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秦映児です

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風邪気味なので失礼。

どうも、風邪気味で熱っぽい・・。
書きたいことは多々あれど、気分が悪くて、頭がはたらきません・・。
今日、明日は、過去に書いた文章のコピペでお許しを願いたいと思います。



たそがれの東京タワー

恥ずかしながら僕は、とっても惚れっぽいです。
ただし、その対象はリアルな現実よりも、たとえば小説とか、銀幕の中に存在することが多いようです。
これが嵩じていって、「ヲタク」という類型に限りなく近づいてしまうのでしょうが、幸い、アニメなどに登場する美少女キャラには興味が湧きません(笑)

今日、CS放送でやっていた「たそがれの東京タワー」という映画を観まして、主演の女優さんに、いっぺんに惹かれていまいました。
調べれば、なんとこの映画、1959年公開・・・。
「続・三丁目の夕日」の時代設定が、ちょうどこの昭和34年にあたるので、昭和レトロ大好きな僕は、目を皿のようにしてこの映画を観た次第です。
昭和30年代の町並み、走る車、そして女優さんのファッション・・。
いちいち胸にグサっとくるのはいいとしても、そういうこととは関係なく、僕はこの映画の主人公を演じた仁木多鶴子という女優さんの、あまりに綺麗な笑顔の虜になってしまったのです。
映画の設定では18歳・・。
実際は20歳くらいだとしても、僕よりは17歳上・・。
今、ご存命だとしたら、67歳くらいでしょうか・・。

調べたら野球選手と結婚して、それをきっかけに女優は引退したのだとか・・・。
ああ・・・48年もの間、この愛くるしいひとはどういう人生を送ってきたのだろうか・・。
幼児だった僕が、中年の男になってしまったこの年月を・・・。

さっそくこの映画、レコーダーに録画してあったので、DVDに焼き、僕の永久保存版のひとつとしたのでした♪

(その後、仁木さんは1983年、44歳で亡くなっていたことを知りました・・。ああ、まさに美人薄命・・。)

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田舎の出来事

今日、北九州からマッサージ機を豊前市まで運んだんだけど、配送先はすごい田舎と聞いていた。
そこは、僕の奥様の実家の近くで、したがって、どのくらい田舎なのか、ある程度は知っていた。
着いたら、助手のT君が「言うほど田舎じゃないじゃないすか」と言う。
「そう?」
そう答えたとき・・。
ピーっとなにやら泣き声がしたので、「なんだろう?」と声のほうへ行ってみると・・。
家と家の間の隙間になんと、立派な角を生やした鹿が倒れて、獰猛そうな犬が二匹、唸りながら首筋に噛み付いている。
呆気にとられて、その光景を見ていると、鉄砲を構えたおじさんが走ってやってきた。
それでやっと、おじさんが猟師で、犬が猟犬だということがわかった。
鹿は虫の息だが、ときどき、鋭い鳴き声をあげる。
「どうしようかのう。ここで鉄砲は撃たれんしのう・・」
おじさんはそう呟き、足元にあった大きな石を拾い上げた。
そして、鹿に近づく。
おじさんが無表情で石を振り上げたとき、僕とT君は顔を背けた。
鈍い音がして、鹿の断末魔の鳴き声が、ひときわ高く、あたりにこだました。
この殺戮を目の当たりにして、T君は呟いた。
「正真正銘の田舎っすね、ここ・・」

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識字学級

高校生の頃、「部落解放研究会」で活動していました。
被差別部落の子弟だからではなく、純粋に「差別撤廃」を志して参加しました。

格調高い水平社宣言の文章に感動し、元委員長で解放の父とされた松本治一郎氏の事績を尊敬し、部落差別によって犯人とされた冤罪事件(狭山事件)について、無罪釈放をかちとる運動に参加しました。

教育を受ける機会のなかった被差別部落のおばちゃんたちに、あいうえおからの字を教えさせていただく「識字学級」に参加したときのことは忘れません。
今の日本に字の書けない、読めない人がいたことを信じられるでしょうか?
おばちゃんたちは昼間の土建仕事を終えて、疲れた身体をおして、学級に参加していました。
教えられたことは、僕の方が数倍、多かったと思います。

実は僕のおふくろも、字が書けませんでした。
おふくろにとって、それが最大のコンプレックスだったようです。
筑豊の炭住で育ち、極貧の生活のなかで、親は子供の教育などに無関心だったそうです。
なんとか住所と名前は書けるように、おふくろに教えた思い出・・。

「夕日」という漢字を覚え、「美しい」という漢字を覚えると、西の空に沈む夕日が本当に「美しい」と思った。
ある被差別部落の婦人の言葉に、感動しました。
字を書くことが少なくなっている現代、感性が鈍磨してしまった人間が社会に溢れないことを、ただ祈るのみです。

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未分類 | コメント(3) | 20100508025032 | 編集
261|-|20100508093008

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263|-|20100508144309

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264|せんきち|20100508192310

こちらでははじめまして(ツイッターでフォローさせていただいております)。
仁木さん、現在フィルムセンターで開催中の「映画の中の日本文学」でも上映された『猫は知っていた』でも主役を務めていらっしゃいます。映画自体はちょっと?ですが、ファンの方は必見の映画だと思います。
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