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「前特捜部長ら逮捕はトカゲの『胴体切り』だ」など

「泣かない小沢一郎が憎らしい」という本を読んで、新鮮な驚きとともに思い知ったのは、小沢一郎という政治家は、総理をはじめとする、あらゆる権力の座に恋々とした執着を抱かない、日本では、稀有の政治家だということだ。
そのことは、すでに当ブログのこのエントリで紹介した以下のエピソードを読んでみればわかる。

平成6年、非自民連立政権の象徴だった細川護煕氏が、佐川急便から借入した一億円についての、野党自民党の執拗な追及に嫌気が差したのか、突然、辞任しました。
そのあと、小沢氏は、自民党の渡辺美智雄氏を離党させ、担ぎ出して後継に据えようとしますが失敗、やむなく、羽田孜氏が首相に就任しました。
ところが、水面下で自民党からの連立工作を仕掛けられていた社会党が、民社党委員長の大内啓吾氏が画策した統一会派「改新」に自党が除け者にされたということを口実に、連立政権から抜けてしまったのです。

 社会党の政権離脱後、羽田連立内閣は予算案を成立させたが、社会党との政策協議は決裂して、少数与党政権が決定的になる。
 それを見届けた自民党は、羽田内閣不信任案を衆議院に提出する。不信任案が成立間違いないという瀬戸際に、羽田内閣は追い込まれた。
「解散総選挙に打って出れば勝てるのは、誰にもわかっていたのよ。
 事実、あたしらも、そうすりゃあいいじゃないか、と思ったさ。
 しかし、その時、小沢さんと羽田さんが話し合ったの。
 自分たちの<夢>である小選挙区制の導入は、細川内閣でとりあえず実現のめどは立てたが、実施までに猶予期間がある。いま総選挙をすると、その猶予期間にひっかかって、従来の中選挙区制での総選挙になる。
 いまの政治状況のなかで中選挙区制での総選挙をやったら、政治家たちの意識は、楽な中選挙区制に戻る。そうなったら、小選挙区制の実施は、もう二度と不可能になる。
 自分たちは「小選挙区制導入」「二大政党化」という<夢>のために、ここまでのことをやってきた。その自分たちが、政権惜しさだけで、改革の<夢>を自分の手でぶち壊すようなことだけはしちゃあいけない。いったん下野することになるかもしれないけど、ここは総辞職を選択しよう。政権はいずれ取り戻せる。
 二人はね、そう決断して、あえて総辞職を選んだ。
 あたしは、その話を聞いた時、あの二人は、政治家として以前に、人間として立派な人たちだなあ、と思ったね」(二見伸明)
 羽田内閣は、「在任期間64日、戦後二番目の短命政権」の嘲笑に耐えて、6月25日、総辞職の道を選ぶ。
 そして6月30日。この国の戦後史上、もっとも愚劣な、社会党委員長村山富市を首班とする、自民・社会・さきがけによる「村山連立内閣」が発足し、羽田孜や小沢一郎は、一介の野党議員に落とされる。
 小沢一郎、三度目の敗北だった。


幹事長時代も、鳩山政権が「国債発行額約44兆円以下」を掲げ、09マニフェストとの整合性に苦慮しているとき、「子供手当ての所得制限」「ガソリン暫定税率の維持」を政府に要求したことがあった。
傍目には、幹事長の専横、独裁と映る行為を、敢えてやってみせるという形で、鳩山首相に助け舟を出したのだ。
つまり、自分が悪者となることによって、民主党政権を支えようとしたのである。
このひとには、自分がどう思われるか、よく見せることができるか、などと腐心するような部分が先天的になかったのではないか。
そんなことよりも、この国を、どう「当たり前の国」「真の民主主義国」として発展させていくか、その真っ直ぐな思いしかなかったのではないか。

代表選敗北後、「民主党政権の成功のために、一兵卒として頑張る」と、彼は言った。
そして、今も言い続けている。
先だっての細野豪志幹事長代理の訪中も、これは小沢氏が菅政権に出した「助け船」なのではないか。
本人は「全くかかわっていない」と言ったそうだが、今までの事蹟から、自分の功であることを明らかにするはずはない。
ただし、本当にそうだとしたら、中国とのパイプの構築を怠ってきた、現民主党執行部の面目は、ひそかに(笑)潰れているだろう。
そのことについて訊かれたときの、菅や前原の不快そうな態度は、それを示して余りあると思う。

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小沢氏は「民主党政権の成功」のために、「一兵卒」として、出来うる限りの助力をしようとしているのではないか。
たしかに、外交で大きな失点を刻印してしまった「民主党政権」の傷を、どこまでカバーできるのか、中国との太いパイプを持つ「一兵卒」としては、これが出来る最大の貢献であったといえよう。
小沢ファンである僕らも、マスコミがさんざんデッチあげてきた「豪腕・策師の小沢」という虚像に影響されているところがあるが、もしかしたら、小沢氏は、「民主党政権を守る」ということを何よりも優先しようとているのかもしれない。
「権力争い」などというレベルをはるかに超えた、高い次元で、政治情勢を俯瞰しているのではないだろうか。

