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外部の誰も知り得ないはずの石川氏の供述内容を報じる読売と検察の腐れ縁

検察審査会の議決を受けて、東京地検特捜部が、再度、小沢幹事長に任意の事情聴取を要請したのが昨日。
小沢氏側も今日、それを受諾して、日程の調整に入ったということだ。
聴取すると言っても、そこから何か新証拠が出てくるとか、そういうことは、まず考えられない。
「メンツを保つためにも起訴を強行するのではないか」という話もあったが、勝算のまったく乏しい挙にあえて特捜が出るだろうか。
これは、アリバイ的に行われる「儀式」のようなものだと僕は思うのだが。

また、略式命令-罰金納付で小沢氏側も手を打つのではないか、という憶測もきいた。
たしかにこの事件は、疑獄とかいう大層なものではなく、交通違反のような、ほんの微罪を争うものに過ぎない。
こういうことにいつまでもかかずりあっているのも、小沢氏にとって決して得策ではない。
そういう政治的、現実的判断を、小沢氏がするかもしれないということは、ありそうな話だ。

しかし、僕が郷原信郎さんや、松田光世さんの書いてきたものを読む限り、これは、秘書3人も含めて、無罪となる可能性がきわめて高いと思う。
小沢氏が「罪」を認めたら、秘書たちの裁判に影響するだろう。
国会議員である石川知裕氏が有罪となれば、「議員辞職」だのなんだの、野党が騒ぎ出すのは目に見えている。
それは、絶対に阻止して欲しい。小沢氏は妥協をするべきではない。

そして政治倫理審査会に出席することを承諾したようだが、是非、公開でやるべきだ。
非公開で行えば、マスコミがなんと言うか、今すぐに想像できてしまう。
何の疚しいこともないのだから、堂々とやってほしい。

ところで、また読売の検察リーク報道が再開したようである。

登記翌年の提案に、小沢氏「そうしてくれ」

小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、同会が2004年、土地購入などに充てた4億円を同年分の政治資金収支報告書に記載しない方針について、小沢氏に報告し、了承を得たとする同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(36)(起訴)の供述の詳しい内容が、読売新聞の取材で分かった。
供述では、石川被告が、問題の土地購入が表面化しないよう、土地登記を翌年にずらすことなどを提案し、小沢氏は「そうしてくれ」と了承したとしている。
東京地検特捜部は、同法違反について小沢氏を不起訴(嫌疑不十分)としたが、東京第5検察審査会は4月27日、「起訴相当」と議決した。同審査会は、こうした石川被告の具体的な供述が、小沢氏の関与を示す直接的な証拠にあたると認定したとみられる。
石川被告の起訴状などによると、同会は04年10月29日、小沢氏からの借入金4億円を使って東京都世田谷区深沢の土地を約3億4000万円で購入しながら、4億円の収入を同会の同年分収支報告書に記載せず、代金の支出なども05年分に記入していたとされる。
石川被告の供述によると、石川被告は当時、小沢氏が用意した4億円が簿外資金で、表に出せない金ではないかと推測。04年分の収支報告書に土地購入を記載すると、05年9月頃に公表されるため、翌06年9月頃に予定されていた次期同党代表選に向けた党員やサポーターの獲得に支障が出ることを懸念したという。
そこで、石川被告は土地購入に先立って、小沢氏に対し、「このままだと、土地の購入のことや、先生が用意した4億円が表に出て、騒がれる恐れがあります」と助言。4億円の借り入れが表に出ないようにするため、土地の所有権移転登記を05年1月にずらすことを提案すると、小沢氏は「そうか。そうしてくれ」と了承したという。
また、石川被告は、小沢氏からの借入金で土地を購入したことを隠すため、10月29日に土地代金を支払った後、定期預金を担保に新たに小沢氏名義で4億円の融資を受けることにした。石川被告は事前にその必要性を説明し、了解を得る必要があると考え、小沢氏に報告すると、小沢氏は「おう、わかった」と答え、融資申込書への署名を引き受けたと供述していた。

(2010年5月13日03時02分 読売新聞)


うんざりするが、あえて疑問を呈さざるを得ない。
石川氏が小沢氏に、土地購入費4億円を政治資金収支報告書に記載しないことをもとめ、了承されたとする供述の内容は、僕の記憶によれば、以前も読売によって報道されていたように思うので、検索してみた。
すると、出てきた、出てきた。

