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「世論調査」がデッチあげる「世論」

昨日、朝日の一面トップの見出しは「内閣不支持逆転45% 支持41%止まり」小見出し「『小沢氏は辞任を』68%」だった。
なぜか、毎日、読売、共同も、同じ日の昨日に世論調査を行っていて、似たような結果を報じている。
不思議に思うのは、どうしてこう横並びに、各紙が同じことを同じ日に行うのかということだ。
いつだったか、朝日に抗議の電話したとき、僕の「記者クラブという談合組織」という言葉尻を捉えて、それまで穏やかに、冷静に、慇懃無礼に、僕の相手をしていた記者さんが、突然、激高した。
「記者クラブは談合組織じゃない!とんでもない!新聞社同士の競争がどんなに激烈か、あなたは知っていますか?」
僕はゆっくり息を吸い込み、答えた。「たしかに小説やドラマに出てくる記者はそういう感じですが、実際のところはどうなのか、あなたがそう言うだけで、信じる気持ちにはなれません。だって、今度の小沢氏関連の報道にしても、内容の違いがあるだけで、全紙、同じ論調、同じスタンス、同じ言い回しじゃないですか。一紙でも特捜の異常な捜査に触れたところがありますか?陸山会の事情や立場に立って考えるような記事を書きましたか?」
相手は黙り込んだ。僕は続けた。
「そりゃ、個別の抜いた抜かれたはあるでしょうが、僕にとってみれば、磯野波平氏の髪の毛が一本か二本かみたいな違いだけですよ。総じて、同じことを同じようにあなたがたは報道している。談合してるように思えてなりません。今の時点での検察批判は、この談合を破壊する行為だから出来ないんじゃないですか?」
そのあともいろいろ、面白いやりとりがあったが、今日のテーマから脱線してしまうので、別の機会に詳述するとして・・・。
とにかく、まったく同じ日に世論調査するというのは、かなり怪しいと思わずにはいられない。申し合わせたようにしか見えない。
百歩譲って、小沢氏不起訴のあとの初めての日曜日、ここは世論調査結果を報じる絶好のタイミングだと全紙が「偶然に」判断したのだとしても、それは各紙が似たような「思考」をしているということであって、「あ・うん」の呼吸のレベルまで血肉化した談合関係が完成されていると断じてしまうのは、行き過ぎだろうか。

ところで、朝日二面に載っている世論調査の「設問」を読んでみて、思わず、言葉にならない怒声を発してしまった。
「鳩山内閣を支持しますか、しませんか?」「それはどうしてですか?」「いま、どの政党を支持していますか?」「参議院選挙はどこに投票しますか?」
ここまではまあ、いいだろう。しかし、そのあとの設問に、どうしても、朝日新聞社が望むような結果に誘導する魂胆が透けて見えてくるのだ。

◆民主党の小沢幹事長の政治資金問題についておうかがいします。小沢さんの元秘書の石川衆議院議員ら3人が起訴され、小沢さんは不起訴となりました。この問題をめぐる、小沢さんのこれまでの説明に納得できますか、納得できませんか。(納得できる6% 納得できない86%)
◆今回の問題の責任をとって、小沢さんは民主党の幹事長を辞任するべきだと思いますか。辞任する必要はないと思いますか。(辞任するべき68% すべきでない23%)
◆鳩山首相は、小沢幹事長を続投させる考えを表明しました。小沢さんの政治資金問題をめぐる、鳩山さんのこれまでの対応に納得できますか。納得できませんか。(納得できる16% できない76%)
◆小沢さんが鳩山内閣に対して、影響力を発揮することは、好ましいと思いますか。好ましくないと思いますか。 (好ましい12% 好ましくない74%)
◆起訴された石川衆議院議員に対して議員辞職を勧告する決議案を、野党が提出しました。民主党はこの決議案の審議に応じない方針です。この民主党の対応に納得できますか。納得できませんか。(納得できる16% できない76%)
◆今年夏の参議院選挙で投票先を決めるとき、小沢さんの政治資金問題を重視したいと思いますか。そうは思いませんか。(重視したい44% そうは思わない48%)