こういうことを書くと、また、「小沢神格化」などと揶揄されるかもしれないが、小沢氏のやること、なすこと、そして言うことを、すべて「悪意」にとったのが偏向マスコミ、すべて「善意」にとっているのが「小沢主義者」たる自分である。
そもそも、「ファン」とは、そうしたものではないか。


<証拠改ざん>前特捜部長ら逮捕 検事総長の進退問題発展も

郵便不正事件に絡む証拠隠滅事件で逮捕された大阪地検特捜部の主任検事、前田恒彦容疑者(43)のデータ改ざんを隠ぺいしたとして、最高検は1日夜、上司だった前特捜部長、大坪弘道(57)と前副部長、佐賀元明(49)の両容疑者を、犯人隠避の疑いで逮捕した。
事件は検察の信頼を根底から失墜させる事態に発展、トップである大林宏検事総長(63)の進退問題に発展するのは必至となった。


とうとう、前特捜部長らが逮捕される事態になったが、最高検の目論みとしては、ここまでに止めておこうということではないか。
「トカゲの尻尾」ならぬ、「トカゲの胴体」切りにより、大阪地検特捜部というトカゲを解体し、それでチャンチャン。
大坪、佐賀をスピード拘禁して、「口封じ」。
身内が身内を捜査をするなんて、好き勝手な絵を自由に描かせるということに他ならないだろう。
これは、絶対に、この事件だけに完結させてはならない。
東京、大阪の両特捜が、最近手がけた、すべての事案の洗い直しが絶対に必要だ!
そして、三井環氏が告発した、裏金問題まで、徹底的に追及することが、必須であろう。

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それを率先してやるべきなのは、ジャーナリズムに他ならない。
しかし、偏向マスコミは、今まで一体化してきた検察を「表向き」批判する「他人のポーズ」をとりつつ、事件を個別的なものに封じ込めようとする本音がチラホラ見える。
検察批判の矛先が、自分たちに向かわないような報道をしていないかどうか、これから、厳しい目を向け、暴いていきたいと思う。

検察審査会の午後

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関連記事 [未分類]
未分類 | コメント(3) | 20101002095558 | 編集
689|海外から見た日本|20101002104927

郷原さんが一罰百戒について話していた事を思い出します。
検察が持っている一罰を下す事により百戒があるという妄想が怖いと思います。
極論すれば、一罰が間違っていても百戒という抑止力で正当化されてしまいます。

悪い政治家は当然不正が暴かれないように注意しています。
検察も証拠を揃え起訴する事は容易ではないのです。皆、真っ白という事はありえず、グレーです。
ですから、検察は証拠を捏造したりマスコミにリークしたりして無罪の被疑者も無理やり犯人に仕立て上げるのです。
それが、検察組織の中での立身出世にも繋がります。
検察は司法ではなく行政の一部分のサラリーマン組織ですから、既得権益者と繋がっている政権サイドから検察上層部に指示が出て、正義の仮面をかぶり尻尾を振って民主党・石井氏を葬ろうとしました。
しかし、証拠がまったく揃わなかったため、検察の保身のために村木氏を逮捕・起訴しました。
小沢氏の場合も証拠が揃わなかったので、検察の保身のために秘書を逮捕・起訴しました。そして検察審議会を使って検察捜査の正当化を企んでいます。
鈴木氏の場合は検察への批判がまだ少なかった時期なので、証人調書を捏造できました。
検察上層部は犯人は誰でもかまわないのです。

これは検察全体の体質ですから、根本的に改めない限り冤罪は続くと思います。
 ・取調べの全面可視化
 ・検察会見のオープン・リーク報道に対する罰則強化
 ・調書偏重から証拠・法廷証言重視へ(司法改革)
以上が、冤罪を防ぐために必要と思います。
690|隠居老人|20101002210807

大阪地検特捜部の検事が3人も逮捕される事件が、単なる「証拠隠滅」や「犯人隠匿」事件として扱われていることに、危惧を覚えます。
現職検事が、無実と分かっている人間を証拠を捏造して逮捕し、160日間も拘禁していたのです。これは刑法194条に定めた特別公務員職権濫用罪そのものです。
刑法194条 裁判、検察若しくは警察の職務を行う者又はこれらの職務を補助する者がその職権を濫用して、人を逮捕し、又は監禁したときは、6か月以上10年以下の懲役又は禁錮に処せられる。

裁判所や検察を担当する新聞記者ならば、学生時代に六法全書くらいは読んでいるはずでしょう。6か月以上10年以下の懲役又は禁錮が、かなり重い罪だということは、わかるはずです。知ってて書かないなら、悪質です。
691|taira|20101003011821

