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菅新政権の目指すモノが、われわれにとって吉か?凶か?


昨日の16時から、民主党の両院議員総会が開かれ、菅体制下における党役員の布陣が明らかになった。
古くからの反小沢急先鋒、枝野幸男を幹事長職に据えたことに象徴される、徹底的に「小沢色」を消した人事は、小沢一郎という政治家にシンパシーを感じる人々に、少なからぬ動揺を与えているようである。

かくいう筆者も、旧体制の思惑どおりにコトが運び、ついには、小泉流の新自由主義的な構造改革を是とする政権の発足という、最悪の事態に至ったのではないかとの思いに、心穏やかでないのは、確かである。小沢一郎は翼を折られ、手足をもがれてしまったまま、失意のうちに政界を去ることになってしまうのではないか・・。

毎日、読んでいる各政治ブログも、悲観論あり、楽観論あり、いろいろだ。筆者も、これは、小沢・鳩山・菅のトロイカが仕組んだ、参院選大勝を目的とした大芝居だというという楽観論に立ちつつも、残念ながら、今の時点でそう断定する勇気を持ち合わせていない。もう少し、慎重な様子見が必要なのだろうが・・・。

枝野新幹事長の挨拶を聴いていても、足元から這い登ってくるような不安感を、どうしても抑えることができなかった。「小沢一郎」という、政界の表も裏も知り尽くした手練れの政治家ひとりが抜けたとたんに、政権から「重み」というものが消し飛んでしまったような気がして仕方がなかったのだ。印象としての「軽さ」が際立っていた。

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しかし、昨夜九時からのNHKニュースと、10時からの報道ステーションに出演した枝野の発言をきいて、「あれ?これは今まで思っていた枝野とは違うな?」と、意外な思いがした。NHKでは前幹事長の行ってきたことを、一切、否定も批判もしなかった。たとえば地方からの陳情を幹事長室が窓口となって受け付けるやり方を「あれはあれで正しい」としたのだ。

そして、「ただ、利権の温床と誤解される面もあるのでより良いものに変えていく」と、あくまでも小沢のやり方を継承・発展させる方向を示したのだ。その口吻には、「自分とは比べ物にならないくらいの長い政治家経験」を持つ小沢に対するリスペクトをさえ感じさせるものがあった。本心がどこにあるのかはともかく、少なくともこれは大人が範として示すべき態度である。

10時からの「報道ステーション」。枝野が出演する場面の、タイトルがひどかった。「枝野幹事長『小沢支配』決別の決意」というのだ。画面右上にそのタイトルクレジットが掲げられたまま、枝野が喋っている映像を途中から観た人は、てっきり枝野が小沢批判を展開していると思うに違いない。たしかにキャスターの古舘は、枝野から小沢批判の言葉を引き出そうと、四苦八苦しているように見えた。

しかし、枝野はNHKのときと同じく、決して小沢を批判も否定もしなかった。これにはテレ朝もアテが外れたのではないだろうか。、党内クーデターのすえに、見事、「悪者小沢」を駆逐し、その後釜に座った「反小沢の急先鋒」による舌鋒するどい「前任者批判」が展開される・・・まことに、これ以上の「劇場」はないと期待したはずである。だが、枝野は乗らなかったのだ。

焦った古舘は、小沢の「政治とカネ」の問題に水を向けた。小沢に政倫審、または参考人招致、証人喚問など、いずれかの方法での、国会での説明の是非について、枝野に問いただしたのだ。枝野はこう答えた。「検察審査会のプロセスを注意深く見ていく。与党の幹事長という立場ならともかく、今は一国会議員だから「防御権」を主張しなければならない。一応自分も弁護士だから」と、「推定無罪」の立場をとったのだ。

これに古舘はうろたえたように、あらぬことを口走った。「そういうが、背後にあるゼネコンの問題も政党助成金のことも説明がなされていないことが問題だ」・・。日頃、賢しらなことをのたまっている古舘だが、いずれも付け焼刃であることが、ここで露呈された。この程度の認識しか持ち合わせていない無知蒙昧の一夜漬け野郎は、早いところ、シャボン玉のように屋根まで飛んで壊れて消えろと言いたくなる。

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ともあれ、こんなくだらないプロレス実況あがりのことは置いといて、僕は枝野という男を見くびっていたのかもしれないと思ったのだ。昔から小沢に批判的だったのは確かだとして、それは、アクの強い、やや強引な手法に対する、生理的な嫌悪のようなものなのではないか。民由合併のときに反対したということも、民主党創業以来のメンバーとしてはありうることだろう。

そして、今年1月~3月、小沢がマスコミと検察の包囲網のなかにあったとき、「幹事長の説明責任」を求める演説していた枝野氏の映像も、前後をカットされたマスコミの編集によるものであった。われわれはそれを見せられ、「枝野は反小沢の急先鋒」だという刷り込みを脳内に受けたのである。こういうマスコミによる「分断攻撃」に、われわれはたやすくひっかかってしまっていたのではないか。

しかし、これらを、まだまだ、確信しているわけではない。筆者は、この枝野幸男という男の一挙手、一投足を、これから注意深く監視していきたいと思っている。菅新政権の目指す方向が、われわれにとって吉であるのか、凶であるのか、いずれにしろ、この男がその鍵を握っているのは、間違いのないことだろうから。