新聞の世論調査というのは質問内容によっていかようにも変えることができます。例えば「Aという問題が大問題になっていますけど、どう思いますか?」と聞かれたら、ほとんどの人は「問題があります」と答えてしまう。世論調査をする新聞やテレビが、スピンを仕掛けて世論を作っている――といったことを知らない人は多いのではないでしょうか。朝日新聞の世論調査を批判したら、本社に呼ばれて怒られた 上杉隆×窪田順生「ここまでしゃべっていいですか」

たしかに、そのとおりだと思う。
朝日新聞をはじめ、大マスコミは、それまで料理の下拵えのように、「カネにまつわる大問題をかかえる小沢一郎」という虚像を世間に喧伝しまくって、「なんだか詳しいことはよくわからないが、新聞やテレビが言うんだから小沢は悪い奴なんだろう」という気分を醸成させる。
「不起訴」という形で法的な決着がついたあとでも「なおも残る疑問」などという表現で、「本当は悪いことをしてるんです、コイツは」と世間に訴える。
そして、最後のこの誘導的な「世論調査」で、「国民の68%が小沢辞任をもとめている」という既成事実をつくりあげ、それを正当な「世論」だと、これから折に触れ、強弁していくのだ。

設問の内容に隠された意図は、こんなものだろう。
◆民主党の小沢幹事長の許されざる政治資金問題についておうかがいします。小沢さんの元秘書の石川衆議院議員ら3人が起訴されるという前代未聞の事態が起こり、小沢さんは理不尽にも不起訴となりました。小沢さんのこれまでの説明はこれまでの悪事を隠すものです。あなたは納得できるはずはありませんよね?
◆とうぜん、今回の問題の責任をとって、絶対に小沢さんは民主党の幹事長を辞任するべきですが、あなたもそう思いますよね?
◆鳩山首相は、あろうことか、そんな悪いことをした小沢幹事長を続投させる考えを表明しました。小沢さんの不透明で犯罪的な政治資金問題をめぐる、鳩山さんのこれまでの対応は、悪事に加担するとんでもないもので、到底納得できるものではありませんよね?
◆起訴された石川衆議院議員は議員の資格はありません。当然のように議員辞職を勧告する決議案を、野党が提出しましたが、なんと民主党はこの決議案の審議に応じないという暴挙に出ました。この民主党の対応に納得できるはずがありませんよね?
◆小沢さんが鳩山内閣に対して、裏からあれこれ指示し、独裁者として振舞うことは、好ましい事態ではないですよね?
◆今年夏の参議院選挙で投票先を決めるとき、小沢さんの政治資金問題をいちばんに重視して、カネの問題にまみれた民主党政権を勝たせてはいけないと思いますが、あなたも思いますよね?

こういう本心をチラチラ見せながら、鳩山政権と小沢幹事長に不利な「世論結果」をつくろうと誘導しているのだ。

しかし、これだけネガティブ攻撃をされて、「幹事長を辞めるべきでない」が23%とは、すごい結果なのではないか?
この世論調査が誘導的で信用ならないことを考えると、もっと多くの人が、「マスコミの小沢バッシング、民主党バッシングは何か、変だ」と感じているに違いない。
「ツイッター」が急速に普及してきていて、マスコミが意図して報じない情報が、次々と暴露され、「マスコミ不信」の輪がひろがっている実感がある。
いつまでもやすやすと「世論操作」ができると思っていたら、それは大間違いだ。



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未分類 | コメント(3) | 20100208042538 | 編集
46|鮨仙人|20100208215009

http://blog.goo.ne.jp/yampr7より転載

(転載開始)

先程twitterで重要な情報が届きました。

(以下引用です)

小沢一郎を告発した市民団体と、在特会の桜井誠氏、「博士の独り言」の島津義
広氏が検察審査会へ小沢氏不起訴不当の審査申し立てをしたそうです。

(引用終わり)

もしもこの情報が事実であれば、これまでバラバラだった断片が一本の糸でつな
がっていることがわかります。

一つは、三つの謎の市民団体と桜井誠氏(在特会代表)との関係です。

小沢一郎幹事長を告発した市民団体「真実を求める会」と桜井誠氏(在特会代
表)が検察審査会に「不起訴」不服申立てを一緒に行ったのですから、「真実を求める会」と桜井誠氏は「特別な関係」があることが分かります。

