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反権力の牙を抜かれた日本共産党

「朝まで生テレビ」を朝まで生で観ていたせいで、睡眠時間3時間。
午前中の仕事は、眠気と頭痛で大変だった。

「激論!小沢幹事長VS検察 ド~なる?!最終決着」
まあ、こういうテーマだから、一度、観始めると、止めることができない(笑)
郷原信郎さんの鋭い発言がやはり突出していた。
若狭ナントカという、各ワイドショーで特捜の代弁をしまくっていた、髭面のヤメ検弁護士との激論は見ものだった。
「政治資金規正法違反」を「実質犯」であると言い切る若狭某に対し、「実質犯と形式犯の二面がある。石川議員の場合は形式犯」と郷原氏。
秘書の判断で収入を少なく記載したことが「悪質な実質犯」であり、その「共犯」として政治家が辞任を要求されるならば、国会議員は半減してしまうのではないだろうか。
と、僕も思う。

そのことはさておき、今日のエントリでは、あるひとつの政党に絞って、話題をすすめていきたい。
番組中にこういう場面があった。

日本共産党・穀田恵二議員「国民は(小沢幹事長の蓄財に対する道義的な)説明責任をもとめている、犯罪か犯罪じゃないかと問うているわけではない」
「真実は何かということ。疑惑にあの方が説明責任を果たしたかどうかということが問われている」
(ニ、三のやりとり)
民主党・辻惠議員「『知らない』ということについて、一方的に『おかしい』と言うのは、悪魔の証明を求めるものだ」(中略)
大谷明宏氏「(穀田氏に)検察権力が必ずしも正しいことをやってるかどうか・・・あなたたち共産党がね、検察権力のチェックをしないでどうすんだよ!いつからそんな共産党になったんだよ!」
山際澄夫氏「穀田さんの言うことはまったく正しい・・・(そのあと声が大きいだけの粗雑で感情的なアジテーションをがなりたてる)」
小林節氏「小沢氏を疑うのは検察の勝手だが、事実が客観的に証明されていないのに、『ウワサ』だけがひとり歩きして、本人が『やっていない』と言っているのにやってないことの証明をしろと言ってる。やってないことの証明なんてできないですよ。今の時点では、小沢さんは疑いをかけられている一個人。権力は検察です」
青木理氏「(前略)(穀田氏が)この流れの中で、小沢氏の蓄財を云々するのは、検察権力の尻馬の乗っているとしか思えない」

共産党の常任幹部会委員が、サンケイ出身の極右ジャーナリスト山際某(チャンネル桜キャスター)に褒められ、自民の電波芸者議員・平沢勝栄と3人で、番組内で共同戦線を張るという、珍妙な光景が現出したわけだ。
本当に、大谷さんではないが、共産党はどうしてしまったのか。
この党が、戦前・戦中に、どんな苛烈な弾圧を受けてきたか、まさか知らないわけではないだろう。
別件逮捕や見込み捜査、密室での拷問的取調べやデッチあげ・・・これら検察の常套手段は、すべて戦前の特高警察に淵源があると言っても過言ではないのではないか。
プロレタリア作家・小林多喜二は、1928年3月15日の国家権力による共産党大弾圧を題材に「一九二八年三月十五日」という小説を書き、特高警察の惨烈を極めた拷問の実態を生々しく描いた。
結局、これが引き金となり、1933年2月20日に逮捕されたとき、丸裸にされ、ステッキで交互に殴られ、虐殺されるに至った。これは、調べというよりも、報復的なリンチ殺人だった。
その偉大な先輩の系譜を引き継いでいるはずの、日本共産党中央委員会常任幹部会委員が、「検察権力」の横暴を疑うこともなく受け入れ、尻馬に乗ってひとりの政治家を叩く。
たしかに、あの時代、軍部ファシズムに屈することなく節操を貫いた団体は、日本共産党と、創価教育学会だけである。
凄まじい弾圧のもと、故・宮本顕治元共産党議長は非転向を貫き、牧口常三郎創価教育学会会長は、国家神道への屈服を拒否して、獄中で亡くなった。
そのふたつの勢力が、今になって、検察権力の尻馬に乗り、なおかつ手を貸しているということは、偉大な先人の業績に泥を塗っているにひとしいと言わねばならない。
「政治とカネ」に対する、十年一日のごときワンパターンな言動を見るにつけ、共産党もまた、旧勢力の構図にうまく組み込まれた組織であったのだ、とつくづく思う。
共産党は、これまで、不満層の『受け皿』として機能してきたのではないか。そういう位置を権力に与えられ、役割を振られて、存続を許されてきたのではないか。
穏健な選挙戦術は、民衆の抵抗精神を取り込み、吸収して、無力で無意味なものに変換してきた。
今日の「朝生」を観て、そういうことを考えざるを得なかった。
三里塚闘争で現地農民に敵対し、部落解放闘争では被差別部落大衆を分断しようとした共産党の、組織エゴという「癖」は、こういう形でもあらわれてくるようである。