小沢氏が4億円不記載了承…石川議員が供述 

小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、逮捕された石川知裕衆院議員(36)(民主)が東京地検特捜部の調べに、土地購入前の2004年10月下旬頃、土地代金に充てる現金4億円を同会の同年分の政治資金収支報告書に記載しない方針を小沢氏に報告し、了承を得ていたと供述していることが、関係者の話で分かった。
特捜部は、収支報告書の虚偽記入容疑について、小沢氏が石川容疑者らと事前に共謀していた疑いがあるとみて、小沢氏自身の刑事責任追及を視野に捜査している。
同会は04年10月29日、東京都世田谷区深沢の土地を購入。同会の事務担当者だった石川容疑者は、土地代金など計約3億5200万円の支払いに充てるために小沢氏から受け取り、同会の銀行口座に入金した現金4億円の収入と、土地代金などの支出を同年分の収支報告書に記載せず、その報告書を05年3月に提出した疑いが持たれている。
関係者によると、石川容疑者は任意の事情聴取などでは小沢氏の関与を否定していたが、逮捕後の調べで、土地購入前の04年10月下旬頃、小沢氏が用意した現金4億円を同年分の同会の収支報告書に記載しないことや、土地取得の登記を翌05年にずらすことを小沢氏に報告し、了承を得ていたなどと供述したという。
石川容疑者は04年10月に購入した土地について、不動産登記簿に「05年1月7日売買」と登記。登記をずらすことで、土地を05年に購入したことにし、仲介手数料と土地代金計約3億5200万円の支出の記載を同会の05年分の収支報告書に回していた。石川容疑者の供述通りなら、小沢氏は04年分の収支報告書に記載しなければならない収入と支出を意図的に記載しない方針を、認識し、了承していたことになる。
石川容疑者は、自身が虚偽の記入をしたことを認めており、動機については「小沢先生が大きいお金を持っていることが分かると良くないので表に出さなかった」などと説明している。
特捜部は小沢氏が用意した4億円の原資の解明を続けている。中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)の元幹部らが04年10月中旬、石川容疑者に現金5000万円を渡したとの供述もあり、ゼネコンからの資金が原資の一部になっている可能性もあると見ている。
小沢氏は石川容疑者の逮捕後、今回の事件について「形式的なミス。強制捜査は納得できない」と述べていた。任意の事情聴取に応じる意向を特捜部に伝えているが、「自らの信念を通し、闘っていく」などと検察側との対決姿勢を崩していない。

(2010年1月20日15時38分 読売新聞)


5月13日の記事が、いかにも取材で得た「新事実」であるかのような書き方をしているが、1月20日の記事と見比べていただきたい。
表現が多少、違うだけで、その内容はほぼ同じものではないか。
違うのは、

石川被告は土地購入に先立って、小沢氏に対し、「このままだと、土地の購入のことや、先生が用意した4億円が表に出て、騒がれる恐れがあります」と助言。4億円の借り入れが表に出ないようにするため、土地の所有権移転登記を05年1月にずらすことを提案すると、小沢氏は「そうか。そうしてくれ」と了承した


という、具体的な会話の部分だけである。
いかにもいかがわしい読売のこの行動に対して、以下の疑念を抱かずにはおれない。

もしかして、4ヶ月前の記事を使いまわしたんじゃないの?

それに、どこからかきいてきた上記の会話の部分をくっつけて、「新しい記事」としたんじゃないの?

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1月20日の記事にかんしては、ご存知のとおり、「世紀の誤報」として話題になった。
石川氏は接見した安田弁護士に対し、「そんなことは言ってない」と明確に否定した。
その詳しい経過、内容については、この阿修羅掲示板の記事を読んでいただきたいが、ここでまた、うんざりするが、ひとつの問いを発しなければならない。

そんな会話の内容、誰から訊いたんだよ?

供述調書を読んだというのか?
だとすると、供述調書が外部に洩れたという、まことに由々しき事態だ。
提供したのなら、それは検察以外にあり得ない。
いまだにリーク関係が読売と検察の間に存在することに、新たな怒りを禁じえない。

また、検察官のほかに供述調書を閲覧することのできたのは誰だろうか?
そう、検察審査会の11人である。
まさか、そこから供述内容が洩れたとは思いたくない。
しかし、最近、官房機密費問題のように、どんなことが暴露されても不思議ではないような感じの世情である。
そこに疑惑が向かうような、そんな掟破りな報道をしているという自覚が、読売にあるのだろうか?

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