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国を滅ぼす「特高検察」

確認書作成の経緯、本当に知らない~小沢氏
確認書云々の件について、なんのために会見直前に作成されたのか、それはわからない。検察は自己防衛を図るための、陸山会側による意図的な工作を疑っているのだろうが、それは、あくまで今の段階では「疑惑」に過ぎず、今の時点でどうのこうの推測したところで、それだけで終わってしまう不毛な結果にしかならない。

事実を伝達するのが報道の基本なのであって、語尾に「?」をつけなければならない記事は、報道とは言わず、「推測」や、あるいは「憶測」と呼ぶべきだろう。
「・・・と、見られる」という言い方で終わるような記事は「憶測記事」に過ぎず、事実を知る権利を持つ我々にとっては、誤った先入観を植え付けられるという意味で、有害無益以外の何ものでもない。
その辺をうろついているオッサンが、酒に酔ってどのような「推測」をわめこうが自由だが(多少、迷惑か・・笑)「天下の公器」をもって自認するマスメディアが「推測」「憶測」を書きたてるのは、いかがなものかと思う。

前置きが長くなったが、それはそれとして、この「憶測記事」は、今までにない重要な特徴を示している。
それは、1月23日に行われた特捜による小沢幹事長への聴取内容が、初めて外部にリークされたことを物語っているという点についてである。
今までは、逮捕された3名の陸山会関係者の供述内容が、執拗にリークされ続けてきたわけだが、ついに小沢氏本人の聴取内容までもがリークされ始めたのだ。

この件に限らず、聴取内容というのは、つねに極秘であるべきだろう。
公務員の守秘義務に違反することは言うまでもなく、検察側からしても、被疑者の供述内容が外部に洩れると、捜査に重大な影響を与える可能性の高いことは言うまでもないだろう。
なぜ、そういうリスクを抱えてまで、検察はマスコミにリークするのか?
被疑者側を揺さぶって、動揺を与えようとしているということもあるのかもしれないが、僕が考えるに、検察の最終目的が、小沢氏の立件にあるのではないからだと思う。
当時、職務権限のない小沢氏を、「ゼネコンから裏金を受け取った」として、収賄罪では起訴できない。「あっせん利得罪」の可能性はあるが、小沢氏がゼネコンのために口利きをした職務権限者の存在は、今のところ、見えてこない。(特捜が掴んでいて、隠し玉として秘匿しているという、わずかな可能性はあると思うが)
それが出来ないとなると、4億円の収入を政治資金収支報告書に少なく記載したという、政治資金規正法違反の共犯として起訴するという道しか残っていない。
しかし、これが、こんなに大騒ぎをしなければならない罪なのだろうか?

(以下、引用)
「実際の(石川議員の)逮捕容疑は、彼が小沢氏の秘書時代に行った陸山会の会計処理で、収支の総額で4億円不足していたということだけ。(中略)(政治資金規正法が)何のための法律家といえば、政治家や政党の政治活動が、どういう個人や団体、企業からの献金によって賄われているか、どんな政治活動に使われているのかを国民の側に明らかにし、それによって特定の企業や団体などに偏った政治活動をしていないかどうかを国民が監視するためです。その観点からいくと、今回のようにトータルの収支総額が違ったというのは、たいした意味を持ちません。政治団体は政治家にとって、自分の財布も同然ですから、その財布にお金がなくなれば、その分を別の手持ち資金から立て替えることもあります。立替えもその返済も、形式上は政治資金の収入・支出に当たります。でも、それは財布にお金を出したり入れたりしただけで、政治資金規正法の目的からすると大きな問題ではありません。」(週刊朝日 2月5日号 郷原信郎氏)


