猫の首に鈴をつけようとして、果たされず進退窮まったネズミに、鈴をつける勇気もないヘタレネズミどもが、安全な場所から、口を極めて、勇気あるネズミを罵っている。
ヘタレネズミには、誰に何も言う資格などない。
不信任案で大島幹事長、普天間対処方針見極めて
自民党の大島幹事長は24日午前、衆院への内閣不信任決議案の提出時期について、政府・与党が28日にも決定する米軍普天間飛行場移設問題に関する対処方針の内容などを見極めて判断する考えを記者団に示した。
大島氏は「28日に閣議を開くと聞いている。28日に(鳩山首相が)何を言ってどうするのかを見て、いよいよ判断をしていく時期になっていく」と述べた。
また、「自分の言い訳だけを一生懸命話してその場を逃れようとする首相に、この問題を解決する資格はない。おわびするなら、お辞めになるしかない」と語り、首相の退陣を重ねて求めた。
(2010年5月24日11時46分 読売新聞)
普天間問題 公明・山口氏「首相は月末に辞任を」
公明党の山口那津男代表は24日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見し、米軍普天間飛行場移設問題に関し「沖縄の皆さんに対する裏切りだ。(鳩山由紀夫首相は)月末の日米共同声明を機に首相を辞めるべきだ」と述べた。参院選後の民主党との連携については「鳩山政権のままならあり得ない」と述べる一方で「重要な責務を果たす覚悟は持っている」と含みを持たせた
(2010.5.24 産経)
本当に沖縄県民は鳩山首相を辞めさせたいのか(ゲンダイネット)
辺野古案に対する反対運動を続けている住民グループは今年2月、報道機関向けの意見表明文を公表した。そこに書かれていたのは、こういうことだ。
〈新聞の社説などが、基地問題の先送りが日米同盟を揺るがすとの理由で一刻も早く辺野古沿岸域案を確定するべきと主張するのはおかしい〉〈日米両政府間で13年間も協議して現行案が定まったのだから、今さら議論は無用という論調はない〉(要約)
要するに、結論はどうあれ、現行案見直しに取り組んでいた鳩山の姿勢は、沖縄県民から「評価」されてきたのである。4月の県民大会の司会を務めた宜野湾市出身のミュージシャン、KEN子さん(35)もこう言う。
「前政権下では県民は基地問題を話題にすることもできなかった。それが政権交代で『基地反対って言ってもいいの』という雰囲気に変わってきた。これだけでも大きな前進なのに、そういう県民の思いは報じられません。『普天間を国外・県外に』という趣旨で開かれた県民大会が『民主潰し』のように利用され、鳩山首相の来県時に感極まって泣いた私の姿も『泣いて抗議する県民』という扱いで報道されました。内地メディアは鳩山首相に対する否定的な意見だけを取り上げ、それ以外は一切報じない。県民は鳩山潰しを誰も望んでいません。内地メディアには『怒りを利用するな』と言いたいのです」
日米合意ができても、沖縄県や地元の反対で行き詰まる事態を避けるためには、簡単ではないが、引き続き知事を説得し、翻意するよう求める必要がある。
鳩山政権発足以来の8か月余、司令塔不在で普天間問題が迷走を重ねる中、政府と沖縄県や名護市との信頼関係は冷え切っている。政府はまず、この関係を地道に立て直さなければなるまい。
住宅密集地にある普天間飛行場を人口の少ない県北部に移す。米海兵隊8000人をグアムに移転し、普天間など米軍6施設を返還する。一連の日米合意の実施が相当な地元負担軽減になることを丁寧に説明することも大切だ。(2010年5月24日01時16分 読売新聞)
アメリカさんの言いなりになるために、友党を切れ、というのだ。普天間飛行場の辺野古移設にはほかにもハードルがある。社民党が強く反対していることだ。
民主党内には、社民党に配慮して、月末に予定される政府案決定の先送りを求める声もあるが、そんな無定見な対応は許されない。昨年末の二の舞いになる。
民主党は衆参両院で400議席超を有する。それが、わずか10議席余の社民党に振り回され、国の安全保障にかかわる問題が決められないようでは、国益に反する。鳩山首相の決断力と指導力が厳しく問われよう。(同)