断定したことの焦点がぼやけていき、話自体が際限もなく大きく拡がっていくのが、マスターの特徴だ。
おそらく、考えをまとめずに、思ったそばから口に出すためだと思われる。
しかし、マスターの話は刺激的で、決して退屈はしない。
また、2、3日したら、店に足を運ぶことになるだろう。



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未分類 | コメント(2) | 20101108050747 | 編集
761|単純な者|20101108100155

こんにちは。
だから「沖縄知事選」「沖縄普天間基地とその移転先の辺野古」「駐留米軍基地負担金」などが消えてしまいました。例の白装束集団のあっち向いてホイッですね。
では。
777|a|20101113154311

こんにちは。

ほんとに「沖縄知事選」すっかり消えましたね。
そのほかのおっきな事件たちも・・・。

取り調べってそんなに時間のかかることなんですかね。
わけわかりませんです。

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