鋭い質問

青木理氏が、平沢氏と穀田氏に問う。

「国民の負託を受けて選挙に勝った議員が国会が開会する3日前に司法権によって身柄を拘束されてしまう。あれはたぶん、国会が開かれたら逮捕許諾請求しなくちゃいけないからでしょう。(中略)そういう暴挙を国会議員が唯々諾々と受けていいのか。」

そうなんだ。
党派を超えて、国会議員の身分が、検察権力の恣意的な捜査によって毀損されているということに、議員ぜんたいが怒るべきなんだ。
そして、議員を国会に送り出した国民も怒るべきなんだ。
不逮捕特権は、決して議員のためにあるのではない、議員を国会に送り出した国民のためにあるのだ。

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未分類 | コメント(13) | 20100130172709 | 編集
11|kumagayapiano|20100130175354

はじめまして。熊谷ピアノです。映児サンが学会のヒトであるだけにリアリティある意見だと思います。私も妻方の親戚に共産党員がおります。赤旗をたまに見たりもする環境ですが、こと小沢関連の志位さんはじめの共産党議員のコメントには、アンテナを180度立て違えたか⁇
と非常に落胆致しました。建設的野党が聞いてアキレマス。またコメントします。頑張ってください。
12|Y家の母妻|20100130203240

朝生の穀田さん、共産党もしみじみだ。こんな発言してたんじゃ、世代交代が上手くいかないんじゃないか?と思った。今の世代で尻すぼみエンドかな。共産党の信念が見えない。
特高に拷問受けて死んでいった先輩達に、どんな顔向けができるのだろう。
自分の発言を視聴者がどのように受け止められるか、わからないのであろうか?
あの深夜番組を見ている人たちは、相当に政治的関心が強いし、勉強家でもあるのだ。彼はあんな小手先発言して、自分たちの党を正当化できるとでも?それほどバカでもあるまい。
13|caccyo313|20100130214613

「朝まで生テレビ」に興味を持ちながらもなかなか視聴できずにいます。昨夜の実況ありがとうございます。自民を補完する共産公明の図式、とても妙な組合せですね!?
共産も蟹工船の頃は共感できたんですが、新政権に替わってからそのスタンスが微妙に変わったような気がします!!是々非々で判断すべきところを、埋没を怖れてか!?反与党一辺倒になってしまった!!?
「反与党」が党是なんでしょうか!??悲しい性ですね!?(~_~;)

青木理氏の鋭い質問!まさにその通りだと思います。小沢氏攻撃うんぬんの前に、石川議員の不当な緊急逮捕はもっともっと非難されるべきだと思います!!!民主主義の根本をなす議会制度・選挙制度を蔑ろにする暴挙であり、官僚制による民主主義への攻撃であります。与野党を問わず議会勢力が、大反発しても不思議ではないと思うのですが、検察には何も言えないのか!!?
よろしかったら「父さんのブログ」http://rightaction.cocolog-nifty.com/blog/もご覧ください!(^o^)丿
15|ロヒくん|20100130215647

