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権力の犯罪は許したらアカン!

日曜日の昼下がり、ふたつの注目すべき番組が同じ時間帯で放映された。
ひとつは、「たかじんのそこまで言って委員会」。
これに上杉隆氏が出演して、例の「官房機密費供与疑惑」に触れた発言をするというので、録画予約した。
三宅氏がなんと言うのか、おおいに興味があった。
それは、この映像で確認してもらうとして・・。




面白かったのは司会の辛坊が必死だったこと。
ネットで自分の名があがっていたからだろう、「名前がわかっているんなら、公表しろ」と上杉氏に迫る。
上杉氏、ラジオでたしか「リストを持っている」と言ってたから、全部、言えばよかったのに(笑)
ま、それをやると、ジャーナリスト生活に終止符は必至だろうから・・。
話は「官房機密費の是非」に移っていった。
これほどの大問題が大問題でないかのような、麻痺した空気が、やりきれない。
政治バラエティ番組はこれだから・・・。
もっと、真面目にやれってんだ。

もうひとつはテレ朝系の「ザ・スクープ」。
例の大阪高検元公安部長・三井環氏が、検察の裏金問題をテレビ番組に告発しようとしたその朝に、ほんの微罪で逮捕された事件を扱っていた。
そのテレビ番組とは、鳥越俊太郎氏がアンカーの、この番組に他ならず、8年前に実現できなかったインタビューを、あらためてやろうという企画だった。
こうやって映像で見てみると、三井氏が告発された事件は、検察の、検察による、検察のためのデッチげ事件であることがよくわかる。
そして、三井氏が暴露しようとした検察の「裏金づくり」は、国民の税金を「私(わたくし)」する、明らかな犯罪行為に他ならない。
公金横領、有印私文書偽造、詐欺、そういう明瞭な犯罪を起訴する権限を持つのもまた検事しかいないということにやりきれない思いが募る。

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この事件はまた、異例ずくめであることも、よくわかった。
わずかな微罪、形式犯であるにもかかわらず、財政・経済事件や贈収賄事件しか扱わない地検の特捜部が動いたこと。
まだ、裁判もはじまっていない段階で、懲戒免職という処分がくだされる、人事権の濫用。
初犯で微罪であるのに、執行猶予なしの実刑判決がくだされたこと。
下獄した後、98%は受理されるという仮釈放請求が却下され、刑期いっぱい、拘禁されたこと。

逮捕直後、当時の法務大臣、森山真弓氏は、「前代未聞の犯罪であり検察官の名誉をはなはだしく汚した」と記者会見。
また、裏金問題を完全否定した。
原田検事総長も「想像を絶する容疑」だとして国民に「陳謝」した。
そして、ここでも行われた、「リーク報道」。
検察当局は小出しに出す「供述内容」を各メディアが競って報道。
「希代の悪検事」「財テク検事」のレッテルを貼った。

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知れば、知るほど、腹の底から怒りが湧いてくる。
この事件においては、真に犯罪を犯したものが指弾されず、それどころか、その犯罪者どもが、告発者を「逆告発」し、口を封じ、「悪」のレッテルを貼ったのだ。
これほど正義と悪が「顛倒」した事象があるだろうか。
三井氏は公判の場において、検事席を指差し、こう言ったという。
「どちらが正義か? 犯罪者なのか? ここに座るべきは検察首脳でなければならない!」



大阪高裁判決も実刑、最高裁は上告棄却で、三井氏の刑は確定された。
しかし、高裁判決では、裏金問題にかんして、下記の見解が示されたという。

被告の直接体験の限度で不正流用の事実があったと言わざるを得ない。現職の幹部検察官が。テレビ報道などで不正流用の事実を生々しく語るということになれば、検察庁の威信を失墜させかねないと憂慮していたであろうことは容易に推認される。


「大阪高裁が「裏金」と認定した事実は重い。しかし、検察庁、法務省は黙殺した。外務省やその他官庁が裏金が発覚したら、金を返し、謝罪をしている。しかし、検察庁は、この件にかんして、誰も金を返さず、謝罪すらしていない」
鳥越氏はこの許されざる権力犯罪を、そう結んだ。

僕は、幼いときから、テレビや漫画のヒーローものに影響され、「勧善懲悪」が血肉化したような人間になった。
毎年、元旦には「今年こそ悪が滅び、正義が勝ちますように」と東の空に祈っている(笑)
いろいろ御託を並べる向きもあるが、なにが正義で何が悪か、実はすごく単純なものではないかと思う。
「弱きを助け、強きをくじく」そういう思いで、曲がったことがまかり通っているこの世を、微力ながら、糾していきたいと思う。

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未分類 | コメント(1) | 20100517041005 | 編集
292|-|20100517225811

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