3つの市民団体「鳩山由紀夫を告訴する会」「世論を正す会」「真実を求める
会」はそれぞれ鳩山民主党代表(当時)と小沢民主党幹事長をターゲットにして
東京地検特捜部に刑事告発しており告発はすぐに受理されてその後の強制捜査の
口火を切っています。

3つの市民団体の基本情報が一切公開されず報道もされず一切不明である点及び
名称が非常に似ている点から考えますと、これら三つの市民団体は東京地検特捜部に刑事告発するためだけに促成に作られた運動実績のない「偽装市民団体」だということが推測されます。

実績のある普通の市民団体であればホームページなどで代表名や事務所住所や活
動内容を公開しているはずですべてが不明な市民団体などありえないからです。

「真実を求める会」と桜井誠氏が「特別な関係」である以上三つの市民団体と桜
井誠氏及び「在特会」との間には特別な関係があることは容易に推測されます。

おそらく三つの市民団体を仕切っているのは桜井誠氏だと推測されます。

二つ目は「在特会」と検察・警察との関係です。

「在特会」はここ一年程排外主義をむき出しにして全国で暴力的な直接行動を繰
り広げていますが、検察・警察が彼らの暴力行為を取り締まったことはありません。

「在特会」は市民団体が開催する従軍慰安婦問題の展示会場に押しかけ無理やり
中止に追い込んだり(東京都三鷹市)、ネットジャーナリストのリチャード・コシ
ミズ氏の池袋の事務所と自宅にデモで攻撃したり(2009年10月1日)、京都の朝鮮初級学校に押しかけて「在日特権粉砕」などとマイクでがなり立てて生徒・教員・保護者に脅迫・脅しを繰り返しました(2009年12月4日)。

これら一連の「在特会」の暴力行為に対し検察・警察は傍観して彼らのするまま
に任せて暴力行為や脅迫罪や威力妨害罪容疑で逮捕も強制捜査も訴追もしていま
せん。

このことは「在特会」と検察・検察とのあいだに「特別な関係」があることが推
測されます。

三つ目は、検察と「在特会」桜井誠氏との関係です。

「在特会」の暴力的な排外主義運動を容認して取り締まらない検察・警察は当然
ながら在特会代表の桜井誠氏を「特別扱い」にしています。

検察は「在特会」の排外主義右翼運動を容認する代わりに、鳩山民主党政権転覆
のための偽装市民団体を作らせて捜査情報をリークして鳩山首相の「献金問題」と小沢幹事長の「西松建設不正献金」問題と「越山会土地購入資金」問題をでっちあげて刑事告発をさせ強制捜査の口実づくりをさせたのだと推測されます。

今回の一連の検察と大手マスコミの異常な行動は政権転覆を目的とした「司法
クーデター」だと思っていましたが、実は検察と大手マスコミに「在特会」が加
わったより大掛かりな「クーデター」だったのことが分かります。

おそらく、検察と「在特会」と大手マスコミの背後には、自民党清和会、公明
党・創価学会、特権官僚、財界、統一教会、右翼・暴力団と米国支配層・CIAが
深く関与してものと推測されます。
(転載終了)
47|映児|20100208234832

情報ありがとうございます。
僕もさっきツイッターで目にしたばかりです。
本当に極右ファシストと検察がつるんでいるのなら、
憂うべき事態かもしれません。
しかし、創価学会云々って、絶対にない。
右派からも左派からも黒幕として語られるのが可笑しいです(笑)

この情報には確たるソースが示されておりませんので、
参考程度にきいておきます。
事実が確定したならば、拙ブログでとりあげたいと思います。
48|ロヒくん|20100209010826

これは鋭い、よい視点で、問題をあばきましたね。
その通りであって、電話の向こうの回答者は、つい質問者に合わせてしまうのですよね。そこをえぐり取る洞察、観察力に驚きました。
世論調査の仕方の、間違ったケースの、例題になりそうですよ。感心!感心!
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