共産党の痴呆化、ミヤケンが棺桶の中で、のたうちまわっているのでは?
→検察が政治的意図をもって、強権的捜査をし、強引に政治家を罪人にする。
→リークに応えて情報源を秘匿し、マスコミはごみネタで疑惑を書き立て。
→ワイドショーは新聞に赤線引いて、疑惑を振りまき、ただ面白がるだけ
→これらの手先となって共産党は騒ぎに同調、小沢つるしあげのために走る。
共産党はそれで何か大切なものを、党にもたらしうると考えているのであろうか。それは政治をいかに良くし、国民に何で益するのか。ほとんど戦前並に近い検察の手法、――説明責任を知らず、冤罪では人間性を批判され(足利)、起訴では国民の声に背き(明石)、証言は次々覆されているーーその古い検察を将来まで残すことに、どういうメリットがあるか、国民に説明しなければならない。
その党は、今回の付和雷同によって、支持を増やせるとでも思っているのであろうか。党幹部の発言が産経だけに報道されて、うれしいのか。人権や選挙の重みを意識しないなら、国民に見放される。堕落の極へ自ら落ちて行くのか。
16|怒助兵衛|20100131004604

いつもたのしくブログ読ませてもらっています。
おっしゃるとおり検察は国会議員を拘留しつづける理由について説明責任がありますね。
17|-cb|20100131110621

共産党は巨額違法献金で検察に脅されているのではないでしょうか?

http://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-2fe3.html
http://blogs.yahoo.co.jp/voteshop/folder/570171.html
20|映児|20100131184333

>熊谷ピアノさま

はじめまして!
学会のヒトには間違いありませんが、公明党への支援を拒否しているために、白眼視されています(笑)
信心はともかくとして、政治信条は多様な意見を認めてほしいんですけどね。
21|映児|20100131185010

>Y家の母妻さま

>あの深夜番組を見ている人たちは、相当に政治的関心が強いし、勉強家でもあるのだ。

そのとおりですね。
一政党の「重鎮」が、ワイドショーの御用コメンテーターが言うようなことを言い募っても、通用しません。
ていうか、週刊朝日の2月5日号が売り切れたり、朝日やNHKに偏向報道に対する抗議の電話が殺到しているらしいですから、日本の大衆も、もう騙されるばかりの存在ではないことを気づくべきでしょうね。


22|映児|20100131185644

>caccyo313さま

実はお役人官僚と政治家(民衆)の凄まじい天下の争奪戦なんですよ。
自公共の議員は、そのことがわからず、「与野党の攻防」がすべてだと思っている。
数十年に及ぶ自民党支配から、なかなか頭が切り替えられないのでしょうね。
23|映児|20100131190054

>党幹部の発言が産経だけに報道されて、うれしいのか。人権や選挙の重みを意識しないなら、国民に見放される。堕落の極へ自ら落ちて行くのか。

情けないですよね、ほんとに。
ここ10年、党勢は長期低落傾向にあるようですが、世代交代もうまくいってないようで、
自民党と似たような道を辿っているような気がします。
24|映児|20100131190413

>怒助兵衛さま

お名前に笑ってしまいました(笑)
ご同意ありがとうございます。
検察の会見は決してカメラを入れさせないそうです。
まさに「闇の権力」です(笑)
25|映児|20100131191718

>:-cb さん

リンク先、見させてもらいました(笑)
共産党議員の歳費はすべて党に上納され、その中から給料が出るということをきいたことがあります。
党員からも、かなりの割合で上納金は吸い上げられているのでしょうね。
構造は、暴力団とそう変わらないかも(笑)
創価学会がなぜ金持ちなのかは、「財務」と呼ばれる「お布施」が年末に集められるからです。公称800万の信者が仮に一割80万としても、ひとり10000円集めれば800億円です。実際は、10000円以上を寄付するひとがほとんどですから、数兆円のお金が毎年、黙ってても入る。
共産党も似たような感じでしょうね。
526|日本国憲法擁護連合|20100711162713

全くそのとおりです。
私のブログでは社民主要打撃論でナチスに殲滅されたドイツ共産党と同様だと指摘しました。
最近の権力の暴走の本質がボロボロでてきています。
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