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ジャーナリズム腐敗の源泉「記者クラブ制度」の消滅を強く望む

ネタもないので、とりとめのない独り言を綴る。

大新聞の政治記者が与党政治家と近しくなり、政治家が雑誌などに論文を発表するとき、その代筆をかって出ることがあるときく。
ナベツネもそうしてきたし、近年は、麻生太郎のゴーストライター、朝日の曽我豪編集委員の例もある。
こういう心理とは、いったい、どういうものだろう。

権力というものは人を変える。
一介の新聞記者が、取材のために国会や官邸の記者クラブに常駐しているうちに、政治家と親しくなり、権力に限りなく近づいていく。
政治家に助言を与え、オフレコ発言を記事にしないことで恩を売り、次第に馴れ合う関係になり、仲間意識さえ芽生えてくる。
「こいつは俺が面倒を見てやったから偉くなった」「こいつは俺が育てたようなもんだ」
なかには、そういう不遜な目で政治家を眺め、自らの権力欲を満たしている者も、いるかもしれない。

「癒着」とは、本来、異質であるべきもの同士が一体化している状態をいう。
ジャーナリズムは権力を監視することをこそ、旨とすべきものであるのに、残念ながら、わが国の大新聞の政治記者はその本分を忘れ、権力者と癒着してきた。
たまに、権力者のひとりが弾劾されることがあっても、もう、その時点でその権力者は権力者でなくなっており、彼らと「真の権力」の共通の敵となっているのだ。
このような腐った構造は、マスコミの横断的な一体化、「記者クラブ制度」にその原因があることは、言うまでもない。

ここ数ヶ月の大新聞などの「政権叩き」を見ていると、今の民主党政権に「権力」など存在しないということを、つくづくと感じる。
マスコミの支援なしに「権力」が機能しない、驚くべきことだが、わが国の政体は、そのようになり果ててしまっている。

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今日は、以下のサイトを見ていただきたい。

『永田町時評』NewsSUN

いわゆる「陸山会事件」を引き合いにして、国会内各記者クラブの「活気」を伝えている。
これには、「検察のリーク」や、それに伴う誤報の頻発など、記者クラブ制度の内包する根源的な問題性の考慮など微塵もない。
「陸山会事件」を「ロッキード」「リクルート」などの疑獄事件と同じ次元で表層的に捉え、記者の取材活動を記事の中心にすえている。
ただ、最後のくだりには失笑を禁じえない。

▼政治家には厳しい姿勢▼
 クラブを衆院本館ではなく、唯一別館につくったのも、そんな事情からだろう。政治家に対しては厳しい姿勢で臨み、その代り、政治家との付き合いも断り、盆暮れの贈答は、衆参議長と国会図書館長に限った。初めは各社の登録が常駐の一人か二人だったので、会費も少なくクラブ財政は貧乏していたが、ロッキード事件を契機に各社が登録を増やしたので、今では最も豊かなクラブという話を聞いている。久しく覗いていないが、今日もざわめいていることだろう。


官房機密費の流用疑惑を知らされた身には、この言葉の白々しさに、一層の怒りが湧いてくる。
「論文の代筆」「オフレコ記者懇談会」「新聞社幹部と政治家との会食」・・・「政治家と記者の付き合い」の例は、枚挙にいとまがないではないか。

オフレコ記者懇談会

狭義の記者懇談会は、総理大臣官邸などで行われる。内閣官房長官の記者懇談会は定例記者会見の後、毎日行われる。首相と記者が一緒に食事したり、大臣とカラオケをしながら懇談をする事もある。記者クラブの番記者だけが参加出来る、閉鎖的な会合である。
懇談の内容は、オフレコとして氏名を隠して報道する約束になっている。内閣官房長官は政府首脳。自由民主党幹事長は自民党首脳として報道する暗黙のルールがある。
オフレコ記者懇談会の目的は、背景事情の説明(バックグラウンド・ブリーフィング)が考えられる。記者懇談会は「建前論に流れがちな記者会見から一歩も二歩も踏み込み、政局の真相の一端に迫るため長年かけて編み出した取材の知恵」という意見がある。
しかし政争の具に使われる事も多い。政治家が自分の名前を隠して政敵を攻撃する、機密情報をリークして報道を操る、記者が政治家の発言を問題発言とみなして報道し、発言者を失脚させる、など完全オフレコではない事を奇貨として、実質的にオフレコを破って騒動を起こす事が繰り返されている。日本の政治報道の悪習とみなされており、癒着・談合である。オフレコの必要性がない、権力者が匿名で守られる必要はない、公人は実名で説明責任を果たすべき旨の意見もある。


なにが「長年かけて編み出した取材の知恵」だ。
笑わせないでもらいたい。
「知恵」の前に「サル」という単語を付け加えたらどうだ。
社説とかコラムでときどき見かける新聞人のこういう独善的な物言いには、嫌悪のあまり、吐き気さえ覚えてくる。

政治権力と癒着し、その代弁につとめる大新聞など、われわれ国民には百害あって一利もない。
民主党政権には、即刻、この悪しき記者クラブ制度を廃止させることを強く望む。

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未分類 | コメント(4) | 20100521051752 | 編集
301|-|20100521230256

このコメントは管理人のみ閲覧できます
303|あきおっち|20100522100014

戦中の大本営発表から何も進歩せずにここまできたのが、
ホントの所かもしれませんね日本って。
304|隠居老人|20100522121026

古い話で恐縮だが、田中角栄著『日本列島改造論』を書いた
ゴーストライターを知っている。某新聞社のX氏だ。

X氏に聞いた話では、角栄が偉いところは掲載された図表の
数字などを全部を暗記してしまったことだという。

私はX氏から頼まれて、1冊無理に予約させられてしまった。
が、出版して1週間後に田中角栄が首相になった。
アメリカ大使館や宗教団体から数百冊単位で注文がきて、
私が実際にこの本を手にしたのは、随分のちのことになった。
306|土佐犬子|20100522150614

こんにちは 初めてコメントさせていただきます。「メディアとカネ」の問題は「政治とカネ」よりもっと根深いような気がします。
参院選で民主党を大敗させ、今の連立の枠組みをつぶそうという意図がありありです。
ところで、たかじんさんの番組でウルトラダラー氏が「官房機密費が入っている金庫を見た」と言った時、そのエピソードをいぶかしく思ったのと同時に、自民党政治家と公共放送記者のズブズブの関係を見たような気がしました。
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