ようするに、たとえば僕は、仕事の経費と、私的な出費は、一応、区別している。
ときどき、(ていうか、しょっちゅう・・笑)経費としてプールしている金が足りなくなり、仕方ないので、生活費からそれを捻出する。
しかし、次の仕事上の収入があったときに、今度はその分を生活費に戻す。零細業者なので、そんなことは普通にやっている。(自慢できる話ではないが)
そういうややこしい金の出入りを詳しく書かず、立替分はなかったものとして、トータルで帳簿に記載することは、よくある。
政治資金規正法では、それもいけませんよ、ということらしいが、そんな程度の罪で、国会会期前の重要な時期に、議員が逮捕されたということなのだ。
なので、いかにその「何でもない罪」に「悪質性」を付与するかということで、検察とマスコミが持ち出してきたのが、「ゼネコン裏金疑惑」というわけである。

(以下、引用)
今回、特捜部は「検察イリュージョン」とでも呼ぶべき幻影をつくり上げて、いかにも重大な違反であるかのように世論誘導しています。たとえば、4億円もの現金を紙袋で運ばせたとか、不動産の売買代金を支払った直後に定期預金を担保に金融機関から借り入れをしたとか、カネの出し入れの経緯を複雑怪奇に見せることで、小沢氏側がいかにも隠蔽しようとしているかのように見せかけている」(週刊朝日 2月5日号 魚住昭氏)


何がなんでも小沢氏を政界から追放して、民主党政権の自壊を促したい旧勢力の執念は凄まじいというほかはない。
「真実を求める会」の実体として、朝鮮学校や朝鮮人集落にデモをかけ、聴くに耐えないヘイトスピーチを吐き散らかしている極悪犯罪差別主義者集団・在特会と行動を一にすることもあったというある極右集団がほの浮かんできているのだが、こういう連中と示し合わせたかのような動きをとった地検特捜部には、不気味な危惧を覚えずにはいられない。
今度のようなやり口を成功させてしまえば、検察と極右集団の胸ひとつで、「目障りな政治家」を狙い撃ちし、破滅させるということが容易になるのだ。
そういうことになれば、民主主義は死んでしまう。検察はまさに「特高検察」となって、国民の前に立ちはだかる。そういう可能性は、ゼロではないのだ。

(以下、引用)
「(議会制民主主義が否定されれば)もう選挙なんてまどろっこしいことはせず、テロとかクーデターに走る連中も出てきますよ」
「(小沢氏は)検察と相討ちになるくらいの覚悟でやらないと、日本の政党政治がダメになってしまいます。小沢氏が日本に真の議会制民主主義を根付かせるために働いてきたというのなら、多少向こう傷を負ってでも、その気持ちに殉じてほしい」(週刊朝日 2月5日号 魚住昭氏)


しかし、小沢氏にはまだ、殉じてもらうわけにはいかない。
いまだ、革命は途上にあるのだ。
反革命を駆逐して初めて、「国民の生活が第一」な社会が実現するのだから。

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未分類 | コメント(4) | 20100127194225 | 編集
3|ロヒくん|20100127212907

小沢幹事長の自宅に26日、銃弾が届きました。すでに議員会館の事務所や党本部にも来ており、遊説先の駅では突っかかって来た男がいたし、街宣車も出ています。これらは政府与党を脅迫して政治を捻じ曲げようとする動きで、民主主義に挑戦する不気味な現象と見なければなりません。
そういう個人やグループのハネ上がりが、すべてマスコミのせいだとは言いませんが、小沢氏への過剰な疑惑報道が関係しているのは明らかです。推測や憶測がニュースの顔をして洪水となっています。「小沢容疑者」と間違えて書いたり、石川議員が建設会社と会った日の手帳にホテル名が書いてあると騒いだが、翌年の手帳の話だったなど、報道は異様な過熱状態です。
そして、多くの人が指摘するように、記事を読んでも事実がわかりません。これは大変だという大見出しの記事があり、内容が理解できないとき、人に強いストレスがかかります。そこで内容不明は疑惑の深化に転じます。意味を理解できないこと、それが疑念を増すのです。いま起きているのは、そのことだと考えます。NYタイムズの言う「ダメージを与える作り話」が、民主主義の危機の源なのです。
マスコミが不要な憶測を減らさないままだと、社会が崩れます。あれも怪しい、これも怪しいは要りません。仮に起訴になるなら、起訴事実を伝えるだけで十分なのです。それにつながらない報道は、すべて報道のゴミであり、そのゴミの悪影響が問題なのです。
捜査段階では当局も激しくブレるので、西洋には報道を控える暗黙のルールがあります。日本のマスコミにその節度を求めるのは無理なのでしょうか。民主主義を寒からしめる事態を防ぐために、マスコミの責任が問われます。
4|caccyo313|20100127223628