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未分類 | コメント(6) | 20100607185256 | 編集
381|海外から見た日本|20100608075831

そうですね。

参議院選挙の候補者選びに関しても、枝野氏はNHKで小沢さんに近い意見を述べていたように感じました。
新幹事長ですから、枝野氏が小沢さんからどう引継ぎを受けるのか見物ですね。
また、枝野氏は菅政権の一員ですから、菅総理の意に沿った、参議院選挙向けの発言をしていると思います。
一般大衆受けする反小沢ではなく、国民のために良い仕事をして欲しいですね。
それを評価したいと思っています。

ところで、菅新総理の発言で、『沖縄の普天間飛行場移設問題でも多くの皆さんに失望を与えてしまった。日米合意を踏まえつつ、これからも沖縄の負担軽減という目標に向かって大きな息の長い努力が必要だ。』、を注目しています。
日米合意とは何かぼかしていますが、菅さんホームページの2001年8月19日付けの発言(http://www.n-kan.jp/2001/08/post-1553.pht)で、『・・・沖縄海兵隊の日本国外移転について真剣な検討が必要。』と主張しており、今後の言動を注目しています。

それと、米軍基地に関して、沖縄と日本本土と同じような関係が、ハワイ・グアムと米国本土にも存在し、反米軍運動がおきています。
普天間基地をグアムに移転する事が、米軍基地問題の根本的な解決にならないと知り、考えさせられました(http://democracynow.jp/submov/20100524-2flv)。日本語の字幕があります。期間限定みたいですからお早めに。
383|看板|20100608130016

そりゃあ後ろめたさの表れでしょう。ましてや弁護士であり
ながら、検察マスコミの人権侵害(どころじゃない)を看過
している。さらにマスコミに乗っかって、小沢を誹謗しよう
ものなら小沢持者も、真実を知る人も黙ってないでしょう。

支持率なんて、腐りきった真実を伝えぬメディア連合の意志
の表れ、どうとでもいじれる数字、ヤラセ捏造ランキングで
トレンドを創るのと同じ
危険水域→小沢排除、管を担いだ人間失格軍団による党占拠
→支持率暴騰、これは壮大な仕掛けのような気がします。
小沢強制起訴辞任→支持率暴騰のサブシナリオもあり、次の
ような大胆な低支持率捏造も可能。『流れが変わった!』と
か言ってるのも、小沢辞めろの静岡二人区、実は連合自体も
反小沢なのかもしれない。

今回、いくらなんでも政党支持率倍増はおかしい。国民に、
蛇蠍の如く嫌われ見放されたはずの民主党、首相執行部が変
わっただけでコロッと投票行動までが変わるのはおかしい。
もともと低く捏造していたものを実態に近く修正解禁したに
過ぎない。小沢の参院選前の辞任が確実なら不可能ではない
…と思います。
384|看板|20100608130418

例えば、サクラ街頭インタビューと視聴者の皆様のご意見を
適当にあつらえて『消費増税賛成80%』とかマスコミが言い
切ってしまえば通ってしまう。このまま行けば、
消費増税、法人減税、郵政米営化、子供手当て廃止ないしは
減額、唯一国民の意志を付託される議員定数削減(より外圧
に弱く官僚頼り)、高速無料化取り消しがやがて実現する…
と思います。ただし、ムダは排除されると考えられますが、
それは米国の赤字を埋めるために使われるでしょう。管直人
は、鳩山が予定していた上海万博への表敬を、米国に配慮、
それだけを理由にキャンセルしました。(ついでにSMAPも)
さらに、郵政西川を擁護していた丹羽宇一郎みたいな怪しい
人間を中国大使にするのは誰のさしがねなのか?
田中康夫は民主を離れ亀井につきました。
385|更紗|20100608181306

平野貞夫氏のHPより

http://www.the-journal.jp/contents/hirano/2010/06/post_15.html
386|新聞|20100608195303

1.ぶら下がり、記者クラブ。2.郵政改革法案。3.官房機密費。4.参議院選挙・・・小沢前幹事長の計算通り、静岡県をはじめとする複数区に、複数の民主・公認候補を立てる事を継続するのか?
これらの対処で、菅政権を信用できるか?どうか?
387|あらいぐま|20100608211157

細野豪志がキーマンです。
彼と代表選中にグループの会合で話をした結論です。

幹事長人事は当初予定していた枝野官房長官・仙谷幹事長案が、枝野自身が党務をしたいという事でなくなったと言われています。
またしかし、人事を詰める過程で枝野が固辞するようになったため決定が週を跨いだとも言われています。

これは細野との話で自身のキャリアの脆弱さに気づいたと見るのが妥当だと思います。
事実、解任予定の小沢Gの前執行部の大半が残っています。
本来、新しい人事で周りを敵で固める事は考えられないのですから押して知るべしです。
しかも、細野を頼みにするとの発言もしていますし、スパモニで細野を通し小沢会談を模索中だとの情報もあります。

現実を菅政権の幹部で一番最初に気づいたのが枝野だったと見るのが自然だと考えます。
彼は今、与党幹事長の職責の重さに押しつぶされそうになっていると思います。
未だ前原・仙谷ら7奉行どもは、己の能力がポストに見合わない未熟なものだということに未だ気づいていないことを考えると、枝野はかなりまともな政治家なのでしょう。
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