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この国ぜんたいを覆う闇はどこまで深いのだろうか

大連立をする、ということは、自民党の失政を許すということだ

自民党の失政を許す、ということは、自民党的な手法を取り入れていくということだ。

自民党的な手法を取り入れる、ということは、いずれ自民党そのものになりきってしまうということだ。


官僚に政治を預け、党内政局に明け暮れ、いつの間にか850兆もの巨額借金をつくってしまった自己批判も総括もなく、道義的な資格もないのに「政党」を名乗る、そんな自民党を、影も形もなく潰してしまうことが、民主党にとって、政権交代後にまずやるべき、大きな仕事だった。

それに着手していた革命の功労者に対する、狙い撃ちするかのような反革命の攻撃を、一致団結して跳ね返すどころか、後ろから鉄砲を撃つような真似をし、しまいには排除してしまった。

自民党は、ふたたび、延命を許された。
彼らが行ってきた、国民への背信行為は、なかったことにされた。
この国ぜんたいを覆う闇は、どこまで深いのだろうか。

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ショート・ストーリー

「別れる理由」

営業第三課のオフィスにはあまり人はいず、いつもの活気は失われていた。
何人かの課員が虚ろな表情で、惰性のようにデスクに向かい、仕事をしている。
携帯がなかなか繋がらず、私はひとり、いらいらしていた。
恨みがましく、電話を見つめる。ディスプレイにアニメのライオンが、妙な仕草で踊っている。
その画面がメールの着信を知らせるポストマンの絵に変り、私は「来た!」と小さく声をあげた。
急いで、それを開く。

「いよいよ別れの日だね。いつものところにいる。やっと、たどり着いた。時間がない。急いで」

私はすぐ席を立ち、放心したような顔で椅子に背をもたせかけているE課長に声をかけた。
「出かけてきます」
E課長は目をしばたたかせ、夢から醒めたばかりのような表情で答えた。
「あ。うん。好きにしなさい」

彼とのいつもの待ち合わせ場所である、会社ちかくのデパートの屋上に着いたのは、それから10分後のことだった。
遊園地になっているこの屋上の、メリーゴーラウンドの近くに彼は佇み、金網から外を見ていた。
「ごめんなさい、待った?」
声をかける私に、
「いや・・」彼は振り返り、寂しそうな笑顔を向けた。

「さすがに、今日は人がいないわね」
私の呟くような問いかけに、
「そうかな?ウイークデーはこんなものだろう。」彼は答えた。
そこかしこに親子連れやアベックが、漂うように歩いている。

「お別れだね・・・」彼は、まっすぐ私の目を見て、そう言った。
「こんなことで別れなければいけないなんて・・・」
私は思わず彼の胸に飛び込んだ。そして抱きしめられながら、少し泣いた。
「楽しかった、幸せだったわ、ありがとう」
「僕の方こそ・・・君にたくさん幸せを貰った。感謝しているよ」
「こんなに早く別れが来るなんて、思いもしなかった」
「3ヶ月だったかな・・・・・。本当に短かったね。でも、いい思い出ばかりだ。君は可愛いひとだった」
そう言って、彼は私に優しく口づけをしてくれた。

長い接吻と抱擁のあと、彼は静かに私の体を離し、眼を伏せて、言った。
「時間だ。行かなければ」
「やはり、奥様のもとに帰るのね・・・」
そう言う私の、頬を伝う涙を人差し指で掬い取りながら、彼は答えた。
「仕方がないんだ。許してくれ」

去っていく彼の後姿が涙でぼやけた。
私はこれからの残された時間をどう過ごせばいいのだろう・・・。
核ミサイルがこの街に到達するまであと2時間・・・。

「嫌よ!それまで一緒に居て!」
私はそう叫んで、彼のあとを追った。


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未分類 | コメント(1) | 20100728052149 | 編集
563|海外から見た日本|20100728005720

現時点で大連立が起きる可能性はゼロですね。
2年前は自民党を潰すための大連立はあったかもしれませんが、政権交代し実質的に自民党が崩壊した今の時点で大連立を行う意味はないと思います。
問題は民主党内をどう清浄化するか、そのための政党再編があるかないかでは?

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