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小沢一郎は、自民党を飛び出した当時から、高潔な政治家だった。

明日は早いので、今夜はあまり、更新に時間をかけられません。

最近は、当ブログの更新に時間をとられて、なかなか、本を読む時間を作れません。
妻が病気をして以降、夕食から妻が就寝するまで、なるべく、ふたりで過ごそうとしているので、なおさらです。
録画している映画もたまりにたまって、いったい、いつ観るのか、といった感じです。

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泣かない小沢一郎が憎らしい

今、途切れ途切れに読んでいるのは、世川行介・著「泣かない小沢一郎(あいつ)が憎らしい」という本です。
まだ100ページほどしか読んでいませんが、小沢一郎氏の歩んできた軌跡を、盟友の羽田孜元首相や、元議員の二見伸明氏などの証言によって、わかりやすく綴られています。
マスコミがでっちあげた「豪腕」「壊し屋」「策謀家」としての、小沢氏の「悪イメージ」が、いかに虚像であったのか、この本を読めば、つくづく、わかります。
そして、「改革」を口にしながら、その実、自らの「権力欲」を満たさんがために、小沢氏にすり寄ってきては、離れていった、あの政治家、この政治家の「真実」も。

今夜は、そのなかで、とくに印象に残ったエピソードをひとつだけ紹介して、終わりたいと思います。

平成6年、非自民連立政権の象徴だった細川護煕氏が、佐川急便から借入した一億円についての、野党自民党の執拗な追及に嫌気が差したのか、突然、辞任しました。
そのあと、小沢氏は、自民党の渡辺美智雄氏を離党させ、担ぎ出して後継に据えようとしますが失敗、やむなく、羽田孜氏が首相に就任しました。
ところが、水面下で自民党からの連立工作を仕掛けられていた社会党が、民社党委員長の大内啓吾氏が画策した統一会派「改新」に自党が除け者にされたということを口実に、連立政権から抜けてしまったのです。

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 社会党の政権離脱後、羽田連立内閣は予算案を成立させたが、社会党との政策協議は決裂して、少数与党政権が決定的になる。
 それを見届けた自民党は、羽田内閣不信任案を衆議院に提出する。不信任案が成立間違いないという瀬戸際に、羽田内閣は追い込まれた。
「解散総選挙に打って出れば勝てるのは、誰にもわかっていたのよ。
 事実、あたしらも、そうすりゃあいいじゃないか、と思ったさ。
 しかし、その時、小沢さんと羽田さんが話し合ったの。
 自分たちの<夢>である小選挙区制の導入は、細川内閣でとりあえず実現のめどは立てたが、実施までに猶予期間がある。いま総選挙をすると、その猶予期間にひっかかって、従来の中選挙区制での総選挙になる。
 いまの政治状況のなかで中選挙区制での総選挙をやったら、政治家たちの意識は、楽な中選挙区制に戻る。そうなったら、小選挙区制の実施は、もう二度と不可能になる。
 自分たちは「小選挙区制導入」「二大政党化」という<夢>のために、ここまでのことをやってきた。その自分たちが、政権惜しさだけで、改革の<夢>を自分の手でぶち壊すようなことだけはしちゃあいけない。いったん下野することになるかもしれないけど、ここは総辞職を選択しよう。政権はいずれ取り戻せる。
 二人はね、そう決断して、あえて総辞職を選んだ。
 あたしは、その話を聞いた時、あの二人は、政治家として以前に、人間として立派な人たちだなあ、と思ったね」(二見伸明)
 羽田内閣は、「在任期間64日、戦後二番目の短命政権」の嘲笑に耐えて、6月25日、総辞職の道を選ぶ。
 そして6月30日。この国の戦後史上、もっとも愚劣な、社会党委員長村山富市を首班とする、自民・社会・さきがけによる「村山連立内閣」が発足し、羽田孜や小沢一郎は、一介の野党議員に落とされる。
 小沢一郎、三度目の敗北だった。
 
 世川行介・著「泣かない小沢一郎(あいつ)が憎らしい」より引用。

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羽田連立政権が崩壊したあのとき、昨日のことのように覚えています。
あのときも僕は、小沢氏を応援していたので、悔しさで、夜も眠れませんでした。
小沢一郎氏を「策謀家の権化」のように言うけれども、ただただ、政権欲しさのためだけに策を弄し、自党のアイデンティティも何もかなぐり捨てて、野合した「自社さ」と、<夢>の実現のために政権を手放した小沢氏たちと、どちらが政治家として高潔な集団であったか、言うまでもないでしょう。

そして、その愚劣な自社さ政権で、厚生大臣をつとめたのが、誰あろう、菅直人氏でした。
それでは今夜は、このへんで。




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未分類 | コメント(3) | 20100918092715 | 編集
661|和久希世|20100918073053

本当に分からないので、失礼を省みず、お尋ねします。
小選挙区制はそんなに素晴らしいものなのでしょうか?
少数意見抹殺の為の選挙制度ではないかという気がするのですが?
662|-|20100918115044

このコメントは管理人のみ閲覧できます
663|eiji008|20100918123428

> 本当に分からないので、失礼を省みず、お尋ねします。
> 小選挙区制はそんなに素晴らしいものなのでしょうか?
> 少数意見抹殺の為の選挙制度ではないかという気がするのですが?

少数意見を抹殺する意図のためにつくられたものではないと思いますが、施行後、十数年を経て、いろいろと問題点が出てきているのもたしかです。
小沢さんは純粋に、二大政党制をこの国に根付かせる目的で、小選挙区制を導入したのだと思います。
少数意見は、比例代表並立制という形でくみ上げようとしたのではないでしょうか。
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