はじめまして(^^)鋭い論説非常に勉強になります。

23日の小沢氏事情聴取ですっきり説明責任も果して、さあ今週は反転攻勢に出られるか!!?と、大いに期待していたのですが…検察を甘く見ていました(~_~;)
物証は何もなく、事実関係も小沢氏本人から聞いて普通の感覚からすれば、引き下がらざるをえないものだと考えたんですが…三十年以上前のロッキード事件と同じく「これと決めたら狙った獲物は必ず落す!証拠がなければ作ればいいんだよ!!」と、うそぶくO鶴の声が聞こえてきそうです!!?

捏造される『石川議員の偽自白調書』

小沢氏の逮捕するために、これが一番恐ろしい証拠になりそうな気がします!
拷問のような昼夜も問わぬ長時間の事情聴取!!
いくら真実を話しても、何ら聞いてもらえず、やっていない罪を認めない限り、ここから逃れられないとの絶望感!正常な神経はズタズタにされる極限状態!の中で、「楽になりたかったら、ここに署名捺印すればいいんだ!」との悪魔の囁き!!!
体験者鈴木宗男議員が語る検察の取り調べの話は迫力満点で恐怖を感じました。
きっと、そのままのことが石川氏に対しても行われているに違いありません!!?

想像を絶する極限状態の中で、もしも石川氏の心が折れてしまったら…
師と仰ぐ田中角栄首相が辿らされた道筋を、小沢氏も…(-_-#)!!?

そんな強い恐怖感に襲われ、石川議員を早期に取り戻さねば!と思いました。
北海道11区の118,655人の国政への信託を預かった石川議員の国会への出席を阻害することは、有権者の参政権を奪うものであり、検察による反民主主義的な暴挙である!家宅捜索は済んでいて証拠隠滅の恐れもなく、逃亡の恐れもありません。有権者の付託を受けて国会に出席することを阻む合理的な理由は存在し得ない!!もし、それでもなお解放できないとするならば、検察はその理由を国民に明らかにすべきである!!!我が国が民主主義を標榜するならば不当拘束は許されない!!

日本の明るい将来のためには、石川議員の即時解放が必須要件だと思います。
6|映児|20100129032914

>ロヒくんさま

戦前に右翼のテロが頻発して、社会不安が日本中を覆っていた時代がありましたね。
雪崩を打ってファシズムにひた走る前兆だったわけですが、二度とそういう負の歴史をくりかえしてはなりませんよね。

>マスコミが不要な憶測を減らさないままだと、社会が崩れます。あれも怪しい、これも怪しいは要りません。仮に起訴になるなら、起訴事実を伝えるだけで十分なのです。それにつながらない報道は、すべて報道のゴミであり

そのとおりですね。
ひとつには「情報の極端な商品化」という厄介な問題が横たわっていることがあります。
メディア各社も営利企業なわけですから、生き残りに必死・・。
番組や紙面にアナを開けるわけにいきませんから、「事件」はおいしい商品の材料になるわけです。
ひとつの事件をなるべく薄く、長く、引っ張りたい。
昨年夏の「のりピー」騒動ってほんとにウンザリしましたね。
7|映児|20100129033945

>caccyo313さま

お褒めにあずかり、恐縮いたします。

数々の冤罪を生んだ、日本の警察・検察です。
見込み捜査→別件逮捕→長時間の取調べ→自白の強要→取調官の作文による調書作成・・・。

この伝統的ともいえる「負のスタイル」は絶対、改められねばなりません。
そのために誕生した民主党政権であることは、革命政権の最大功労者の弟子が、まさにそういう攻撃を受けているところに、証明されていると思います。
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