最近、森ゆう子議員のツイッターが最高です。  http://twilog.org/moriyukogiin
>やっぱり、森さんの言ってた通りだね、と私を信じて支えてきてくれた支持者の人たちから。でもこの一年半、「検察を批判するきちがい」「妄信的な小沢信者」とさえ言われてきた。検察の暴走とメディアスクラム乗じて「推定無罪」という大原則を忘れて批判を繰り返してきた人たちは・・・(続)
posted at 20:59:31

>ついこの間まで、検察のお先棒を担ぐような発言を繰り返していたヤメ検(郷原さんではない)の人たちが、「私たちの頃は違った」といい子ぶりっ子をするのを見ると、つい、「お前もやってただろ!」とテレビに向かって突っ込みをいれたくなる今日この頃・・

>続き 去年あれだけ大騒ぎをした西松建設事件の裁判は今どうなっている?と。「えっと、否認して・・・」小沢番だったんだよね、この人?! 「裁判はもう事実上無いよ。私のブログを読んで来週感想を聞かせてね。」と優しく言って(笑)帰ってきた。
posted at 20:16:08

>続き それにしても質問してきた記者さんたちが、いわゆる「政治と金」の問題についてやはり何も知らないことに「あいた口がふさがらない」。この間まで小沢番だったという、例の「あいた口がふさがらない」という小沢批判の社説を掲載した新聞社の記者に試しに聞いてみた。 続く
posted at 19:54:13

>(続き)特別任用する有識者に守秘義務を課し、また守秘義務を全うできるような専門家を任用すればよいのであって、アリバイ作りに最後だけ利用しようとする意図は明白なのではないか。思わず、ふざけるな!(失礼)と言いたくなった。 続く
posted at 19:27:23

全く、我々の言いたかった事を言ってくださり痛快です。
特に>でもこの一年半、「検察を批判するきちがい」「妄信的な小沢信者」とさえ言われてきた。検察の暴走とメディアスクラム乗じて「推定無罪」という大原則を忘れて批判を繰り返してきた人たちは・・・(続)
・・・涙の出るほどよく分かります。  小沢支持者は皆、似たような経験をしてるのだなと・・・
忘れもしません。  自分もここへ来る前、前も書かせてもらったように 其偏向評論家のブログの掲示板で孤軍奮闘、小沢擁護をしてたとき さんざん周りの奴らから キチガイ扱いされましたから(苦笑)

東国原氏の記事、読ませていただきました。
個人的には、特に何の感情もない人なので、、ご勝手にといったところです。
ただ、この人 宮崎知事になる前、宮崎を何とかしたい! 骨を埋める みたいな事、言ってませんでしたっけ?
個人が上昇志向を持つのは勝手だけど、結局は宮崎知事というのは、この人の踏み台のひとつか?という失笑を禁じえない気分です。  元嫁の「バーカ!」が、一番正鵠を得ているかも。

東国原個人より嫌なのは、大阪の橋下(はっきり言って嫌いです)にしろ 東国原にしろ、結局はマスコミに肯定され、持ち上げられた奴らが権力者になる構図です。
あの糞都知事も、そのはしりでした。  つまり真の権力者はマスコミということ!
森ゆうこさんの呟きにもあるとおり、我々小沢支持者は逆に、その被害者でした。

そしてデマでしょうが最高に不愉快な噂・・・あの死ぬほど嫌いな辛抱が 橋下と組んで 知事選に出るとか?
もう吐きそうになるほど不愉快な噂です。  また三宅ジジイとか金ババアとか不愉快な連中が持ち上げ、愚鈍な連中がそれに釣られるのが目に浮かぶようです。
http://opinion.infoseek.co.jp/article/1048

今度の中国問題もそう、、、確かに中国は批判されるべき点は多々あり、何年か前の 大使館を襲撃したり。
オリンピックでの嫌がらせのときも こっちも大抵、頭に血が上り チャンコロなんて其有名掲示板に書き込み大喧嘩した想い出があります。
しかし、最近 色々実態が分かるにつれ あのときの気分は多分にマスコミに誘導だれてたのではという反省も。  だから、今回も腹が立つものの 絶対的な怒りではなく アメリカもどっちもどっちという相対的な怒りに変質しました。
大マスコミだけの情報だと、またしても憎っくきチャンコロ・モードになるとこでしたが・・・
ネット情報など読み込んでいくと、多分に中国側の気持ちも分かるというか・・・つまりネトウヨみたいなのが中国にもいるけど一部であって、中国首脳も起こった振りをせざるを得ない、心底では揉め事を回避してる・・・など。

要は、すべてマスコミが悪いということです。   あの朝ズバのTBSが、大赤字で球団身売り?
腐ったマスコミが火の車という噂も事実らしいです。  巨悪の一角、検察が崩れだしました。
ネットの隆盛でマスコミを崩壊に!  どうでもいいけど自民など最近、眼中になくなりました(笑)
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